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おじいちゃん・おばあちゃん

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僕が出会ったおじいちゃん・おばあちゃんとの思い出。 個人が特定できないよう一部フィクションの内容となっております。
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元教師の仙人さん③

元教師の仙人さん③

前回までのお話はこちらをご覧くださいませ。

デイでの入浴は悪戦苦闘が続いていました。
たった一度の成功と言えるケースも、その時の仙人さんの様子や僕が使った言葉従いなどのポイントも共有しましたが、僕も含めて拒否の少ない入浴介助の再現はできませんでした。

さて、今回は仙人さんのお髭と爪のおはなしです。

仙人さんは髪も髭も爪も長くて、ケアマネさんや訪問看護の看護師さん、ヘルパーさんからは何とか切れ

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元教師の仙人さん②

元教師の仙人さん②

デイサービス利用までの経緯は前回の記事をご覧くださいませ。

元教師の仙人さん、勝手な想像ですごく真面目で物静かな方だと思っていましたが、とてもひょうきんな方でした。
誰かと話すときはいつもニコニコしています。
ただ、特に何もする事のない時間は立派な髭を撫でながら周囲の様子を見ておられました。

デイサービスでは一定の運動や訓練をする事が目的なので、みんなで体操をする時間があるのですが、その時間も

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元教師の仙人さん①

元教師の仙人さん①

あるデイサービスで管理者をしていた頃の話です。
併設のケアマネさんから相談があると言う事で話を聞くと、もう何年もお風呂に入ってなくて閉じこもりのお爺さんがいて、奥さんが介護で疲弊しきっているからなんとかデイに通わせたい、との事。

これまでもいろいろ試行錯誤して家から連れ出そうとしてきたそうですが、忙しいの一点張りでどんな手を打ってもダメだったようです。

昔は教師をされていたそうですが、お風呂に

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元軍医さん

元軍医さん

初めて勤務した職場で出会った元軍医さん。
認知症の進行により家族のレスパイト目的でデイサービスに通われていました。

部隊でで1人だけ生き残ったという経歴のある方で熊のように大きな体格でしたが表情の優しい方でした。

ただ、いつもすぐに『帰りたい』と言って外に出て行こうとされて職員が引き止めたりドアに鍵をかけたりして開かなくしたりという対応をしていました。
当然元軍医さんはイライラして怒ります。

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