台湾人になんや変な儀式をやっていると思われている
また台湾からチームが2週間の短期で来てるからいっしょにベクエ島行かない?と誘われた。
詳しくは聞かなかったけれど、たぶん糖尿病関連のプログラムで現地の看護師・医師等向けの研修プログラムか調査できたんだろうと思う。
ファンは糖尿病対策プログラムのマネージャーだからなのか、台湾人のホスピタリティなのかどうかわからないけれど、彼らが滞在中退屈しないように快適に滞在してもらえるようにいろんなところに連れ出したりといろいろ面倒をみている。ご苦労なことだ。
それで、ベクエ島といえばイースター休暇時に行って以来だったから、特に行かない理由はなかったからぼくもいっしょにリゾートで過ごすことにした。
今回はSUPボードを持って長いビーチを歩いた。まあぼくは背負うことはなかったわけだが。
さて、ここで本日のタイトルの意味の回収。
そのタイミングがそろそろ来ていて、じゃあベクエで刈るかということになった。Kの家は決して遠くはないけれど、歩いては行けない絶妙な距離感なこともあって、気軽にいけなくはないけれど、少しばかりめんどくさいので、こういう機会についでに刈ってもらっている。
ユニオン島に行ったときも、ユニオンの青い海を眺めながら刈ってもらった。
日本の裏側、カリブの秘境の島にぼくの髪の毛というDNAを残してきたわけだ。
そんなわけで、ぼくらにとって互いに髪の毛を刈り合うのは普通のことで、わざわざそのために家に行くのはめんどくさいから、こういう機会についでにっていうのも普通なんだけれど、台湾の人たちにとってはそうではなかったらしい。
島のビーチに到着早々、彼らがレストランで朝食を食べている間にちゃちゃっとこんな感じで刈り上げてもらっていると、君たちはわざわざリゾートまで来て何をやっているんだという話になった。
リゾートだろうがなんだろうが、ぼくにとっては日常で今日はただの土曜日に過ぎないんだという話をした上で、髪の毛を切っているんだが…と答えてもしょうもないので、各島にぼくのDNAを、生きた証を残しているんだよと答えた。
決してウソではない。セントビンセント本島、ユニオン島、ここベクエ島で3か所目だ。
訳が分からなかったんだろう。念のためにそれは日本では普通なのか、宗教的なものなのか、そうじゃないよなと確認を取り、こいつは頭がおかしい奴だと確定したあとに爆笑された。
インターンで来ていた若い子が、ぼくもジャパニーズスタイルの髪型にしてくれとやってきて、素人なりにツーブロックをつくってあげた。けっこううまくできたと思う。
来月、モスティーク島というリゾートに行ったときもぼくのDNAを残したいと思う。なんだか自分の遺灰を自分で撒いているみたいだ。
それで、ローシーズンたる所以か、今日は風が強くて水も少し濁ってて泳ぐにはあまり適してるとは言えなかった。もともとベクエのビーチは岩場が少ない分、魚が少ないから泳ぐのは楽しくないところなんだけれど。
欧米人や地元の人は海にはあまり入らず、砂浜で寝っ転がって海を眺めつつのんびりする楽しみ方をするわけで、その楽しみ方をする分には、良いところなんだろうけれど、ぼくらにとっては海は魚を眺めに行くところだから、単にきれいなビーチも良いけど、好きだけど、ちょっともにょる。
とにかく、今日は泳ぐのはそこそこにSUPに挑戦した。立てない。
いつまで経っても立てなかった。立てるんだけど、漕ごうとするとガタガタしてね、落っこちてしまった。風が強かったからダメだったということにしておこう。
今回はこういう総勢11人だったから、かなり目立った。だってこの国でこんなにアジア人が集結することってまずないんだもの。
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