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組織開発ビギナーだからできること

ToBeingsが毎年開催している「組織進化の実践講座」。この講座の1期生として参加してくれていた実践者の方に、お話を伺うことができました。NTTビズリンク株式会社の笹原万友美さんです。

「組織開発はまったくの初めて」だった笹原さんが、どのようなきっかけから組織開発に興味を持ち、今も取り組みを続けているのかについてお聞きしました。

▼詳しいお話は、ラジオ「組織進化の実践ラジオ いまここ」でも配信中!https://open.spotify.com/episode/7apXVMeENsaO4pWjyzOlZ1
https://stand.fm/episodes/63c1078888cd5fb2d8439dad

▼目次
・最初のミッションは「社内コミュニケーションの活性化」
・みんなで木を植えていくには、どうすればいいんだろう
・これからも働く人を応援していきたい

最初のミッションは「社内コミュニケーションの活性化」

笹原さんがNTTビズリンクに入社したのは2019年。経営企画部にて総務・組織開発に携わっています。前職で一般事務をされていたため、その経験を活かしながら「人を支えるような仕事がしたい」と思い、転職したそうです。

───「総務」として入社されたのですね。組織開発も初めてだったのですか?

そうですね。実は総務の仕事の一つに、「社内コミュニケーションの活性化」がミッションとしてあったんです。「共感の醸成」を目標に取り組みを始めていましたが、なかなか難しい状況でした。
そうした中で、組織開発という分野があることを知りました。自分なりに本を読んだり、勉強会に出たりして、独学で学んでいたんです。ToBeingsを知ったのは、上司からの紹介です。「組織進化の実践講座」0期を上司が受講していて「とても勉強になったから」と、次の1期への参加を促してくれました。今までは独学でしたから、定期的にプロと一緒に学べること自体が、自分にとって貴重な機会となりました。

みんなで木を植えていくにはどうすればいいんだろう

「組織開発 未経験」からスタートして学びを深めていくうちに、「答えが出ない面白さ」を少しずつ感じ始めた笹原さん。

しかし、たった一人で組織を変え始めるには勇気がいります。自分だけが情熱を持って頑張っても、変革の道のりは遠く、途方に暮れてしまいそうです。

───「組織開発」は、木を植える活動に似ていると感じます。一人だけで木を植えても、「これって意味があるのかな」と思ってしまいませんか?

確かに、周りとの連携がないと人目が気になったりしますよね。ただ、なんというか…「組織進化の実践講座」内で学んで良かったなと思ったのが、「変える側・変えられる側を超えていく」という考え方を知ったことなんです。
それまで私は、「自分が頑張らなきゃ」って思っていたんです。それは、相手を変えようという気持ちが出ていたからなんじゃないかな、と。
講座を受けてそう感じて、「周りも一緒に木を植えたくなる雰囲気を作るには、どうしたらいいんだろう?自分がどうこうするより、周りが活躍しながらいきいきとしている姿を見てもらうにはどうすればいんだろう?」という視点が持てるようになりました。

これからも働く人を応援していきたい

独学、そして講座での学びを通じて、笹原さんは新たな視点で組織を見つめられるようになりました。そうして得た組織開発の学びは、現場での仕事にどう活かされているのでしょうか。

とてもささいなことですが、メンバーの誰もが魅力を持っていると思うんですね。私は一緒に働いているみんなを応援していくポジションなので、「あの人のここがステキ!」と思ったら伝えるようにしています。
自分のよさって当たり前すぎて、なかなか分からないんですよね。「ああ、自分にはこういう魅力もあるんだ」と気づいて、そこが活かせるようになるといいなあと。それこそ地道な、木を植える活動のようですが(笑)。
自分の体感では、社内コミュニケーションにもちょっとずつ変化が現れていると思っています。言葉にするのは難しいですが、周りにも支えられ、仕事がしやすい環境だなと感じているところです。

組織で働いているすべての人が、きらりと光る魅力を持っています。その魅力が発揮できるよう、丁寧に関わろうとする笹原さんの姿勢が、心に残る時間となりました。


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林美夢 【コピーライター】
むずかしいことをわかりやすく伝える「知の生産者」。Web求人メディアを運営する大手人材企業を経て、組織開発の世界へ足を踏み入れました。特技は和菓子づくり。株式会社ToBeingsの広報・マーケティング担当として、組織開発のモヤモヤを言葉でスケッチしていきます。