ナカミチの道

ナカミチを蒐集してます。所有モデルは140種の175台で現在も増殖中。ナカミチが縁でオ…

ナカミチの道

ナカミチを蒐集してます。所有モデルは140種の175台で現在も増殖中。ナカミチが縁でオーディオ誌、ラジオ番組に出演、コラムに寄稿、元ナカミチの方々とも繋がりました。こちらでは、ナカミチに関することを綴っていけたらと思っています。

マガジン

  • ナカミチの考察

    ナカミチのプロダクトに関して、開発背景、技術、機能など多視点で堀り下げた記事を集約したのが、こちらのマガジンです。基本的に各回1つのモデルを取り扱います。

最近の記事

ナカミチの考察(VOL.19) 700ZXL - 1000ZXLに続くNO.2のポジション

VOL.6ではナカミチのカセットデッキの最高峰である1000ZXLを取りあげました。今回は次席ポジションである700ZXLを取りあげます。 はじめにこの700ZXLというモデルは、最高峰の1000ZXLと機能的には肉薄するものがありますが、1000ZXLは機能をパネルデザインにそのまま投影したメカメカしいプロ向けのツール、片や700ZXLは使用頻度の低いスイッチはシーリングパネル下に隠すというスタイリッシュでホームユース向け。一言で表すと「剛と柔」。それは基調色でも黒とシル

    • ステレオ時代neoVOL.4に掲載

      以前の投稿で新ナカミチ館を取りあげて頂いた雑誌について紹介しました。 今回は、昨日2024/4/5に発刊されたステレオ時代neoの最新号VOL.4にインタビューされた記事が掲載されましたのでご連絡です。 これまでは、すべてナカミチコレクターという肩書の個人として取り上げて頂いたのですが、TN-SoundTechの代表としては今回初となります。 詳細は、お手に取って読んで頂きたいので割愛しますが、一番大事なトピック部分をこちらでもご紹介します。 それは、ステレオ時代さん

      • 動態保存の勧め

        今回は、ナカミチのカセットデッキを長持ちさせるためのヒントについてご紹介したいと思います。 使う前にクリーニング 使っていると磁性体の剥がれなどにより、ピンチローラー、キャプスタン、ヘッドが汚れます。 汚れたまま使用していると、テープ走行が不安定となり、テープがテープガイドを超えてジャミングする可能性が高くなります。 また、劣化したテープや低品質のテープは使わない方が良いでしょう。 長尺テープ ナカミチの取扱説明書にも記載されていますが、C90以上のテープなどのテープ

        • ホームページについて

          先日、有難い事にSatoshi Horibeさんが記事にして紹介して頂きましたが、自分のホームページですから、自分でもアナウンスしないといけませんし、ホームページの情報を補足する意味で記事にしたいと思います。 今回の事業化にするにあたり、出来るだけ他との競合を避けたいということがキーとなります。 そのため、ナカミチに特化したサービスで、対応機種も1000ZXL-Limited、1000ZXL、700ZXL、700ZXEの4モデル、修理ではなくメンテナンスというかなりターゲ

        ナカミチの考察(VOL.19) 700ZXL - 1000ZXLに続くNO.2のポジション

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        • ナカミチの考察
          19本

        記事

          ナカミチの考察(VOL.18) RX-505 - ヘッドが廻らない録再オートリバース

          以前にNAACメカ搭載のオートリバース機であるDRAGONを取りあげましたが、今回は録再オートリバース機のRX-505を取りあげます。 はじめにタイトルでも触れていますし、DRAGON掲載回でも紹介しましたが、DRAGONはオートリバース機なのですが再生のみオートリバースで録音時はワンウェイ機であり、オートリバースで録音再生できるモデルはRX-505になるのです。 コロンブスの卵他社のオートリバース機は録再ヘッドの2ヘッド又はコンビネーション3ヘッドともにヘッドを回転させ

