『こころのフィルター』を外そう!
突然ですが、あなたは褒められるのが得意ですか?
褒め言葉を受け入れることが出来ていますか?
この記事では、自分のことを知りたい方や自分を変えたいと思っている方、ストレスを感じている人や人間関係をもっとうまく乗り越えたいと思っている方に向けて書いています。
さて、今回取り上げるのは『こころのフィルター』という”考え方のクセ”です。別の記事にも書きましたが、心理学では”認知の歪み”などと言うことがあります。
人には誰もがクセを持っているように、考え方にもクセがあります。大まかには10パターンに分類でき、複雑に組み合わさっています。
この記事では、そのパターンのうち、『こころのフィルター』というクセを見ていきましょう。
通過するモノと弾くモノ?
冒頭の質問、あなたは褒められるのが得意ですか?の答えが、YESという方は素晴らしいですね。たくさんの成功体験を思い出にしているのでしょう。
NOという方も素晴らしいです。
ただ、少しフィルターが強いかもしれません。
こころのフィルターというのは、「選択的抽出」とも呼ばれます。
言葉の通り、勝手に「選択」して「抽出」します。何を抽出するかというと、ネガティブな感情やマイナスの体験をわざわざ選び出してきて、判断するのです。
コーヒーフィルターに例えて考えみてください。
おいしいコーヒーをいれるとします。フィルターに粉を入れお湯を注ぎます。フィルターからは雑味やえぐみが取り除かれたコーヒーが滴り落ちてきます。おいしいコーヒーが抽出されました。フィルターに残るのは、コーヒーの余分な部分と粉だけですね。
これと同じことが、考え方でも起こっていると思ってください。
このクセの場合、フィルターを通過するのは、ネガティブな情報や体験が多く、ポジティブな情報や体験はフィルターを通過できずにスルーされてしまいます。
他の例も見ていきましょう。
問題点は極端な判断
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