見出し画像

マネージャーは、この2つの問いに対応できればいいのでは?

マネージャーは、何が出来ればいいのか?を考えた時、この2つの問いに対応できればいいのではないかと考えたため、書き留めておきます。

リーダーとマネージャーの違い

まず、マネージャーとリーダーは異なる、という前提で話しを進めて行きます。

リーダーとマネージャーは、それぞれ本来的に違う役割を担っています。

リーダーとは、組織の目標を達成するために、メンバーを先導する存在のことです。具体的には、前向きなビジョンを掲げてメンバーを鼓舞したり、メンバーを指導・育成してスキルアップを促したりする役割を持ちます。

一方のマネージャーは、組織のパフォーマンスを最大化させるために、人的・物的リソースを管理する存在のことです。例えば、人材の配置や予算、成果の評価方法といった組織の仕組みを構築・運用する役割を持ちます。

リーダーとマネージャーの違いとは?それぞれの定義と役割をわかりやすく解説!
https://www.pasonacareer.jp/jb200/article/221222/

リーダーは、メンバーの先導者として捉えられることが多く、マネージャーは、組織の管理者として捉えられることが多いです。
最近、それぞれのメンバーがリーダーシップを発揮する「シェアードリーダーシップ」という言葉を良く耳にしますが、リーダーシップは、管理職以外の方も発揮できるものです。

マネージャーが対応すべき2つの問いとは

マネージャーを管理者、いわゆる、部下を持つ管理職とした場合、対応すべき2つの問いは以下だと考えます。

  • 組織やチームで決まっているルールを守らないメンバーに対して、どのように対応しますか?

  • 個人の目標に対して未達成が続くメンバーに対して、どのように対応しますか?

この2つの問いに対応することが、マネージャーがメンバーに対してすべきことだと考えます。

ルールを守らないメンバーに対して

  • 遅刻が多く、時間にルーズなメンバー

  • 決められた書類の提出期限を守れないメンバー

  • 組織で決められた挨拶が出来ないメンバー

このような誰もが出来る組織で決められたルールを何度注意しても守らないメンバーに対して、「ルールを守ってください」と妥協なく言い続けることができるか、まず、これがマネージャーがメンバーに対してすべき対応の1つ目だと考えます。

チームとして仕事をする上で、最低限の基準を設定し、その基準から逸脱することを許さないこと、これがまずもって管理者としてメンバーに行うべき対応です。

目標未達成が続くメンバーに対して

例えば、

  • 営業部門において、売上目標未達成が続いているメンバー

  • 制作部門において、品質と納期が守れないことが続くメンバー

に対して、

「手前に小さなゴールを設定して、最終ゴールまでのステップを作ってあげること」

「何らかのガイドラインを設定して、最終ゴールまで迷いづらい道筋を作ってあげること」

この2つの対応を部下の力量や経験を踏まえて、適切に採れているかが、マネージャーとしてメンバーに求められる対応です。

メンバーのセルフマネージメント力を育てていくこと

マネージャーは、メンバー自身が自らの力で成長するためのセルフマネージメント力を養ってあげることが求められることです。

セルフマネージメント力とは、

  • 自分に課したルールを言い訳なく自分で守ることが出来ること

  • 自分で設定した大きな目標に対して、小さな目標に分解した上で、小さな目標を達成しながら、大きな目標に到達すること

の2つではないでしょうか。

マネージャーのメンバー育成という観点で、この2つを捉えた時、

  • 組織やチームで決まっているルールを守らないメンバーに対して、どのように対応しますか?

  • 個人の目標に対して未達成が続くメンバーに対して、どのように対応しますか?

この質問に対して、適切な対応を取ることができれば、時間はかかるかもしれませんが、メンバーのセルフマネージメント力を高めることに繋がります。

そして、最終的には、他者と協調して達成する大きな目標に対して、自身で規律をもって自走できる状況にメンバーを持っていくことがマネージャーの役割となるのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?