「運動・休養・栄養」のバランスを整え、生命力あふれる体に!

今日は「運動・休養・栄養」のバランスをうまく保つことが体の調子を整えるために重要という内容を書いていきます。

私は現在、スポーツ整形外科クリニックで理学療法士と連携しながら、患者への運動指導を行っています。

慢性的な痛みや関節の不調を訴えて来院する患者が非常に多く、運動だけではそれらが解決されない症例をたくさん経験します。

体の機能低下だけではなく、免疫力や自然治癒力の低下も大きく関与しているのではないか?と感じることが非常に多くあります。体の代謝が落ち、日々の活動量に対して回復が追い付いていない人がとても多くいます。

体の不調や慢性的な痛みを解決するためには運動だけでは不十分です。食事でしっかり栄養素を取ることや良質な睡眠を確保することも重要となります。

シニア世代のゴルフ合宿のサポート活動を経験して

私が「運動・休養・栄養」の3つのバランスを意識して指導するようになったきっかけは、シニア世代のゴルフ合宿のサポート活動でした。

この合宿では「100歳までゴルフができる体を作る」をコンセプトに、ゴルフだけでなく、栄養バランスの取れた食事を取ったり、体の機能を改善するための運動プログラムを毎日実践したり、ゴルフ場を散歩する「朝ウォーキング」を毎朝の日課として行ったりします。

栄養バランスの取れた食事を皆さんで楽しく頂きます。
毎朝6時から「朝ウォーキング」。ゴルフ場を歩くと、とても清々しい気持ちになります。
シニア世代の方でも簡単にできる運動を毎日実践‼

このような生活サイクルを通して、参加した方々がゴルフの上達だけではなく、体の慢性的な痛みや不調を改善したり、それぞれに必要な運動を理解し実践できたりするようになります。「運動・休養・栄養」の3つのバランスを整える重要性を感じるゴルフ合宿となっており、私自身大変貴重な経験をさせていただきました。

実際に参加した方々が、

・教えてもらった運動のおかげで体がすごく動くようになったわ。
・今まで1ラウンド回るのが精一杯だったけど、ワンハーフ回っても全然大丈夫でしたよ!
・膝の持病があってはじめ不安があったけど、治療してもらったり、必要な運動を教わってやってみたりしたら、最後は不安なくできました。

といった声を合宿の最終日に掛けてくださり、本当にうれしかったことを今でも覚えています。

生命力あふれる体を作る

以前のnoteでアスレティックトレーナーの仕事を通して、「目標に向かって頑張る人たちを支えたい、後押ししたい」という内容を書きました。

先程のゴルフ合宿でのサポート活動をはじめ、これまで色んな現場で「運動・休養・栄養」のバランスを整える重要性を感じてきました。その重要性を伝えた先に、

・皆さんにどうなってほしいのか?
・何のためにそれらの重要性を伝えたいのか?

を自問自答してきて、最近になって言葉にすることができました。

それは「生命力あふれる身体を作ってほしい」「活力ある毎日を送るサポートをするため」ということでした。

叶えたい目標に向かって頑張れるような心と体のバランスが何よりも重要なのではないかと感じ、少しでも生命力あふれる毎日を過ごすために「運動・休養・栄養」のトータルサポートができれば、と考えています。

ゴルフ合宿での経験に加えて、私自身がこの1年間で「運動・休養・栄養」の重要性を改めて気づくことができました。それが背景となり、アスレティックトレーナーとして少しでも多くの人にそれらの重要性を伝えたいと強く思うようになりました。この1年での自分自身の経験についてそれぞれ書いていこうと思います。

①運動

昨年の3月より理学療法士の金子さんに体の治療を定期的にお願いしています。体の土台を整えてもらい、今の自分に必要な運動を指導していただくことで、体の前向きな変化を感じることができました。実際にケア&コンディショニングを受けて、「こんなに体って動きやすいんだ。」と感じることができ、体の土台を整える重要性を改めて理解できました。

現在は2~3ヶ月に1度、治療をお願いしており、その間は自分自身で運動を実践しています。そうした日々を積み重ねてきたおかげで、1年前の自分の体の状態と比べると見違えるほど良くなっていますし、必要な運動を能動的に行う重要性を改めて感じています。

②栄養

調理師とアスリートフードマイスターの資格を持つ妻の手料理を食べるようになってから、明らかに自分自身の体に変化が出ました。これまで感じた変化としては

・疲れにくくなった
・体重が-8キロ、筋肉量が+1.5キロ
・よく眠れるようになった

日々の食事で必要な栄養素を取ることで睡眠の質が良くなったと感じます。以前、妻に普段どのようなことに気をつけて食事を作っているか?を聞いたときに、

・魚料理を意識して作る
・朝ご飯のタンパク質は2品用意する
・味噌汁に色んな具材を入れて、栄養バランスを整える

という答えが返ってきました。

特に魚料理を食べるようになったことは個人的にすごく大きかったです。1人で生活していた頃は食べる食材にすごく偏りがありました。肉料理ばかりで魚料理を食べる機会をほとんど作ることができませんでした。

魚にはタンパク質だけではなく、EPAやDHAといった良質な脂質を多く含みます。代謝の向上に欠かせない栄養素で、睡眠の質を改善するともいわれています。

様々な工夫を凝らして、栄養バランスを考えながら作ってくれることがとてもありがたいですし、そのような食生活を通して必要な栄養素を取る重要性に改めて気づくことができました。

最後に

シニア世代のゴルフ合宿でのサポートやこの1年間での私自身の経験をもとに、「運動・休養・栄養」のバランスを整える重要性を書いていきました。

普段スポーツ整形外科クリニックで患者のリハビリテーションの指導を行う中で、これら3つのバランスをうまく整える必要性を痛感します。

・睡眠の質が悪いと感じる
・疲れが取れない
・けがの回復が遅いと感じる
・症状が悪くなったり、良くなったりを繰り返す

そう感じる方はぜひ普段の自分自身の生活のなかで「食事で必要な栄養素を取れているか?」「能動的な運動を実践できているか?」「睡眠の質はどうか?」といったことを振り返る機会を作っていただきたいです。

私のnoteやTwitterでそれらに関する情報を発信しています。少しでも皆さまの役に立つ情報を発信しますので、フォローしていただいた上でぜひお読みください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?