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まだまだ知りたい


このF&Nというマガジンは、Footwork&Networkを省略したもので、「出会った人」を紹介することで越境活動を記したものである。
私が今回2度目の越境活動をしたのが、ゼミ生のじゅんりである。じゅんりにインタビューや約4か月ゼミで共に活動したことから感じたことを、書いていく。
 
 

出会い

彼女との出会いは入ゼミ前のzoom個別説明会であった。私は入ゼミ希望の学生として顔出しをせずに参加したが、興味ある分野である「まちづくり」というワードを放つと、ミュートだったじゅんりがこう声をかけてくれた。
「先輩にもまちづくりに興味を持って活動した人がいたから、ゼミのホームページから読んでみるといいよ。」と。このじゅんりの一言から居心地の良さを感じ、長時間zoomに滞在したことを思い出した。
また、長岡ゼミは2021年12月23日には対面ですでにゼミ生顔合わせが行われた。私が一方的に見たことのあるゼミ生が何人かいるものの、緊張しながら教室に着き挨拶をすると、じゅんりがすぐに私に話しかけてくれて、安心したのを覚えている。
 
そしてこの時とても驚いたことがあったのだが、長岡ゼミを志望する私が、説明会の先輩を覚えているのは当然であるが、じゅんりは説明会に参加した顔出しをしていない一個人の私のことを覚えていたのだ。今でも初めて不安を抱きながらゼミに行くと、じゅんりが笑顔で話しかけてくれた時のことがすぐに思い出せる。
 
今思うとどちらも、他者の興味関心を自分のことのように考えてくれる彼女によって居心地の良さを感じていたのだろう。
 

彼女の穏やかさのワケ

そんなことを考えていると、以前zoomの中で弟と2人暮らしで仲が良いと楽しそうに話していたじゅんりを思い出し、彼女の柔らかい雰囲気や、他者に心地良さを与えられるのには、弟とじゅんりの関係性にヒントが隠れているのではないか、と質問してみることにした。
 
「外でどんなに嫌なことがあっても、家に帰るといつもと変わらずほんわかした雰囲気で過ごす弟を見て、心が軽くなる。」と今回もじゅんりは以前のように弟のことを楽しそうに、誇らしそうに話してくれた。また、じゅんりが落ち込んでいる時はそれを察して、全部を笑いに変えて励ましてくれるという。どんなに辛い状況でもお互いが支え合い励まし合ってきた経験があるからこそ、じゅんりが家から出て人と関わる際にも、他者に心地よい空間を作る場づくりができているのだと気づいた。
 

 意外な一面

ここまでの文章を見ると、出会った時も、ゼミで過ごす中でも柔らかい笑顔と雰囲気で周りを和ませてくれる存在のじゅんりという印象を持つと思うが、本人曰く「相当な負けず嫌い」らしい。はじめは私も勝手ながらに穏やかな印象を強く持ったのだが、今回話す中でその面も一部垣間見えた。まだ見えていないじゅんりの様々な感情や考え方をこれからもっと知っていきたい。また、じゅんりからもらった勇気で私も、人の考え方を変えられなくとも、見方を変えるきっかけになるような人物に成長していきたい。

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