見せませう ー残酷とは同窓生ー
やっぱりだやっぱりだ、小学校の僕とそれから奴らとは一切変わらない見下しあった関係の苛立ちは変わらない。会う、へだたりを覚える。僕は快くお茶でもどうぞとお出しする。どうにか心を通わせようと気持ちよく接するのだが、幼き僕の拙さを知る奴らには戯言にしか映らないようだ。ああ、これが幼さの肥大物。体ばっかりデカくなって。
もう目は開き切っている。大きな声を出す。冷やかされる。ますますへだたりは濃く視界は霞む。存在を蹴散らされそのまま別れ、僕らはまた孤独を愛したり、恐れたり。僕だけの歌を