見出し画像

似合う似合わないじゃなくて、気分が上がるか上がらないか。

ファッションって、どこまでも自由で、自分が身に着けていてテンションが上がるなら、その日を素敵に過ごすことができるなら、何を着ていてもいいと思う。私は。

何が似合うとか、そんなの1つの基準でしかなくて。
迷った時の何か指標みたいに思えばいいんじゃないかと思う。

だから、人が好きで着ているものに対して
「こうした方がいいんじゃないの?」
とか
「これは似合わないよ」
とか言うもんじゃないと思う。



大学の卒業式で、袴ではなく洋装で参加したいと思った私は骨格診断とパーソナルカラー診断を受けに行くことにした。

イエベなんだろうな~
骨格は……なんだろう?

と思いながら友達と一緒に個人で営むサロンへ向かう。

サロンに到着すると、やわらかい雰囲気の女性が迎えてくれた。
アンケートの、好きな服の系統やブランド、好きな女優さんなど、いろいろな質問に答えた後で診断が始まる。
まずはパーソナルカラー診断。


様々な色のドレープを当てて顔の見え方を一緒に見ていく。
当ててすぐに分かった。

あ、私イエベじゃない。

お気づきになりました~?
ブルーベースですね。
それでは、サマーかウィンターか見ていきましょう。



結果は、ブルべ夏。
診断を受ける前、一番ないと思っていた結果だった。
系統としては大人っぽくて落ち着いた雰囲気が好きだから、イエベ秋かブルべ冬が良かった。
でもなんとなく自分の雰囲気的にイエベ春なのかな?とか思ってた。

え、ブルべ夏??

なんとも言えない感情になったことを覚えている。
(今は、ブルべ夏大好き)


その後は骨格診断。
かちっとしたジャケットスタイルが好きなので、ストレートだったら嬉しいなと思っていた。

肌の質感や、首の長さを見て、ベルトをウエストジャストや、ハイウエスト、ローウエストで当てたりした。
結果はウェーブが基本のストレートミックス。

ん?何それ。ミックス?
何が似合うの?

もう頭の中「?」でいっぱい。


友達の診断もすべて終わり、パーソナルカラー診断と骨格診断の結果、好きな系統などから、いろいろとアドバイスをもらった。

とっても楽しかったのを覚えているし、診断の後お昼ご飯を食べて、友達と一緒に服やコスメを見に行ったのも楽しかった。

こういう色が似合うのか~
挑戦してみようかな

と前向きになれた。


大学の卒業式はラベンダー色のドレスに決めた。
肌がとてもきれいに映って、納得したもの。
友達からも好評だった。
今でも、結婚式に参列する時に着るのが、とても楽しいお気に入りのドレス。


ただ、診断を受けて半年くらい経つと、ファッションやメイクに対して迷いを持つことが増えた。
本当はこういう風にしたいのに、私には似合わないから……と決めつけたり、この服好きだけど着るのやめようかな……と思ったり。

自由に選べなくなってしまったのだ。
診断結果にとらわれすぎて、いつも納得いかない感じ。


でも、ある時思った。
ファッションって自由で、自分の気分を上げるものだから、デザインが好きだったり、ときめきを感じるなら、自由に着ていいんじゃないかって。
苦手な色味だとしてもメイクを工夫したり、顔の近くには似合う色を持ってきたりしてみて自分を活かす。
骨格も、カバーできるものは何か考えたり、もう考えることもやめて大好きなお洋服を着たり。
その自由さがとっても楽しいじゃんって、気付いた。

だから、基本的には着たいお洋服を着て、何か迷った時には診断結果を指標にしてコーディネートを組むようにしてる。

それが楽しい。


それに、とても思うのは、もちろん骨格もあるけれど、自分の好きな体型になるための努力をするべきだなと。
自分史上最高に自分の体型が好きだった時と比べると、今の自分は少し足腰がぽちょっとしてる。
3万円の服を買うよりも、3kg痩せる方が良い
って聞いたことがあるけれど、本当にその通りだと思う。


ファッションもメイクも自由で、自分が自分の気分を上げられるなら、似合う似合わないとか考えずに、身に着けたいものを身につけていいんじゃないかな。

今日も自分が好きな自分で出かけよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?