龍山 千里

神奈川育ち、フランス在住。パリで働く傍らで絵を描いています。日本に住む家族に、私は元気…

龍山 千里

神奈川育ち、フランス在住。パリで働く傍らで絵を描いています。日本に住む家族に、私は元気だよ!ということを伝えるために書いているような、個人的な文章です。 https://www.chisatotatsuyama.com/

最近の記事

  • 固定された記事

個展「旅する紙々」ご来場のお礼、ふりかえり、今後のことなどを写真と共に

絵の展示は年に1回ペースで続いており、渋谷、フランスのリヨンときて今回は恵比寿だった。直前で延期にしたりと慌ただしくなって申し訳なかったですが、なんとか開催できたことがあらためてありがたかったです。。! 中高大学生時代のの同級生、SNSで知り合った方、ギャラリーの方、たまたま見つけてくれて来てくださった方、絵のお仕事でお世話になった方etc…と限られた時間なのにいろんな方たちに見ていただける場となりました。 正直想像していたよりたくさん来ていただいて、うれしい悲鳴でした。

    • 身近に癒しをもらう

      夏が終わったというのは暦上のことで昨日今日は結構暑かった。。 今日、夫と朝始業前に近所のカフェで朝ごはんを食べた。何かちょっと贅沢して気分を変えたくて、ケーキ、クッキー、バニララテという朝8時からよう食べるなという量を注文。 前日ちょっとしたことで口喧嘩をして、発端になったことについて私の立場で思っていたことを夫へぽつぽつと話していたら、どどどどどって涙が出てきた。後ろのおじさん、私たちの会話は言語がちゃんぽんなので内容は分からなかったとは思うけど、何があったんだと気にな

      • 夜食を食べながら雑記

        寝れない夜はお腹がすく。 そっと布団から抜けて、冷蔵庫に向かう。あと2つ残ってたな……と思いながら、レモン味のヨーグルトを取り出して、蓋をペリッと剥がして食べる。至福の午前2時である。 こっそり食べる罪悪感は、夜食の美味しさをアップさせる。こういう時は変に気を使って、体に良さそうなものを食べるなんてつまらないことはしちゃいけない。チョコレートのクッキーを1、2枚、布団に持ち帰ってこっそり食べるというのもいい。 中学生や高校生の時、私は一夜漬けしていたので、よく夜な夜な予

        • 夫婦自転車珍道中 -epilogue

          翌日、自転車屋さんはベルサイユからわざわざ8時過ぎに来てくれて、無事に自転車を引き渡した。私たちは宿から歩いて15分のところにあるバルビゾンの美術館に行ってから、電車で自宅へ帰ることにした。 「バルビゾン」「美術館がある」くらいの知識を持ち合わせてなかった自分に向けて作られたのかな?というくらい、すごく説明が尽くされたプロローグ映像をまず美術館の入場後に見た。 19世紀、パリのサロンで評論される既存の美術界の在り方に異論を持つ芸術家たちが拠点を移した先が、バルビゾンという

        • 固定された記事

        個展「旅する紙々」ご来場のお礼、ふりかえり、今後のことなどを写真と共に

          夫婦自転車珍道中 in フランス -4

          ラスト2キロで、私が漕いでた自転車の電池はついに切れた(むしろここまでよく持った)。電動自転車の電動アシストなしのペダルの重さはすごい。死にそうになっていたら、夫が変わると言ってくれた。私ももう結構限界だったので、ラスト1キロ変わってもらった。のろのろ進みながら、なんとか予約したエアビー(Air bnb)の宿に到着。 深夜0時だった。 16時に出発して8時間、なんとかついた。帰り道のことは考えたくなかった。シャワーを浴びて、買ったビールを飲んで、1時半に寝床についた。

          夫婦自転車珍道中 in フランス -4

          夫婦自転車珍道中 in フランス -3

          (これまでの話はこちらより:その1、その2) 必死に漕ぎ続けて、気づくと21時を回っていた。 出発から5時間経っていた。地図を見ると、まだ2時間はあるとのこと。もう意味がわからない、4時間で着くんじゃなかったのか。 本当は日が沈み切る前になるべく宿まで近づきたかったけど、フランスは日本のコンビニのような便利なものがないので、店が閉まる前にひとまず腹ごしらえだ!!と小さな飲食店に止まった。 店の前にはUber eatsらしき配達員のお兄ちゃんがたくさん待機しており、店先

          夫婦自転車珍道中 in フランス -3

          夫婦フランス自転車珍道中

          「自転車旅行に行きたい」 出会ってからしばしばフランス人夫に言われていた。8月、日本だとお盆に当たる中旬にフランスは祝日が重なった3連休があった。ここで念願のそれを計画した。自転車をどこで借りれるか、どういう道がいいのかよくわからなかったので、今回の自転車旅は夫に任せた。 土曜日に出発予定だったが、木曜日に軽く確認したら「明日色々やる」とのこと。この時点で思えば雲行きは怪しかった。 前日の金曜日。 彼に言われたのは「自分たちの住む町からベルサイユまで行き、そこから電動自

          夫婦フランス自転車珍道中

          夫婦自転車珍道中 in フランス -2

          (その1はこちら) 旅路を始めるときに、地図を携帯にセッティングしてわかったのは総距離70km、予想時間は約4時間と地味に最初の読みからのびていたことだった。夫に任せすぎていたので、もうなんでそんなことになっているのかよくわからない。正直65kmも70kmも想像がつかなかったので、行くしかなかった。 比較的25kmくらいまでは順調だった。 しかし30kmくらいの時点で疲れ始めて「まだ半分以上も残っている」という絶望感がすごかった。引き返すとしても30km戻らなければいけ

