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Web2.0の仮託文化に育てられた少年は、web3時代のファンエコノミーに夢を見る

2023年7月からGaudiyでコミュニケーションデザイナーをしているTanasho(@tnxtnxtnx)です。

ブランド/コーポレートの発信物やファンコミュニティ内のクリエイティブの制作、同職能チームの基盤構築や採用などをやっています。
同年10月のリブランディングでは、インハウス制作物のディレクションを担当しました。

これは何

いわゆる入社エントリーです。
キャリアや転職活動の詳細ではなく、「こんな部分に響いてGaudiyに入社したやつもいるんだな」のいちサンプルとして読んでいただける内容としてお送りします。

入社理由

Gaudiyを次の環境に決めた外的魅力は 人/事業フェーズ/組織形態 など多くありますが、
僕自身のパーソナルな部分に紐づく入社理由のひとつが、仮託のクリエイターエコノミーの実現というビジョン面への共感です。

これについては、代表の石川がnoteで詳しく書いており、Gaudiyの事業内容に一気に興味を持つきっかけとなりました。

どうすれば、クリエイターが疲弊せず、持続的に発展するエコノミーを作っていくことができるのか。
そこで僕が提案したいのが「仮託のクリエイターエコノミー」です。あまり聞き慣れない言葉だと思うので補足すると、「仮託」とは、以下のように定義されています。

「仮託」…他の物にかこつけること。ことよせること。(大辞林)

少し難しい概念ですが、日本は、実はこの「仮託文化」が発展している社会だと考えています。たとえばカラオケやコスプレ、コミケなどの二次創作。これらはすべて仮託の文化だと言えます。

上記noteより抜粋

ぜひ記事本文をまま読んでいただきたいですが、
この「仮託のクリエイターエコノミー」が実現できることを要約すると、以下のような点が挙げられます。

  • 著作権や違法転売などの問題をブロックチェーン技術で解決し、二次流通の売買における版権者に対する収益還元が可能になる

  • 公式コミュニティ内で作者が安心してファンの二次創作を支援でき、ファンがIPを使った新しいサービスやビジネスを生む世界も実現できる

「この世界線を見てみたいし、作る1人として仕事してえ〜」となったのでした。

仮託文化に育ててもらった10代

なぜ前述の点に魅力を感じるかを語る上で、10代の頃の昔話をします。

僕がデザイナーを志した出発点は、多くの同業者がそうであるように、「お絵かきが好き」の延長線上にあります。

3才の頃に父がMacintosh Classicを買ってきたことで、KIDPIXで永遠に遊んでいました
スーザン・ケア制作のアイコンで埋め尽くされた最高にかわいいアプリケーション

PCを使った創作に慣れ親しんでいたこともあり、中学に上がる頃にはお絵かき掲示板(電子掲示板にペイントツールの機能が追加されたもの)にイラストを投稿するようになり、思えばこれがはじめてインターネットを通して創作の受発信を交わすというコミュニティの原体験でした。

転載元:https://ascii.jp/elem/000/000/707/707071/2/
2000年代当時は「しぃ」「Poo」の2大掲示板が台頭。僕は後者派でした

中でも、当時マンガ連載・アニメ放映していた「鋼の錬金術師」「ガンダムSEED」「銀魂」「ヘタリア」などの二次創作イラストを鑑賞することがとても楽しかった記憶があります。
原作と絵師たちの世界観が織り混ざって、さまざまなタッチで作品の持つ魅力が拡げられている様に、地元から出たことのない少年の半径数メートルからは決して得られない、たくさんの刺激を受けることができました。

個人ホームページを作ることも盛んで、そこから同人誌を通販できることが喜びでした
13歳ではじめて買った薄い本は今も大事に取ってあります

高校・大学と上がっていく中で、制作の興味の対象はデザインに変わっていき、実際デザイナーになった今の仕事も創作活動をするような方向性とは違っていますが、
美的感性や好きな世界観を拡げてもらった入口は間違いなく二次創作の存在であり、自分のデザイナーへの出発点といえます。
(以上昔話おわり)

仮託文化への恩返し・恩送りをする番

「二次創作=仮託文化」に育てられ、現在デザイナーとして飯を食えるようになっていることは、間接的ではあれクリエイターエコノミーからの享受と言えるかと思います。
こうした経験が、Gaudiyの目指す「推し活で生活していけるようにする」ファンエコノミーに通ずるところを、web3素人なりに感じてしまいました。

(↑↑↑ 目指す「ファンエコノミー・ファン国家」については、リブランディングで力作したCompany Deckをぜひご覧ください👀)

イラストをはじめとした二次創作に限らず、すべてのファン活動がよりクリーンかつIP/ファンどちらにも恩恵のある形にアップデートしていく(事業に関わる)ことは、
僕にとって育ててもらったものへの恩返しであり、それを享受する次の方々への恩送りでもあります。
自身の原体験であり、誰かの活動の原体験になりうるものにデザインの力を使って関わりたい、と思ったことがGaudiyへの入社動機の大きな一つになりました。

おわりに

Gaudiyメンバーの入社理由の分類は、ざっくり分けると web3技術/エンタメドメイン/ビジョン共感 の3つの軸どれかという感じで、僕のように入るまで「web3のこと全くワカラン」な人も少なくありません。
(自分も記事のとおりビジョン軸でしたし、転職活動時にエンタメドメインは全く検討していませんでした)

noteやCompany Deckを読んで「なんかGaudiyいろいろ壮大だけど、この部分は関心持てるな」と思った方、ぜひお気軽に話しましょう👋

デザイナーの方向けに情報を集約したNotionを公開しているので、気になる情報やメンバーを探して凸だ!(僕のカジュアル面談も開けています)


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