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意外と奥が深い、ケーブルルーティングの話◎2024年08月05日更新

広島県広島市にある『動く自転車屋』『自転車の便利屋』サイクルサービストグトのnoteをご覧いただきありがとうございます。

こんにちは、アシスタントJです。
猛暑が続く中、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
私は寒いよりは暑い方がいいので、夏バテも無く元気に過ごしております。
ノーリー店長は日中の炎天下での出張修理や点検等で少し弱っているようです。
それでも自転車に触れるとだいたい元気になります。
やっぱり店長は変態ですね。


■自転車関連のご注文・ご依頼等はメールか公式LINEでお気軽にどうぞ↓

当店は出張修理等が多いため、決まった店休日や営業時間という概念がありません。
他店様が営業していない時間帯でも予約制にてご依頼等を承ります。
また、当店にて自転車の販売(防犯登録含む)も行っておりますが、他店様にてお買い上げの自転車の組立や点検及び調整、修理やカスタマイズ、オーバーホール等のアフターケアも大歓迎です。

【トグトに注文・依頼するには?】

Eメールまたは公式LINEチャットにて承ります↓

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※あくまでも対面での販売がメインであり、掲載情報にタイムラグが生じる場合もあります。

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■ワイヤー交換にて

何となく自転車の調子が良くないと感じるユーザーさんが増えています。
愛車のコンディションにも意識が向くのは素晴らしいことです。

相談を受け、実車を見せていただくと、ワイヤー類が寿命を迎えている場合も多々あります。
1年以上ワイヤー交換をしていない車体は注意が必要です。

普段、特に愛車のメンテナンスをしていないというユーザーさんは、チェーンやリアギアの状態で、ある程度は車体のコンディションを掴みやすくなるかもしれません。

チェーンやリアギアが錆びてきたら、各消耗品の交換時が来ている可能性が高いので、まずはプロに点検依頼をしてみましょう。
もちろん、当店は点検だけでも大歓迎です。

さて、今回はワイヤー交換ついでに、ケーブルルーティングについて解説していきます。
なお、この記事で使っている写真は全て、当店にご依頼いただいたユーザーさんの車体で、掲載許可をいただいたものばかりです。

リアブレーキワイヤー(ケーブル)はトップチューブでインナーワイヤーが露出する設計でした。
車体を担ぐシーンがよくあるとのことだったので、当店が提唱する『ダミーアウター工法』で実用性を上げています。

ダミーアウター工法については↑の動画をご覧下さい。

問題はトップチューブからリアブレーキ本体までの区間です。
フルサイズ(700Cや26インチ)のクロスバイクのような通し方だと、ブレーキアウターケーブルが足に当たって邪魔になります。
リードパイプの角度を選び直しても、今度はリードパイプがフレーム(シートステー)に当たり、ベストとは言えません。
そこで、シートステーの外側ではなく、あえてシートステーの内側を通すことにしました。

アウターケーブルやリードパイプがフレームに当たらないよう、かつ、ブレーキレバーを握った時の抵抗ができるだけ小さくなるように、アウターケーブルの長さを決めていきます。

実用性を無視してセオリーに縛られながら組むか、セオリーに縛られず実用性と美しさを両立させながら組むか。
このあたりにも担当者(メカニック)のウデや価値観が表れるのかもしれません。

当店ではワイヤー交換ひとつとっても、ユーザーさん1人ひとりに合わせた方法で作業させていただきます。

★こちらも要チェック★

頂戴したサポート(投げ銭)は当店の設備拡充等に使わせていただきます。