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休耕田探検

田舎には雑木林や草むらやらの下に埋もれて、昔何かに使われていたであろう「跡地」的な物がそこかしこに有ります。

今回見て回ったのも一帯が全部「草むら」なんですが、ちょっと高低差が有ったりして不自然な土地。

パッと見、何でこんなにだだっ広い土地が木も生えずに放置されているんだろう…と不思議な場所です。

答えは簡単、「休耕田」だから。

たぶん日本全国にこんな感じの場所がいっぱい有るんだろうな…って思います。とにかく広い草むらが!

なんで休耕田にお邪魔したかというと、毎年恒例で食べる「田芹(タゼリ・タセリ)」を収穫しに行く為。

非常に香りが高くて、山菜と同じく春の味覚です。

田芹については今度報告するとして、今回は休耕田の風景をご紹介。。

山道を軽トラの荷台に乗って進んだ先に、車では通れないくらい荒れた道が出てきます。

何でしょうか、この植物は…子供によるとトウモロコシだそうです。
青くてまだ食べられなさそうですね。
熟しても僕は遠慮しておきます。

山ツツジ?一か所だけ綺麗な花が咲いています。
やっぱり山の中に花が咲くと虫が寄ってくるんですね、クロアゲハが蜜を吸いに来ていました。

山道を抜けると…

そこは草むらだった。

ずっとこんな感じ、ひたすら平坦な土地が広がります。

脇には上流から流れてくる水や山肌から滴る湧き水で沢ができており、田んぼだった時にはここから農業用水を引いていたそうです。(分かりづらくてすいません)

持ち主によると、ここは3年前まで畑や田んぼだったそうで理由は聞きませんでしたが、見ての通り今は何もしていないという事。

周りの土地も同じく休耕田ですが、理由は様々で既に持ち主が亡くなってしまったとか高齢で管理し切れなくなったとかが原因なんだそうです。。

こういう風景を見ると、やっぱり過疎化が進んでいるという実感もあるし、こうした土地の有効利用を考えなくてはいけないとも思います。

と…色々と考えさせられる反面、やっぱり自然は良い!

本当に日々の鬱屈した気分を浄化してくれます。

田芹収穫が目的だったのに、結局セカセカと収穫してるのは僕だけで子供達も沢で草むらではしゃぎまくって、全く手伝ってなんてくれませんでした…

帰りの車はスヤスヤと寝息を立てて寝ていましたから、それもまぁ良しとします。

やっぱり田舎はこうじゃなきゃね!

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