          ナカミチの考察(VOL.18) RX-505 - ヘッドが廻らない録再オートリバース

          ナカミチのノベルティについて

          今回はナカミチの考察はお休みして、箸休め的にナカミチのノベルティを紹介したいと思います。 はじめに私はオーディオ全盛期にナカミチ以外にS社、P社、K社の製品を愛用しておりましたが、ノベルティを頂けるチャンスはほぼありませんでした。ナカミチを蒐集する様になってから、当時は存在すら知らなかったアイテムを入手することが出来ました。 ステーショナリー関連ステーショナリー関連はノベルティの定番ですよね。 ボールペン、万年筆、ペンスタンドがあります。 ペンスタンドですが、ロゴはB&

          ナカミチのノベルティについて

          [ナカミチの考察(VOL.17)]580 - サイレントメカ初搭載機

          トライ・トレーサー1000を始めとするナカミチブランドでのメカを第一世代とすると第二世代となるサイレントメカは三協メカ搭載モデル発売後も併売されることとなります。今回はそのサイレントメカ初搭載機となる580を取りあげたいと思います。 はじめにトライトレーサーことナカミチ1000はナカミチブランドとして最初のカセットデッキでデビューは1973年でした。弟分としてデザインコンシャスな700が登場、その後はピアノキー操作型の2ヘッド機である500、600、ポータブル機の550、3

          [ナカミチの考察(VOL.17)]580 - サイレントメカ初搭載機

          [ナカミチの考察(VOL.16)]680ZX – 最初のオートアジマス機能搭載機

          ナカミチと言えばアジマスへのコダワリ。そのアジマスを自動で調整する機能を最初に搭載した680ZXの紹介です。 はじめに680ZXの前モデルである680で録音ヘッドアジマスをツマミで手動調整できるようにしました。これは当時FMエアチェックが盛んに行われていてFMの音声帯域上限が15KHzでしたから、録音時間を倍にできるハーフスピードでこの周波数上限15KHzを狙うために必須となる録音ヘッドのアジマス調整機構を組み込みました。それを自動化したのが、680ZXです。 アジマス制

          [ナカミチの考察(VOL.16)]680ZX – 最初のオートアジマス機能搭載機

          明けましておめでとうございます。昨年6月に始めたnoteも、無事に年を越せました。マイペースとなりますが、今年もナカミチ道なnoteを投稿していきますのでこれまでと変わらずお引き立てのほど宜しくお願いいたします。

          明けましておめでとうございます。昨年6月に始めたnoteも、無事に年を越せました。マイペースとなりますが、今年もナカミチ道なnoteを投稿していきますのでこれまでと変わらずお引き立てのほど宜しくお願いいたします。

          [ナカミチの考察(VOL.15)] 1000mb - ミュージックバンク・システムを突き詰めたCDトランスポート

          以前、ナカミチ初のミュージックバンク・システムを搭載したCDプレーヤーということで、「CDPlayer2」を紹介しましたが、今回はそのミュージックバンク・システムをとことん極めたCDトランスポートである1000mbを紹介します。 はじめに高級CDプレーヤーにおいて、床振動やメカニズムの振動に対して、ボディの高剛性化や高性能インシュレーターを装備するなど、かなり徹底した対策をとることは常識となっています。しかしながら、もうひとつの振動要因である「空気振動」に対して、そこに着眼

          [ナカミチの考察(VOL.15)] 1000mb - ミュージックバンク・システムを突き詰めたCDトランスポート

          [ナカミチの考察(VOL.14)] Blackboxシリーズ – 小さいけれど大きな仕事をしてくれるアクセサリー

          さて、前回までは過去に投稿した記事をリライトしたものでしたが、これからは新たに起こした記事になります。 今回は、ナカミチのブラックボックスシリーズを取り上げます。 *はじめにブラックボックスの定義は、内部を全く理解していなくても、機能と使い方を知っていれば利用できる装置ということです。ナカミチの「ブラックボックス」シリーズはまさにそれ。そして、その外観もまさに黒い箱。ネーミングも洒落が効いてますね。 *ラインナップ・PS-100(ブラックボックスシリーズ用電源) 48シ

