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F&N

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F&Nは長岡研究室で発刊しているマガジンです。 Foot&Networkの略であり、半年間の活動で出会った人や活動について紹介していきます。これまでは冊子の印刷をしていましたが、… もっと読む
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2022年7月の記事一覧

食事から縁を

越境を通じて知り合った鬼丸さんという人を紹介したいと思う。鬼丸さんは食を通じて人との縁を広げていこうと日々様々な場所で活動を行っている人である。ここで書く内容はお話をして感じたことや一緒に活動させていただいたときに感じたことを書いていく。 食を通じて垣根をなくす鬼丸さんは今後の活動について話し合っているときに自分の活動についてお話をしてくれた。「一緒に食事をすることで人々の垣根を取り払えるんじゃない?別に高い食事じゃなくてもいいんじゃない?」と言っていた。この発言を聞き、確

「自分」だけじゃなくて[Footwork&Network vol.22 No.5]

創くんについて 同じゼミ生の創くんについて、印象に残っていることがある。 以前、ゼミ合宿について話し合うためにゼミ生でzoom会議を行った時のこと。その会議はチャットでしか参加できないゼミ生もおり、全員が顔を合わせてコミュニケーションが取れる環境ではなかった。けれどその中で、創くんはチャットの意見にすぐレスポンスを返し、後から入室したそれまでのチャットを見られていない人たちに向けても議事録を細かく送るなど率先して行っていた。そして次第に、他のゼミ生たちもチャットとのタイム

Tシャツを買って、[Footwork & Network vol.22 No.3]

6月5日、青山で開催された保護犬保護猫の譲渡会イベントに行った時。 Dog Shelterという保護犬団体のスタッフさんとお話しした時のことについて。 譲渡会は近くのファーマーズマーケットと併設した場所で行われており、マーケットを見に来た人がふらっと立ち寄りやすいような仕組みになっていた。 私は元々、譲渡会目当てで会場に向かったのだが、ファーマーズマーケットの方も魅力的でじゃがいもと玉ねぎを購入してしまった。また、初めてヴィーガンドーナッツを食べたが美味しかった。(他にも

食堂でつくっていたのは[Footwork&Network Vol.22 No.8]

出会った人にフォーカスして気づいたことを発信するF&N。今回は投げ銭スタイルの不思議な食堂「鬼丸食堂」を開催している鬼丸美穂さんを紹介します。 準備の始まり 小雨のぱらつく香川県丸亀駅前のロータリー。 スーツケースをごろごろ言わせながら、私たちは鬼丸さんと落ち合いました。普段は東京を中心に活動している鬼丸さんが、丸亀駅前に現れたのは、香川県三豊市にある宗一郎豆冨さんとのコラボイベントのため。今日はイベント本番を翌日に控えた準備の日です。「みんなよく来たね。私もだけど。」鬼

まだまだ知りたい

このF&Nというマガジンは、Footwork&Networkを省略したもので、「出会った人」を紹介することで越境活動を記したものである。 私が今回2度目の越境活動をしたのが、ゼミ生のじゅんりである。じゅんりにインタビューや約4か月ゼミで共に活動したことから感じたことを、書いていく。 出会い彼女との出会いは入ゼミ前のzoom個別説明会であった。私は入ゼミ希望の学生として顔出しをせずに参加したが、興味ある分野である「まちづくり」というワードを放つと、ミュートだったじゅん

人と人は、心と心[Footwork & Network vol.22 No.9]

新たな出会いがテーマのFootwork & Network、略してF&N。 今年の3月2日、ゼミにゲストで鬼丸さんに来ていただき、お話を聞いた。それをきっかけに、鬼丸さんの活動のお手伝いをするようになった。今回は鬼丸食堂の活動との出会いを通して、「コラボレーション」について感じたことを書く。 ◯鬼丸食堂ってどんなところ? 鬼丸食堂とは、ざっくり言うと鬼丸さんが不定期で開催している食堂である。お金を払って食事をするのが食堂なのだが、鬼丸食堂はちょっと不思議な食堂だ。不思議

生徒から学ぶこと[Footwork&Network vol.22]

きっかけは突然に 7月某日。ゼミ生のいとれいから、1通の連絡が届いた。 「よかったら高校生と一緒にフィールドワークや染め物体験しない?」とのこと。 それは、彼女がインターンをしている青春基地での課外プロジェクトのお誘いだった。普段は都内の公立高校向けに探求型学習のプログラムを提供しているのだが、今回は初めて私立高校で行われるようだった。 「面白そう!」 そんな内発的動機に従い、一緒に同伴させてもらうことにした。 今回はその活動と、そこで出会ったSさんとの出会いから「学び」