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【初心者向け】1年間書き続けて分かったnoteをバズらせないための5つの方法

 最近になってnoteの存在を発見し、私も少しやってみようかと思ったnote初心者さんが、noteで書いた記事をバズらせないために気をつけなければいけない点を纏めてみました。1年以上に渡って密かにnoteを書き続けた私の勘所を記しておきたいと思います。

はじめに(noteってナンだ!?)

 facebookにtwitter、tiktokやInstagram。個人で利用するSNSが色々ある中で、noteはこれらのサービスとはだいぶおもむきが違っています。
 日本発のこのnoteというサービスは、ブログやツイートのような機能もありながら、オンラインサロンを作ることが出来たり記事などの販売が出来るという点で、SNSとしては異色の存在になっています。
 コンテンツの有料化が出来る一方で、広告の掲載は出来ないためアフィリエイトで稼ぐといった使い方は出来ません。その結果、広告収入目当てでとにかくバズらせてやろうという人々ではなく、ある意味で真面目に発信しようという人達が集まっている印象です。

 noteで発信する人のことはクリエイターと呼ばれます。
 少し大袈裟な呼称に私自身は恥ずかしさを感じつつも、クリエイターイコール「noteの中でのコミュニティーを創る人のひとり」と考えれば、悪くない言い方だなぁと思ったりします。
 というのは、noteで何かを書くという同好の士であるクリエイター同士が、ゆる~く繋がっているように思えるからです。ここに集う人々はライバルというよりも仲間という感じがしていて、クリエイターという呼び方が仲間意識を強くしている気がするからです。

 一般的なSNSは、いいね!目的の承認欲求消費サービスという感じがしますが、目立たずひっそり自分の思いを綴ってみてもいいじゃないか、というような人であっても受け入れてくれる包容力と土壌がnoteにはあります。

 前置きが長くなりましたが、これから隠れクリエイターを目指そうという人がnoteをバズらせないために気をつけなければ点を見ていきましょう。

①人に向けて書かない

 誤って他人ひとが読んで役立つ記事を書いてしまったりすると、興味を引いてしまったりしますので、投稿する内容はなるべく自分に向けたものにしましょう。
 他人が読む前提の日誌と、自分用の日記は違いますよね。
 誰かが読んでくれるかもと思って日記を書く人はいないと思います。noteはそのスタンスで大丈夫です。もしあなたがそんな色気を出してしまった挙げ句にうっかりバズってしまっても私は責任を持てません。
 
 幸いnoteには他人のプライベートを覗き込んで揶揄やゆするようなカルチャーはありませんので、あなたの日記をさらしたところでスルーしてもらえるから大丈夫です。不用意には♡を押せないnote文化があります。
 あなただけしか分からない表現とあなただけが分かればよい内容をぜひ書いてみて下さい。

 間違っても見出しをつけたり、重要な点を太字にしたり、画像を多用したり、分かり易いリンクを付けたりするのは逆効果なのでやめましょう。

②他のSNSとの連携はしない

 noteにはtwitterなど他のサービスとの連携機能がありますが、これはあなたの記事を無闇に広めることになりますので、既にフォロワー数を抱えるSNSアカウントをお持ちの方などは、絶対にnoteの記事を連携させてはいけません。
 ただし、他のSNSでnoteの記事を宣伝することになったとしても、①の内容を守っている限りはバズる危険性は低いので大丈夫でしょう。

③ノウハウは書かない

 noteは、他のインターネットサービスから比較的隔離されているので、意図せず他から流入することはあまりありません。
 それでも、ノウハウやためになることを書いてしまうと検索サービスに引っ掛かってしまい、思わぬ流入に繋がったりします。
 これは①にも通じることですが、速攻で実践出来そうなためになる記事や、同じような悩みを抱えている人がこれを読めば解消出来そうだなと思えるような記事はご法度です。特にテクニカルな内容やラーニング(学び)方法、意識高い系の内容やデスクツアー系は興味を惹かれやすいので手を付けない方が無難です。
 生きずらいこの世の中でちゃんと息をするための方法論なども案外読まれてしまうことがありますので、そういうことには触れないように気をつけましょう。

④他のクリエイターからフォローされないように

 noteのホーム画面ではフォロー中のクリエイターの記事やそれに関連する記事が見やすい位置に表示されます。あなたが他のクリエイターからフォローされると、その方のホーム画面にあなたの記事が掲載され易くなってしまいます。そうなるとそのフォロワーさんがうっかり広めてしまうかも知れないという危険性が高まります。
 もちろん、①~③の内容をきちんと守っていれば、フォロワーさんが広めたところでバズることは絶対にありませんから心配しすぎなのかもしれませんが、何事も念には念をという観点が重要です。
 他のクリエイターさんからフォローされないためには、なるべくフォローをしないということが大切ですし、他の人の記事にコメントをしないということが重要です。

⑤サムネイルや題名は適当に

 noteのホーム画面を御覧いただけば分かると思いますが、note記事の一覧ではサムネイル(アイキャッチ画像)と題名が表示されています。
 従って、もしここでキャッチーな画像や題名を見せてしまうと、人は中を見たくなってしまいます。
 内容とは関係のないサムネイルにすべきですし、なるべく目立たないダサいアイキャッチ画像を採用すべきです。なによりそんな画像を作る時間を掛けるのは無駄でしかありません。

 そして、この記事の題名からして悪い例を見せることになってしまいましたが、題名はなるべく分かりにくくてどうでも良いものにしましょう。
 特に題名に【】を付けたりすると意外に目立ってしまうので注意が必要です。
 これを読めばためになりそうだという題名も厳禁です。
 世の中にはあなたと趣向が違う人がもちろん沢山いますが、あなたと同じような志向の人も実は沢山います。自分ではなかなか良い題名だと思うが、この良さが分かる人は自分くらいだろうなんていうおごった考えには気をつけましょう。思わぬ大魚を釣り上げてしまうことになりかねません。

おわりに

 この記事は、間違ってもnoteの裏垢化をお勧めするものではありません。
 人には言えない自分の内面を吐露したいと思っていながら、日常生活ではそれが出来ないという人が、なるべく目立たずに発信することが出来るようになることを意識したものです。その内なる想いを開放して自由になって貰うためにnoteという場を活用出来る可能性があると思ったことが記事を書いたきっかけです。

 ノウハウを書いてはいけないと言っておきながら、結局は方法論になってしまっている自己矛盾満載の記事ではありますが、どうせこんな記事は誰も読まないだろうという思い込みと、これを読みたくなるような人はいませんようにという祈りを込めながら書きました。

おわり


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