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2022年を振り返って

こんにちは、こんばんは、戸田被服株式会社のあらいです。
普段はWeb販売管理部署にてWebマーケティングを行いながら商品ページ作成や改善、HP構築、また商品企画など、Web販売関連の業務を行っています。

ここ数年毎年年末に1年間の総復習としてnoteに記事を書いておりまして、今年もその時期がやってきました。
note側でもこんな風にまとめて下さったりするんです。


ちなみに去年までの記事はこちらです。
その年に感じた事や施策などを綴っています。振り返りが出来るとともに、当時私が感じていたことがわかるので「なるほどな」となります。

さてさてコロナ過になりおよそ3年経ちました。
イベントの中止が相次いだりする中で、時が止まったようになってしまったり、一方テレワークなど、物事が一気に加速したり、色んな事があった3年で、ここにきて再び時が流れ始めている気がします。

それは私自身や私の属する部署にも言えることで、3年前の今日と比べると全然違っていたりして「あぁ頑張ってきたなぁ」等としみじみ想いを馳せます。

さて。皆さんは今年一年どうだったでしょうか?
今年何やったかなと振り返っていきますので、よければ皆様もご自身がどうであったかを思い浮かべながら読んで頂ければこれ幸いでございます。

1月

Twitter担当も行っている私です。
年始のツイートは予約投稿で、焦ってしてはいけないと学びました。
年が明けたばかりの1月。正月早々の失敗に出社早々対応に追われていました。

来年は間違えない様に気を付けないといけません。
皆様もお気を付けください。

2月

Twitterに関わらずSNS運用に関する事等は全て私が決めて管理しております。投稿担当者は3人いますが、運用に関しての指示出しは私が行っています。その事に関してこの時期からTwitterの運用方法を悩み始めていました。
自分にとっての正解が判らず、模索し始めていました。

3月

Twitterの運用方法を悩みながら、その頃話題になっていたスペースを自社でやってみることにしました。
Webショップ運用をしている事もあり「お客様にお耳にかかる事ができれば・・・声でのご挨拶を出来れば」といきなり商品説明をわーっとするのではなく、もっと軽い話題で聴きやすい話題をチョイスしました。

今おもえば商品に関する話題にすればよかったのかな…とも思います。
それでも協力頂いた橘被服さんと共に1時間ほどのスペースを行う事ができました。ちなみに話題決定をしたのも私です。「韓国ゾンビ映画に関して」の話題にしました。『他に話せる話題がない』と私自身、思い込んでいたんです。話題ならいくらでもあるのに、視野が狭くなっていました。

それでも下準備から当日までの流れを考え、原稿を昼休憩に読み合せたりしました。下準備から目的までを纏めた記事を残してありますので良ければ併せてご覧ください。

4月

「顧客目線」を猛烈に意識し始めました。

きっかけはnoteです。
note開設から2年経過し、投稿記事がふえ、閲覧履歴を追っているうちに、異常に伸びのいい記事があったんです。
それまで開設からずっと変わらず閲覧数が1位だった記事を抜いて、倍以上の閲覧数をただき出していました。
その記事を確認しながら『お客様は何を求めているのか、何が気になるのか』そこが兎に角気になって仕方ありませんでした。

WEBマーケティングでは、閲覧履歴や検索ワード、Googleでの公開属性などから顧客像を想像し、立体的に販売施策に取り入れていきます。
この記事を気にするようになってから、その立体組立への理解度が自分の中で増した感じでした。

例えるなら・・そうですね、ゲーム『トルネコのダンジョン』
地下に続く各層のモンスターを倒し各層をクリアして地下に居りていくゲームです。

私がプレイヤーだったとして、それまで地下4階ぐらいにいたのが、一気に地下8階ぐらいまで降りることが出来るようになった感覚です。

情報を取り扱うに際しての理解度が増した感じがしました。
その興奮を記事にしたのがこちらです。

ちなみに今振り返ると「この時のダンジョン階層は8階のつもりだったけれど、実際はまだまだ5階や6階だった」のではないでしょうか。

今の私は8階にいるつもりですが、のちの私が見たらまだまだ5階か6階かもしれません。そもそもダンジョン自体が地下10階で終わるとも限らず、横に新しいかくし扉などがあったりして「ややっここに新しい地下に通ずる道が…!」等となるかもしれません。

とはいえ、情報の取扱いに関する理解度が増したことによって、より一層お客様目線が気になるようになりました。

そこでまず始めたのWebショップの同梱物です。
それまでも『スタッフあわねのおすすめマガジン』として冊子を入れておりましたが、よりお客様に沿ったものをつくることにしました。