          夫婦自転車珍道中 in フランス -2

          夫婦自転車珍道中 in フランス -1

          「自転車旅行に行きたい」 出会ってからしばしば夫に言われていた。8月、日本だとお盆に当たる中旬にフランスは祝日が重なった3連休があった。ここで念願のそれを計画した。自転車をどこで借りれるか、どういう道がいいのかよくわからなかったので、今回の自転車旅は夫に任せた。 土曜日に出発予定だったが、木曜日に軽く確認したら「明日色々やる」とのこと。この時点で思えば雲行きは怪しかった。 前日の金曜日。 彼に言われたのは「自分たちの住む町からベルサイユまで行き、そこから電動自転車を借りて

          夫婦自転車珍道中 in フランス -1

          フランスの本棚でも孤高に光っていた日本の少女漫画

          私は少女漫画を読んで育った。5歳くらいで「ちゃお」に目覚めて、その後は「りぼん」へ転向、6歳から5年間くらいずっとりぼんっ子だった。 私の時代の光る先生は吉住渉先生、水沢めぐみ先生、高須加由枝先生、槙よう子先生、種村有菜先生、藤井みほな先生、小花美穂先生、倉橋えりか先生……嗚呼、溢れる青春の数々。 ここで10代の青春とはこうあるべきだというステレオタイプを刷り込まれてしまったとも言える。教育上、少女漫画って危険だなと我ながら振り返ると思うのですが、自分は恋に恋する女だった

          フランスの本棚でも孤高に光っていた日本の少女漫画

          突如到来した韓国ブームに付き合う日々

          突然だけど、ここ数週間自分の中のプチ韓国ブームが止まらない。 と言ってもドラマを見まくったりするわけではないのだけど、BTSにハマってからというものの思考回路の一部が韓国語になって、夢も韓国語で見るようになって、忘れかけていた単語も突破的に思い出すようになってきた。 昨日ふと思い出した単語は「아시다시피(アシダシピ)」 「ご存知のように、ご覧の通り」という意味の単語。脈絡はなく唐突。韓国語は漢字に変換できるものも多いけど、これは純粋な韓国の単語で独特の音が可愛い。 大学

          突如到来した韓国ブームに付き合う日々

          BADモード

          もう3月 フランスで春はデトックスの時期らしいのですが いやはや ここいらでちょっとそういう時かもって感じ。一仕事終わって、風邪で寝込んで、夫の親戚のお葬式に週末弾丸で行って・・・とかやっていたら、ほとほと2月まであっという間でちょっと疲れていました。 私の中でたまに「ないない病」が出てくるのだけど、それは決まって上手く日々が回ってない時。「時間がない」「近くに友達がいない」「フランス人との確かなコミュニティがない」ないないない!と呟き続けた1週間でした(書いてるだけ

          BADモード

          得意じゃないけど好きなもの

          夫以外の人間と(まともに)2週間ぶりくらいに会った。高校の時の同級生とそのパートナーの住むパリのアパートへおじゃました。ポッサムとか春雨サラダとかホッとするアジアの味を振る舞ってくれて美味しかった。たくさん日本語も話せてすっきりした! ところでこちらに来て、最近焼売を作るのにはまっている。つい先日も他の人の家におじゃまするとき、ホストが手作りのラーメンを用意するというので嬉々として焼売を持っていった。そして昨日も懲りずにまた焼売を持っていった。 今回は初めて皮から作ってみ

          得意じゃないけど好きなもの

          ここがびっくり、フランスよ。3年目編

          以前も同じタイトルで書きましたが、これはほぼ2年前の文章ということへ驚きが隠せません。 こちらにきて3年目になりました(ひえー!)フランス語はビビらなくなりましたが、相変わらず下手です!でもいいの、わかるようになってきたから……今年こそ磨くよ、今年こそ……。 思いついた時に書きためていたメモが溜まったので、再び筆を取りました。書きながら、過去2年間のあんな驚きやこんな戸惑いも走馬灯のように回想させてくれそうです。 さあ、行ってみよう! 1. 書類手続きが雲の中に紙を投

          ここがびっくり、フランスよ。3年目編

          元気を出すときに見るモノ。

          最近は吉高由里子です。(ここ1週間くらい) あらゆる吉高をYoutubeでみます。かわいい!チャケてる。自分のことを女版の高田純次だって言ってて、ほんとそう見えてきた。でもめちゃ繊細で凛としてて、素敵だわあ。 あとは松浦亜弥。(ここ1年くらい) 何回見ても彼女のステージはすごい。一人で何万人もをあのテンションで盛り上がらせるのは宇多田ヒカルとまた違った凄みがあって、スタミナあるな〜〜10代って素晴らしい!!と思う。 そして今夜は指原(さっしー)と秋元康の対談の動画をた

          元気を出すときに見るモノ。

          草原に咲く花のように

          10月ですね。フランスも日が短くなってきて、近くの野菜販売所にはいろんな形の南瓜が並んで、秋を感じるようになりました。 その中で白い南瓜を買ってみたけど1週間手をつけていない。野菜売り場の人に調理の仕方を聞いたら「あなたでそれを尋ねたの今日で6人目よ。自分でネットで調べてちょうだい、私もわからないよ」とのことだった。 どんな味なんだろう。(早く食べなきゃ) さて、 ここ最近いろんな変化がありました。 一つ目は、今の仕事を週5から週3に減らしたいと職場に希望を出しまし

          草原に咲く花のように