          [ナカミチの考察(VOL.14)] Blackboxシリーズ – 小さいけれど大きな仕事をしてくれるアクセサリー

          [ナカミチの考察(VOL.13)]  System70 - ナカミチが統合的に作り上げたシステムオーディオ(後編)

          1976年に600シリーズのコントロールアンプ、FMチューナー、パワーアンプ、カセットデッキをシステムラックに組み込んだSYSTEM-ONEというシステムがありました。10年後の1986年、その間に蓄積された技術をベースに、ナカミチが考えるハイエンド・オーディオとは何かを具現化したシステムオーディオであるSystem70の紹介です。今回は前回に引き続き、後編をお届けします。 前編はSystem70のコンセプトとパワーアンプPA-70について取り上げました。後編は、プリアンプ

          [ナカミチの考察(VOL.13)]  System70 - ナカミチが統合的に作り上げたシステムオーディオ(後編)

          [ナカミチの考察(VOL.12)]  System70 - ナカミチが統合的に作り上げたシステムオーディオ(前編)

          1976年に600シリーズのコントロールアンプ、FMチューナー、パワーアンプ、カセットデッキをシステムラックに組み込んだSYSTEM-ONEというシステムがありました。10年後の1986年、その間に蓄積された技術をベースに、ナカミチが考えるハイエンド・オーディオとは何かを具現化したシステムオーディオであるSystem70の紹介です。 はじめにSystem70といわれても、ピンと来ないかもしれません。System70はコントールアンプのCA-70、パワーアンプのPA-70、チ

          [ナカミチの考察(VOL.12)]  System70 - ナカミチが統合的に作り上げたシステムオーディオ(前編)

          [ナカミチの考察(VOL.11)] CDPlayer2 – ナカミチ初のミュージックバンク・システムを搭載したCDプレーヤー

          以前、ナカミチ初のCDプレーヤーである「OMS-70」を紹介しましたが、今回はマガジンを使わずに7枚のディスクを格納、マルチディスク再生することができるCDプレーヤー、CDPlayer2の紹介です。 はじめに現在、世間ではハイレゾが注目されていますが、CDもまだ主要な音楽ソースといって良いと思います。オーディオ全盛時に複数枚のディスクを格納して再生出来たのは、カーオーディオとパソコンのCDドライブではありましたが、ナカミチ以外にホームオーディオの製品はほぼ無かったように思い

          [ナカミチの考察(VOL.11)] CDPlayer2 – ナカミチ初のミュージックバンク・システムを搭載したCDプレーヤー

          [ナカミチの考察(VOL.10)] Amplifier1 – ハイエンドオーディオを凌駕するサウンドクオリティを身近にしたナカミチ初のプリメインアンプ

          以前、ナカミチ初のレシーバーアンプである730を紹介しましたが、1970年後半にセパレートアンプを初リリース、1980年後半にはセパレートアンプCA/PAシリーズを発売。そのアンプ技術を生かし、1990年に初めてプリメインアンプをリリースしたのです。 はじめにこのナカミチのプリメインアンプ、発売された1990年に店頭でご覧になったことはありますでしょうか。オーディオ全盛期の店頭で各社売れ筋の商品が並ぶ中、少なくとも私は見ませんでした。 カセットデッキではメジャーなナカミチで

          [ナカミチの考察(VOL.10)] Amplifier1 – ハイエンドオーディオを凌駕するサウンドクオリティを身近にしたナカミチ初のプリメインアンプ

          新ナカミチ館を取りあげて頂いた雑誌について

          今年の3月になりますが、私の長年の夢であった「私設ナカミチ館」を開館しました。私設とあるように一般公開していないのですが、オーディオ誌に取り上げて頂いたのでご紹介いたします。 掲載された時系列順に紹介します。 まず一冊目は2022年12月24日発売された「ステレオ時代VOL.22」です。 掲載はカラーで4ページ。 ナカミチコレクションの現在の状況、ナカミチ館プロジェクト・スタートの経緯、ナカミチ館への期待などを絡めて次号の紹介へ。扉の画像はリノベーションでスケルトン状

          新ナカミチ館を取りあげて頂いた雑誌について