5月

Webショップ同梱物発行を始めたことにより、それに付随する物の精度を上げるようになりました。
冊子内に商品を紹介するならもっと情報を細かく出したい、では元の商品ページはしっかり伝えきれているのか?ならばリニューアルしてわかりやすく伝えなければいけない。
彼方此方様々な個所に手を加え始めました。

とはいえ時間は有限ですので、どこかを削らないと時間捻出ができません。
そこで考えたのがTwitterアカウントです。
じつはそれまで楽天ショップ2店舗分、本社分と、合計3アカウント運営していました。
それらの弊社Twitterアカウントを1つに統合することにしました。

6月

Twitterアカウントを統合して暫くしたころ、地元の高校より「インタビューをしたい」と依頼を受けました。これはとても嬉しかったです。

インタビュー内容は弊社におけるSNSの活用などでした。
第三者に伝えるには、自分の考えをきちんとまとめる必要がありました。
これにより
「誰に伝えたいか」「何を伝えたいか」
さらに強く意識するようになりました。そしてその意識が強くなるにつれ、Twitter運用について悩む事がさらに増えました。

そんな時、地元のサッカーチーム福山シティFCのサポーターについて知る機会を得ることができました。

地元のサッカーチームのサポートをするにあたり、既存のサポーター企業様から沢山のお話を伺いました。地元活性化目的に作られたチームです。
その話をお聴きしながらコロナ禍でマスクが枯渇した頃、地元の方々を中心にお届けしたの日々を思い出しました。
電話で直接やり取りをすることが多かった2020年4月。

ずっと『地元に何か目に見える形で貢献したい』と思っていたので、これは!と思い話をすすめました。
福山シティFCのサポーターに就いた初めての年です。

7月

とある商品企画を進めていました。
お客様の声をもとに商品企画をするのですが、その中でも特に想い入れが強くなった企画となりました。

怪我をきっかけに介護を受けられたり、施設への入所が必要となったお母様が居られるお客様です。
それまでスカート生活をなさっていたお母様ですが、介助をうけたりするとなるとスカートでは難しかったそうです。けれどズボンが苦手な方だそうで「何か穿いてもらえないか」とキュロットを買ってみたところ、キュロットであれば抵抗なく穿いてもらえたそうでした。
ただ、弊社のキュロットが夏向けしかないので、これから先の季節を考え
「冬向けはありますか」とのお問合せをいただきました。

そちらの商品についてはこちらに纏めてあります。
併せてご覧ください。

8月

さて、今年に入り悩みながら続けていたTwitter運用。
特に投稿ですね。私の担当日に投稿していた『弊社商品を穿いた絵を私のエッセイと共にお伝えするツイート』を廃止しました。
閲覧率とCVRを考えた時に、その労力に見合っていないと判断した為です。
「頑張るべきところはこれではない」と変えることにしました。

また他の変更理由としては、私自身作業量が増えたこともあります。
売上変動に伴い、Webショップの商品ページ作成業務も行うことになりました。

今夏より楽天の総ゴムボトムス研究所は私が担当しています。
(私以外の作成物もあります)
▽よろしければご覧ください。

9月

Twitter運用に関して一つの答えを出しました。
そしてその結果、朝夕の挨拶を廃止し、商品情報、そして商品に付随する情報をより多くツイートする事を決定しました。

上記記事にも書いていますが『同梱物ねきにたう』との温度差が気にかかっていました。
お客様目線で作り続けている『ねきにたう』
折角頑張っている物を、Twitterの朝夕の挨拶で自分の手で台無しにしてないかなと思うようになりました。変な事をツイートしていたわけではないのですが、弊社のお客様層を考えた時に「そもそもお客様は果たしてそれを見られているのだろうか」と改めて原点に立ち返りました。
SNSで集客目的はありましたが、どちらかといえば弊社はフォロー目的が主でした。新しいお客様に見つけていただく事もさることながら、既存のお客様にニュースを発信し続けたいと思っています。

「挨拶ツイートをすることも大切だけれど、もっともっと違う欲しい情報を拡散する方がお客様に届くなぁ」
とnoteの閲覧履歴などから思ったんです。
noteの閲覧履歴の重要さに気づいた4月、対応するまで5カ月もかかってしまいました。それくらい私の中でTwitterの朝夕の挨拶や他企業様の交流は大切に感じていて、また楽しいものでありました。

10月

同梱冊子ねきにたうのページ数が増えていきました。
お電話でのお問合せを頂く事も増え「何かカタログありませんか?」とのお声も多く、それに対応するべくどんどん増えていきました。
noteの閲覧履歴やお客様から直接頂く声をもとに「これも入れた方が良いんじゃないか」と気が付けば33ページにもなっていました。

