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ずっと納得いかなかった。あの孤独感。6歳でひたすら続く習い事の日々。

こんにちは。とーふです。
親子関係に何か痛みや疑問を感じている人に言いたい。
そして、過去に戻れるなら、誰よりもあの時の自分自身に言いたい。
「今の苦しみはあなたのせいじゃない、あなたは悪くない」
そんな思いで過去と向きあうことを自分に許すことにしました。

とーふ。2021年現在45歳、女性です。
元々の家族は、父、母、自分、弟という4人構成。
既婚、子供はいません。

私の母はとても自分の経歴に自信を持っていました。
地方の国立大学の教育学部出身。
大学卒業後に就職し、その後同じ国立大学出身の父と結婚。

幼い頃からよく「お父さんとお母さんの子どもだから頭がよい子に産んでるから大丈夫」と言われました。
それは褒め言葉というニュアンスで母は私に伝えてくるのですが、なんとなくうれしくなかった。

母の価値観は、いい高校にいって、いい大学にいって、自分のことを愛してくれる人と結婚する。あまり仕事については言及されませんでした。
なぜか大学に異常なこだわりがある人でした。

まずは4年制の国立大学へ。
私が幼稚園の頃から、母はそこを明確なゴールとして私の頭にインプットすることに成功していました。

塾、バレエ、ピアノ、体操教室、お絵かき教室、知能教室。
過剰な習い事の日々。
そして私は小学校受験をして、国立大学付属小学校に入学しました。
小学校にいくとすぐ、今度は中学校、高校に向けての勉強が始まります。

休みの日は習い事か、ピアノの練習か、父が問題集から抜粋した算数の問題をひたすら解く。
何をするにしても、母が「もういいよ」と言うまで終わらない。。
泣いても、怒って抗議しても、私には自発的に始めたり終わらせたりする権利がありませんでした。

算数を間違ってしまうと、もう一度同じような問題を出される。
ピアノも最後まで完璧に弾けないと、もう一回。
学校の宿題をやるのは当然で、それ以外の問題がすごい量で出される。
ピアノは、こだわりの先生に。
毎日ヘトヘトだったから、ピアノを習っている最中に寝てしまう。
そして、その”優秀な”先生に手をたたかれたり、暴言をぶつけられて泣きながら続ける。母によって録音されたピアノレッスンを聞かせられながら、就寝することもあった。

苦しい。。。いま、こうやって思い出すと、やっぱり苦しい。
そして、いつも孤独だった。

友達がいても、家族がいても、いつも何かに追われて、自分に決定権が無い予定が延々と入っている日々。
クラスメイトとの遊びは、2の次、3の次。

自分で決められない予定が延々と入っていて、ほかの家族は自分とは別の楽しい食事や、おやつの時間を過ごし、テレビを観ている。
私は、そのテレビの音がほのかに聞こえてくるのを感じながら、我慢。

我慢。我慢。そしたらきっと4年生の国立大学にいって自由になる日がくる。

本気でそういうメンタルに追い込まれていた子ども時代だった。
大学に入れたら、自由になることを許可される。
静かに泣きながら、家族とは別部屋で過ごす。
夏休みも。冬休みも。弟がいとこと外で遊んでいても、私は立派な大学に入らないといけないから、自由はその後なんだ。。。

親は”たくさんの選択肢がある”素晴らしい子ども時代を提供している、と思っていたようだ。そして、それを感謝しなさい、と言う。

いやいやいやいや。感謝?
リトルとーふさん、あなたは、本当はあなたの意思が尊重されて、自由に子どもらしく生きる権利がありました。
でも、残念ながら、親の偏った価値観に縛られ、大人になった今の私にはもはや到底想像ができないほど、本当にとても苦しい日々を送っているのです。もう、そんなに頑張らなくて大丈夫ですよ。いますぐ、私が助けにいきたい。
あなたの心は自由です。あなたの時間はあなたのものです。

あなたは生きてるだけで十分なんです。
だから、今日は、寝て過ごしてもいいんです。
空気を吸って、吐いて、息をしている自分を褒めてあげてください。

とーふでした。






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