書く習慣 Day23 | 仕事や勉強で1番大切だと思うこと
「冬至さん、おめでとう!」
数日前、まだまだ冷え込みの厳しい寒空のもと鼻水をすすりながら出勤すると、とつぜん先輩に祝福された。
一瞬何のことかわからず「え?何ですか?」と聞き返すと、彼女はキョトンとして言った。
「あれ、もしかしてまだ見てない?試験の結果……」
実は数ヶ月前、私は仕事関係のとある“試験”を受けていたのだ。自社特有のものなのであまり詳しくは言えないけれど、年に一回行われるもので、なかなか難易度が高い。合格すると一目置かれる存在となり、ある種のステイタスにもなる。
去年「試しに受けてみなよ」と勧められ挑戦したが、散々な結果となってしまった。思いのほか悔しくて、来年こそは受かってやる!と半年前からコツコツと勉強&対策をしていた。そういえばさっき先輩は「おめでとう」って言ったよなあ。
ここでようやく気付いた。
「……え!まじですかあ?!」と思わず叫ぶと、先輩はにっこり笑って意気揚々と合格者一覧を見せてくれた。先輩の名前の下に、私の名前があった。
「よかった!本当によかった!ずっと頑張ってたもんねえ」と、私より先輩のほうがはしゃいでいてなんだかむず痒かった。そんな姿を見て少しずつ喜びがこみ上げ、二人で祝福のハグをした。
今回のできごとを振り返って改めて思うのは、疑問を持ち続けることの大切さ。
たとえば、一年前に試験を受けたときの私は、ただひたすら言葉や数字を丸暗記しようとして失敗した。
でも今年は「なぜここの数字は〇〇なの?」「AとBの関係性は?」「▲▲を使わなければいけない理由は?」と、答えの背景を問い続けた。
幸いなことに、試験対策で得た知識を即実践する環境が整っていたので、自分のなかで辻褄の合わないことや納得できないものは「じゃあ試しにやってみましょう」ができた。
それでも時々やってくる焦りや不安は無視できない。
そういうときは「自分にとって今回のチャレンジにはどういう意味がある?」と問い続けた。なぜ試験を受けようと思ったのか。受けた先に何があるのか。いわゆる「初心にかえる」というやつを定期的におこなった。
ここで「いや、何の意味もないわ」となったら辞めればいいだけの話。「ずっとやってみたいことがあるんだけど、そのためにはまずこの試験に受からなきゃいけないんだ。だから頑張るんだ!」とそのままGOだ。
私が仕事や勉強でいちばん大切だと思うことは、常に問い続けること。
もしくは、疑問を持ち続けることでしょうか。同じか。
少なくとも私は、何か理由がないと動けない節がある。事件が起こると原因が知りたくなってしまう性質だ。
仕事でも勉強でも、すべての原因や理由を明らかにするには問い続ける必要がある。疑問をもつことを諦めたらそこで何もかも終了だ。
ということで、来年もまた合格できるよう(この試験、なんと一度合格したらOKというわけではない……!)がんばります!GO GO!
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