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おひとり忘年会 in my place

人とする忘年会よりも、ひとり忘年会が楽しみだ。と言ったら、誤解されるだろうか。

そもそも私は、昨今では疎ましがられる忘年会というイベントにも、喜んで参加したいタイプ。でも、同じくらいひとりで飲むのも好きということだ。

今年もついにひとり忘年会のチャンスがやってきた。せっかくなのでこの私のビッグイベントをレポートに残しておく。

いざ!クラフトビールの世界へ!

開催概要

開催日  :旦那が忘年会の日
開催時間 :昼から夜
企画   :クラフトビールの扉、開かん会!
参加者  :私

ついに火蓋は切って落とされた

買い出しこそ勝負

旦那を笑顔で送り出し、家事を済ませて家(主にダイニング)を清めたら、ついに買い出し。効率よく、そして本能に従う。目をつけていた鮮魚店、酒屋、そしてマクドナルドの完璧なムーブ。

誤算は酒屋に並ぶはじめましてのクラフトビールたち。種類めっちゃ多いんですね?!悩んだ悩んだ。

しかし、そのおかげで、すでに本日の勝利は約束された。勝負は買い出しにあり!

神々しき戦利品

前から気になっていた『よなよなエール』をはじめ、できるだけ種類の違いそうなものを選んだ。左からご紹介。

よなよなエール
箕面ビール おさるIPA
エチゴビール ピルスナー
・エチゴビール スタウト
ビッグウェーブ ゴールデンエール

宴会スタート

食事との相性も試してみたかったので、おつまみも併せて紹介していく。正直「なんか違う」が多かったけど、ほら、みんな失敗を重ねてプロになっていくからさ。

なんか違うも参考にしてもらえれば本望!ていうかそういうのも楽しい、ひとり忘年会スタート!

ビッグウェーブ×デミグラコロ

先に言っておく。ペアリングはなんか違った!

私がこの日どうしてもグラコロが食べたくて「昼ごはんは君に決めた!」と思っていたが、戦隊ヒーローのメカの合体がうまくいかなかったかのような感覚。

それぞれはものすごくおいしいのに、ごめん!
ビールはこんなかんじ。

事前にペアリングについて調べてはいたが、やっぱりハワイの食べ物に合うとのこと。パイナップルなどのフルーツもいいと書いてあって「いやそれは盛りすぎでしょ」と思ってたけど、飲んだらわかった。盛ってない。

めちゃくちゃフルーティー!南国っぽさをビールから感じる。

グラコロの揚げ物やデミが合っていない気がした。ガーリックシュリンプとかはアリではないだろうか。

ていうか正直ツマミなしでも飲める。いや、飲んだ。

最初に言うのもなんだが、私の中ではこれがナンバーワンに好みだった。

よなよなエール×ポテト

2番手は気になっていたよなよなエール。お供はマクドナルドのポテトをバターと青のりでさっと焼いたもの。

このおつまみ、なんにでも合うのでは?ってくらい万能だった。

なお、おしゃれ気取って先ほどまで律儀にひいていたランチョンマットは、もうここからない。早すぎ。

ビールはこちら

おお!濃い!黄金色だ。
飲んだ感覚は、なにかツンとくる柑橘っぽい香りと、麦の香りがあって、最後まで余韻が残る。程よい苦味はあるけど飲みやすく、濃いめに全体のバランスがいい。

女性も飲みやすそうだし、人気も頷ける。
万能ポテトの青のりの香りともマッチしてこれはすんなり食べられた。香りと相性がよさそうなのでハーブを使った料理にも合いそう。

【箸休め小ネタ】映画のペアリング

今回せっかくなので映画でも観ながらと思い、飲んだくれにぴったりの映画『ハングオーバー!』を視聴した。

友人同士で出かけた独身最後の旅行で、目が覚めると大変なことになってた!でも何も覚えてない!という内容。

この映画をひとことで表すと「下品」。
好ましくない表現だけど観たことがある方には共感してもらえると信じる。酒飲みが苦手な人とはとても観られない。

次々に起こる謎のぶっ飛び問題、少しずつ明らかになる昨日の自分たち。構成がおもしろく、つい見てしまうが、終始呆れ顔と苦笑いの連続。

ちなみにハングオーバーは英語で二日酔い。映画ほどの最悪なできごとは起きないが、飲みながら観ていると「自分はやりすぎないように気をつけよう」と飲み過ぎ防止にもなるかも?