振り返ってみれば、作るのも大変ですが、閲覧なさるのも大変だったと思います。

11月

さむいと予測されていた冬ですが、思ったより冬将軍ゆったりで、冬物の売れ行きが芳しくありませんでした。
うーん、どうするかと閲覧履歴やレビュー等を見ていると、ある一つのことに気が付きました。その気づいたものを次回商品ページ作成に活かすべく、商品撮影を進めました。
こういう作業をしながらつくづく「マーケティングっていかにお客様と向きあい続けるかだぁ」と思います。
『スゴ技』とか『これやったら売れる』とかっていうの結局のところ実際は無いに等しくて、10社あれば10社それぞれやり方が違って当たり前。
自社のお客様がどんな方で、どういった感じに日々過ごされているのかを情報として集めていく事だと思うんです。

そうやって考えているうちに、同梱冊子『ねきにたう』33ページは果たしてどうだろうかと、社内意見も参考に考えることになりました。

本来の目的である二つ目のお客様との交流。
これは投稿するプラットフォームがメールか郵便のみだったので、Googleフォームを設置しました。
また投稿して頂いたお客様にも利点がある様に、10%オフクーポンを配布することにしました。

同梱冊子『ねきにたう』おたより募集中

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScRuG31DwBRsPgHP2ltXiGasHjR7Ow5sNSLDydrW_7w2eRJCw/viewform

12月

一年はあっという間で、本当に今年も早かったです。
ただこの1年は私にとって公私ともに非常に大きな事が多かった一年で、この世を去る時に天国の入り口で「ねぇねぇどの年が一番よかったの?あなたの生きてきた年ベスト10第一位は?!」とか訊かれたら「うーん2022年かな」と答える年になりそうです。
でも来年も再来年も自分のやれることをコツコツやり続けていると、新しい道が開けて今年が第一位かもと思うかもしれません。

さて、12月は同梱冊子『ねきにたう』をさらに精度を上げたものにしました。ちなみに『ねきにたう』の由来は広島弁です。

『ねき』はそば
『たう』はとどく
お客様の側にとどくようにと名前をつけました。

そんな名前の由来になった元々の目的は何だったでしょうか。
33ページにも増えた冊子、今一度確認しないといけない時が訪れていました。

「お客様とのコミュニケーションの広場にしたい」「他の同世代のお客様が何を着ているか気になる人はいるはず」「お便りを見て楽しんで欲しい」
「買った後にお困りごとがないようにしたい」

載せる記事を部署内で吟味しました。noteに書いた記事はそちらに誘導しよう、商品のクロージングが弱いからしっかりしなきゃ。
ミーティングで皆で意見を出し合ってより良いものに仕上げていきました。

そうやって作っている時に、私個人的にillustratorの機能を一つ使いこなせるようになりました。なんて便利なの・・・!

全体を振り返って

全体的に言えるのは公私ともに「自分を振り返る」の一年だったと思います。とった資格や参加したセミナーで得た知識、それらを使いこなせるようになった感覚がものすごいありました。
映画天空の城のラピュタでムスカが古代文字がほられた石を前にして「わかる・・・わかるぞ・・・!」となるシーンがあるんですが、私もそんな感じです。

ここがこうだから、そこにこういう数字がでていて、ははーん、なるほど、これを直さなければいけないのか。
とはいえパターンは一つではないからしてAでやってみて、ダメならB。
それらをやる為には一人では大変だから指示だしてと・・。
そんな日々です。

そうやって仕事をしていくうちに、伝える時に伝え方を悩むようになりました。ただそこを気にしてたら優しい言い方しかできず、指導しなければいけない時にうまく伝えられなかったりもしました。
結果、個人的に『相手にどう思われるのか』ではなく『自分はどう思っているのか』『目的はどこか』を探り続けた年でした。

各Webショップにおける商品案内に関しても『誰に何を伝えたいのか』と自社のお客様像をしっかりと確立し、その方に向けて情報を発信し続けることこそが、弊社におけるSNS活用であると思います。

もちろん新規施策もしなければいけないので課題は山済みですが、それでもまず今目の前にいる方を大事にする事が次に繋がるのではないかと、それをしたくて同梱冊子に力を入れたり、頂いたお声をもとに商品開発したりしつづけてたのではないかと感じます。

Twitterで挨拶ツイートを辞めたことにより、心配してくださった他企業様が何社かおられ、あったかい気持ちになりました。
ありがとうございます。
各曜日担当者制度は健在で、それぞれ担当者が試行錯誤しながらお届けしています。

記事に纏めきれてない業務や活動もあるんですが、とりあえず今年はこんな感じでした。
また来年忘れずに2023年を振り返ってをかけたらいいなと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

文:戸田被服株式会社 新井美晴

広島県福山市北部の小さな会社で地道にズボンを売っている会社です。記事はWeb販売管理部の新井・中田・粟根が書いております。 少しでも弊社の事をお近くに感じて頂けたら幸いです。