独身で健康なサラリーマンの節税方法

こんばんは、とびふと(@tobifuto2)です。

サラリーマンってお金の悩みありますよね。

・サラリーマンだけど手取りが少ない。
・節税したいけど配偶者もいないし、保険も大した額払ってないし、健康でほとんど病院もいかないから控除できるものが全然ない。
・こんな人でもできる節税って何があるんだろう?

結論から言うと、次のような節税方法があります。

・各種控除
・ふるさと納税
・NISA, 積み立てNISA
・iDeCo

これらについて一つ一つ説明していきたいと思います。

ちなみに、この記事は以下の本を参考にしております。

・各種控除

所得控除は全部で15種類あります。

①基礎控除
②配偶者控除
③配偶者特別控除
④扶養控除
⑤障害者控除
⑥寡婦控除
⑦寡夫控除
⑧勤労学生控除
⑨社会保険料控除
⑩小規模企業共済等掛金控除
⑪生命保険料控除
⑫地震保険料控除
⑬寄付金控除
⑭雑損控除
⑮医療費控除

この中で、独身サラリーマンに関係があるのは以下になります。

①基礎控除
⑤障害者控除
⑨社会保険料控除
⑪生命保険料控除
⑫地震保険料控除
⑬寄付金控除
⑭雑損控除
⑮医療費控除

健康な方であれば、⑤、⑮はないかほぼないといっても良いでしょう。
独身で賃貸に住んでいたら⑫もないですね。

そうなると自分でコントロールできない控除を無視すると以下のものしか残りません。

⑪生命保険料控除
⑬寄付金控除
⑭雑損控除

めっちゃ少ない。。。
独身だと生命保険もあまり払っていないのではないでしょうか?

となると残るは2つのみです。
これらについて、詳しく説明していきます。

・寄付金控除とは?

国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対して特定寄付金を支払ったときに受けることのできる所得控除です。
節税したいサラリーマンに関係がある寄付金に絞っていえば、いわゆるふるさと納税のことになります。

ふるさと納税に関しては後程説明致します。

・雑損控除とは?

災害または盗難、もしくは横領によって資産に損害を受けた場合等に受けることができる所得控除です。

どんな資産でも良いかというとそうではなく以下の要件があります。

1. 資産の所有者が次のいずれかであること。
 ・納税者
 ・納税者と生計を同一にする配偶者やその他の親族でその年の総所得金額などが48万円以下の者
2. 棚卸資産もしくは事業用固定資産等または「生活に通常必要でない資産」のいずれにも該当しない資産であること。

生活に通常必要でない資産とは、次のようなものを指しますので、これら以外の資産に対しては損害を受けると雑損控除の対象になる可能性があります。

・別荘など趣味、娯楽、保養または鑑賞の目的で保有する不動産や不動産以外の資産
・貴金属や書画、骨董など1個または1組の価額が30万円超のものなど

損害の原因にも限りがあります。

・震災、風水害、冷害、雪害、落雷など自然現象の異変による災害
・火災、火薬類の爆発などによる人為による異常な災害
・害虫などの生物による異常な災害
・盗難
・横領

普段は使わない控除かと思いますが、いざ震災や台風などで被害を受けたときはこの控除があることを知っていることで大きく変わってくるかもしれませんね。

・ふるさと納税

ふるさと納税とは、自分で選んだ自治体に対して寄付を行い、寄付金額の内2,000円を超える部分に関して、所得税及び住民税から控除を受けられる制度です。

2,000円は払うのかよって思った方もいるかと思いますが、寄付をした自治体から返礼品がもらえるため、返礼品によっては2,000円以上の価値があるものもありますので、実質負担2,000円でお得に返礼品をもらえるということになります。

・控除を受けるには申告が必要

この控除を受けるためには、申告する必要があり、申告の方法は2つあります。

・ワンストップ特例制度による申告
・確定申告

・ワンストップ特例制度による申告

サラリーマン等の年末調整を行っている人はこの制度を利用すれば確定申告が不要になります。
この制度は、自治体から送られてくる書類に記入し、その自治体それぞれに郵送しなければいけません。
また、寄付先が5自治体までと限られています。

・確定申告

個人的にはサラリーマンであっても確定申告することをおすすめします。
ワンストップ特例制度では郵送する手間がありますが、ふるさと納税だけの確定申告であればすぐ終わります。
今ならe-Taxといってインターネットで確定申告することができる方法があるため、とっても楽ちんです。

私も今年はe-Taxによる確定申告を行いました。もうワンストップ特例制度には戻れません(笑)

・NISA, 積み立てNISA

一般的に、株式や投資信託などで利益を得たときや配当を受け取ったときは約20%の税金を支払う必要があります。

しかし、NISAや積み立てNISA制度を利用すると毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品からの利益が非課税になります。

多くの方は銀行にお金を預けていると思います。なぜ銀行に預けるのが当たり前になっているのかというと、昔は預けているだけで勝手に増えたのです。
しかし、現在の日本は超低金利であるため、預けてもほぼ増えません。

そこで、当然リスクはありますが株式や投資信託などの金融商品を買っておけば銀行に預けるよりも増える可能性があるのです。(同じだけ下がるリスクもあります。)

増えた金額に対する税金が掛からないということはとても大きなメリットなのでサラリーマンであればやりましょう。

私もやっています!

iDeCo

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことです。
毎月一定金額を積み立てて、投資信託、保険、定期預金等の金融商品を運用することで将来の自分の年金を自分で作り出そうというものです。

この制度を利用すると積立金額が所得控除の対象になります。
また、運用で生じた利益は非課税になります。
受け取る際は公的年金等控除、退職所得控除の対象になります。

しかし、デメリットとして、途中で積み立てたお金を引き出すことができません。
引き出せるのは60歳以降です。

節税にはなりますが、老後にしか使えないお金になるので、あまりおすすめできません。

積み立てた金額分は老後にしか使わないし、60歳以上は絶対に生きるということであればやったほうが良いです。
しかし、得た利益を若いうちに使いたいという方はiDeCo制度を利用せずに普通に運用しましょう。

ちなみに、iDeCo+(中小事業主掛金納付制度)という制度もあります。
この制度は企業年金制度を持っていない中小企業がiDeCoに加入している従業員の掛け金に追加して掛金を拠出できる制度です。

最後に

独身サラリーマンの節税って思ったより少ないですよね。
できることはふるさと納税か投資ということになります。

どちらもお得になる制度なので、やってみることをお勧めします。

何も考えず給料から勝手に税金が引かれている状態や、何も考えず銀行預金するよりは、ふるさと納税やNISA・積み立てNISAで投資しましょう。

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