書く習慣 Day28 | もしも1つだけ夢が叶うとしたら
「夢が叶う」と「願いが叶う」はどう違うんだろう…… なんて、書く前にそこが気になってしまった。
「夢」と「願い」の違いは、思うに「難易度」と「叶えるまでにかかる時間」のような気がする。
たとえば、「花粉症で鼻をかみすぎて皮がむけるので鼻セレブが欲しい」というのは願いで、「鼻セレブを超えるなめらかなティッシュを発明するぞ」というのは夢。
鼻セレブ願望は、いますぐコンビニに行けば叶えられるので、難易度も低いしかかる時間も短い。
鼻セレブ超えティッシュの開発のほうが明らかに難易度が高く、叶えるまでにいったいどれほどの時間がかかるのか想像できない。
あとは、願いより夢のほうが「儚さ」がある。どこかぼんやりとした…… まあ、夢なのだから当たり前か。何を言っているんだ私は。
さて、もしも目の前にとつぜんランプの魔人が現れて「一つだけ君の夢を叶えてあげよう!」なんて言われたら、何をお願いしよう。
パっと思い浮かんだのは、
「世界中のすべての言語が理解できるようになりたい」
でした。
難易度MAX!99.99%実現不可能!これぞ THE 夢!って感じですよね。
でも、もしこれが実現したら、と想像したらめちゃめちゃ興奮する。宝くじが当たるよりもうれしいかも。
だって、ラジオ、YouTube、ネットニュースから流れる世界中の情報がラグなしで理解できるんですよ……!めちゃめちゃ興奮する!
あとは、世界中の言語で書かれた本も!いま私のなかでブームのアジアのオカルト、怪談、妖怪、民俗学。それに関するあらゆる書籍を脳直で楽しめるってわけ。めちゃめちゃ興奮する!!
ここで大事な話をひとつ。
「理解できる」ということは、「読む」「書く」「喋る」「聞く」のすべてのスキルを習得しているという意味なので(こじつけ)、
つまり、世界中どこに行ってもコミュニケーションが取れる!
台湾でもニューヨークでもアイスランドでもベルギーでもネパールでもフィンランドでも、蚤の市や屋台、スーパー、カフェ、臆さずどこへでも行ける。
これに付随して、いっとき夢みた「翻訳家」という夢も叶えられるかもしれない。海外の書店を巡って出会った素敵な本を日本語に訳してみたい(なんて強欲なんだろう)
などなど、永遠に妄想は続く。
でも、実際に現地の土を踏むとそう簡単にはいかないよなあ、とも思うのです。大学時代の留学で痛いほど学んだ。
いくら英語力をつけたとしても、自分自身のなかに「教養」「好奇心」「疑問」という種がなければ、何も咲かない。
言語は言語。ツールでしかないのだ。
それでも、もしも1つだけ夢が叶うなら、世界中の言語が理解できるようになりたい。
語学を学ぶって苦しいけど、やっぱり楽しいから。楽しいけど苦しいんだったらやめるけど、苦しいけど楽しいんだったら続けたい。ね。
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