そのときのお酒や気分に合った映画をペアリングするのは、気分もいっそう盛り上がるのでおすすめ!

ピルスナー×にんにくカルパス

にんにくカルパスの味が強い!そもそもこれ。おいしいけど主張がすごかった。合わなくはないが、普通のカルパスやサラミの方が合ったかもしれない。

少しだけ残っていた万能ポテトの方が合っていた。

このあたりから酔っ払って写真に一貫性がなくなってきた。おつまみも入れちゃってる。

さて、日本で初めて国内製造クラフトビールをつくったというエチゴビールの『ピルスナー』。

今まで飲んできたキリンなどのビールに比べると、やはり香りはあるが、強すぎないのが逆に特徴的だ。

今回購入した他のクラフトビールに比べても、グラスに鼻を近づけなくても香るというほどの強さはない。しかし、口に入れるとふわりと確かな香りが広がる。

さっぱりとしているので、おつまみの種類を選ばずなんでも寄り添ってもらえそうな安心感。チームの中には1人はこんな人がいて欲しい。

おさるIPA×ソフトいか燻製

ビンということもあるが、ついにコップに出して写真を撮らなくなってしまった!しかし、名誉のために言うと、ビンで飲む場合とグラスで飲む場合の違いも試した。

IPAはそもそも苦味が強いイメージがあったが、やはりそのとおり。ビンのまま飲むと苦味と香りがガツンときた。グラスに出すと幾分かマイルドになり飲みやすくなる。IPAが好きな人はビンのままの方を好むのではないだろうか。

それから、グラスに出したときに泡がいつまでも残るのが気になった。調べてみると、泡は麦とホップの成分によって液面に残る効果があるとのこと。

つまり、ホップを多量に使われているIPAは泡持ちが良いということだろうか。へぇ〜。

おさるのパッケージがかわいいおさるIPA。ガツンとした味なので強い肉の味が合うかもしれない。グラコロはどうかわからないが、肉感の強いハンバーガーは合いそう。

いかの燻製も悪くはなかったが、スルメなど臭みのあるものでも良かったかも。

月桂冠しぼりたて×海鮮

すっかり夜の部になり、クラフトビールからちょっと脱線。朝に買ってきたお刺身と白子をいただく。

り、立派すぎる〜〜〜!

お願いしたらその場で捌いてくれたお刺身。本マグロを希望したが、「今日入ったキハダが良くて、食べてほしいから気持ちだけ入れたよ!」と、お兄さんが活気あふれる声をかけてくれた。

脂ののった本マグロと、歯応えがあってあっさりしっかりしたキハダ、食べ比べられるとはなんたる贅沢。旦那がお歳暮でいただいた日本酒が止まらない。

白子もまったく臭みがなくクリーミー。ゆずポンでぺろりといただいた。

あぁ、すでにもうこの日をやり切った感で満ちているが、これで終わりと思うなかれ。

スタウト×リンドール

黒いクラフトビール『スタウト』
こちらにはチョコレートが合うと聞いて、最後の楽しみにとっておいた。

しかしビールとチョコレートが合うなんて、半信半疑。

旦那購入のリンドールがあったのでちょうどいいやと拝借して試してみる。

いやっこれ合うやないの!

見た目から黒ビールのような味を想像していたが、スタウト、予想外。ほんのりした甘みとローストされたような味がコーヒーを思わせる。

そこに甘いチョコ。最後にしてまた新たな扉が開いた。クラフトビール、どこまで広いんだ。最高じゃないか!

終宴の時間

思い切って踏み出したクラフトビールの世界。扉の先はすぐ沼という恐ろしい世界が待っていた。

そして私はそこにうっかり足を突っ込んでしまったのだ。もう逃れられない。

国のビールと料理のペアリングもよし、箕面ビール、エチゴビールなどの地域の名前が入っているビールに愛着を持つのもよし。

そして、今回のように飲み比べるもよし!なんといっても1日では足りない幅広さだ!

忘年会から帰ってきた旦那が、洗って干された缶たちを見て「これ1人で飲んだの?」と驚いた顔をした。

背徳感を浴びながら、私は頷きにやりと笑う。

悪いな、ひとりで最高に楽しんじゃって。

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