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昼間のパパは光ってる。

先日、従業員が「自分の息子を入社させたい」と申し出があった件。

さっそく、先週月曜に面接し、すでに入社して、頑張ってくれています。

面接で社員の満足度を知る

ちなみに、面接時に入社を希望した理由をきいたら、
「給与や賞与の額、有休が取れること、残業もほとんどないというのを聞き、働きやすい会社だと思った。」
とのこと。

その社員(父)は、超絶ブラックだった10年前から勤務してくれていて、特に自社の職人が4人まで減った時なんかは、随分心身ともに無理をさせました。

そんな彼からの息子の紹介入社は嬉しかったし、息子の話を通じて、やっと会社として満足のいく待遇に近づけているのだなぁと再認識したところでした。

息子が希望した本当の理由

さて、先日、現場手配の担当者がその息子との何気ない会話で、
「なんで、この仕事選んだん?」
と聞いたところ、

「面接では、待遇の良さで入社したいといったけれど、本当は働く父の姿にずっと憧れていた。」
と。

朝早く出て行って、遅くまで疲れて帰ってくる父の姿をカッコいいと思ってて、ずっと鳶になりたいと思っていたけど、ずっと言い出せなかった。
と。

高校を卒業して、別の業界に就職したけど、やっぱりこの仕事がしたくて、父に入社したいと相談したらしい。

泣いた。

なんなら、今、書きながらもこみあげてくる。

ただ、おそらく「父の姿に憧れて…」の部分は、父親には伝えていない。
そして、父も息子に対して、一切の甘えを許さない覚悟が見える。

男同士のプライドなのかな。

経営者の責任

若者が憧れて入ってきた仕事を「つまらないもの」にしてしまうのは、経営者の責任だと思っています。

仕事自体の面白さやカッコよさを伝えることなく、漫然と仕事させる。
トップや上司が未来を描ける目標を語っていない。
人間関係がギクシャクしていて、仕事どころではない。

こういう状況をつくらないように、放置しないように目を配り、動くのが経営者の大事な仕事のひとつだと思います。

明らかに変わり始めた今だからこそ、やるべき課題が見えてきました。


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