【CINELLI】ジデコ・ララの仕様を解説！実際の使用例も■2023年08月07日更新
広島県広島市にある『動く』自転車屋【サイクルサービストグト】のnoteをご覧いただきありがとうございます。
まとまった休日があれば自転車旅に出かけたい『快適長持ち系自転車安全整備士』ノーリー(店長)です。
自転車旅には他の乗り物では味わえないような達成感もあります。
■汎用性が高いグラベルロードバイク
メーカー(ブランド)さんによっては『アドベンチャーバイク』等と呼ばれたりもしますが、そこに明確な定義はありません。
クルマのカテゴリーに例えるとSUVとも言える『グラベルロードバイク』は日常使いだけでなく、バイクパッキングを駆使した遠出等にも役立ちます。
そんなグラベルロードバイクの中でも独特の存在感を放つ1台がコチラ！
★ブランド★
【CINELLI】(チネリ)
★車種★
ZYDECO LALA(ジデコ・ララ)
★サイズ★
L(56cm)
★カラー★
ミスターブルースカイ
★主な仕様★
完成車(メインコンポに【SHIMANO】SORAを採用)
★価格★
￥275,000-(10%消費税込み)
※価格は2023年08月07日時点。
■各部の紹介
諸事情により今回は、車体は他店様にてお求めになり、オプションは当店にてお求めいただきました。
そして初期点検・調整等を当店にて承り、ついでに各部のご紹介もさせていただくことになりました。
フレームは【COLUMBUS】のZonalトリプルバテッド・アルミチューブでつくられています。
軽量かつ頑丈なので、軽度のダート走行やバイクパッキングでの長距離ライドにも最適です。
フロントフォークはフルカーボン製でコラムは1 1/8”、ボトムは1-1/4”規格を採用しています。
タイヤは700×35Cのセミブロックタイプを採用しています。
使用環境によってあとで好みのものに替えてもいいかもしれません。
ハンドルバーは特殊な形状なので、ベルはコンパクトなものを採用するといいかもしれません。
フロントライトは別売りなので、好みのものを選びましょう。
【TRELOCK】のカギを採用しましたが、余ったバンドが気になり…
結束バンドを使って上手くまとめてみました。
カギ(ブラケット含む)の取り付け位置も車体の使用用途を考えつつ、スペー津を有効活用したいものですね。
ペダルも別売りで、今回は純正のバーテープの色に合わせて【GRUNGE】のフラットモットペダルを採用しています。
初期状態のバーテープは入荷時点で巻き付けられていたのか、ユーザーさんとしては『ブラチラ』状態がご不満だったようです。
一度使われたバーテープでしたが、まだなんとか再利用できるレベルだったので当店で巻き直しました。
ケーブル類の一部はトップチューブやダウンチューブ、フロントフォークの中を通ります。
ケーブル類内通(内装)タイプは整備性の面では少々苦労するかもしれませんが、各種フレームバッグを取り付けたりするのにも便利です。
また、車体を担ぎやすい等のメリットもあります。
ブレーキは前後とも機械式ディスクブレーキです。
初期状態では【TEKTRO】のMD-C510(片押しタイプ)を採用しています。
メインコンポーネントは【SHIMANO】SORA(R3000シリーズ)です。
クランクセットは【FSA】のOMEGA MEGAEXOを採用し、フレームサイズによってクランク長が異なります。
フロントディレイラーも【SHIMANO】SORAを採用し、動きも良好です。
リアディレイラーもSORAで9速仕様となっています。
チェーンリング(フロントギア)の歯数構成は48-32Tです。
グラベルロードバイクでよくあるフロントシフトケーブルルーティングです。
車体のフロントトライアングルには2箇所のボトルケージ台座があります。
ダウンチューブには台座がありませんが、
トップチューブ上部に台座があります。
補給食のストレージ等を追加するのにいいでしょう。
フロントフォークにもフェンダー(ドロヨケ)用のダボ穴があり、
フレームにもフェンダー(ドロヨケ)用のダボ穴があります。
好みに合わせてカスタマイズしやすい仕様になっているのも嬉しいポイントですね。
さらに、リアラック(荷台)を装着するためのダボ穴も付いています。
キャンプツーリングに出かける時等に役立ちそうです。
サドルは【CINELLI】のSSM エラです。
トップキャップは【CINELLI】のオリジナル、ヘッドパーツのトップカバーは【COLUMBUS】のロゴ入りです。
細かい部分にも遊び心が表れているのも、【CINELLI】ファン(『チネリスト』とも言う)を唸らせているポイントです。
シートチューブに入っている白い部分は『ZYDECO』を表しています。
チェーンステーにもロゴが入っていますね。
ZYDECO LALAはこのカラーのみの展開です。
フレームのカラーが派手なので、パーツのカラーでもいろいろと遊びやすいかもしれません。
完成車状態のままでもじゅうぶんオシャレですが、消耗品の交換時に
「次はどの色にしようかな？」
なんて考えるのも楽しそうですね。
皆さんならパーツ構成(特に色)はどうしますか？
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