本の話。vol.2
今日の本はこちら。
君は月夜に光り輝く
描写が本当に美しい。
主人公は2人、渡良瀬まみずと岡田卓也。
性格が真逆の2人が偶然出逢い、死と生について深く考えさせられる切ないラブストーリーではありながらも、終わり方は何故か前向きな気持ちにさせられる。
「死にたい」と思ったことのある人、
生きているのが辛くなってしまった人、
もうしんどいって思っている人、
そんな悩める同世代に読んでほしい一冊。
生きるってそんなに簡単じゃない。
だけど、死ぬのなんかもっと簡単じゃない。
当たり前の『生』があることに
感謝して生きていくべきだ。
この感想を書いたのも、一年前のこと。
ずっと読みたかった本を少しずつ読むことができたステイホーム期間。
バタバタ忙しなく過ごしていた日々の中にできた休暇にほんの少し浮ついている気持ちと、未知のウイルスに怯える気持ちとが混在していた、自分自身がカオスそのものだった期間だった気がします💭
この小説は、そんなざわざわした私の気持ちを心地よい優しい力量で撫でてくれたような、そんな一冊だったように思います。
内容はもちろんのこと、筆者の言葉遣い、描写の仕方がとても美しく、情景が頭の中でキラキラと輝きだす感じがしたのを思い出しました。
気になった方は是非読んでみてください🌿