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通販サイトの説明文がわかりにくのはなぜか?

通販サイトのザッピングをよくして説明文を読むのですが、どれもこれもわかりにくいこと…
ある程度わかる人にはいいのかもしれませんが、全然知らない人からしたら、難しすぎること…
今日はなぜ文章がこんなにもわかりにくいのかその奥に何があるのかについて記事にしていきたいと思います。

こんなもん正確にわかるやつなどいない

通販サイトの説明文やファッション雑誌などで目にするジャガードやメルトンだとかそんなこと言われてもわかはないと思う人は僕だけではないはずです。

とある所の文章
メランジの暖かみのある素材感が特徴的なVネックニット。
ネック部分はシャツやカットソーと合わせた際に、綺麗な見えかたとなるようデザインされています。
ラグランスリーブのゆったりとしたシルエットが、今らしいらしいリラックス感のあるスタイリングを演出。

全文を正確に理解できる人は少数だと思います。
ほとんど暗号に近い。
説明しているのに暗号化しているのかはもう致命的。
ラグランスリーブはギリギリわかったとしてもメランジを正確に説明することはできますか?

*メランジはフランス語でごちゃ混ぜと言う意味

一つ言えることは、使われている言葉はすべて専門用語でなのにもかかわらず、あたかもしったいますよねが前提で商品が説明されてます。
しかも、全く補足がなされないまま。

どこのサイトでもどこの雑誌でもこの現象は見ることができます。

どうしてアパレルはこんなにもわかり難い商品説明をしたがるのでしょう?

**

カッコつけたがる**

実はこれら通販サイトの商品説明ってなどはプレス情報をそのままコピぺしている場合がほとんど。ここに問題があります。

プレスとは何か?を少し説明しますね。
プレスとはイメージコントロールするのが本当の仕事の意味あいです。
どこのメディアさんにどの洋服を掲載許可するのかや、展示会や広告の方向性はどうするかなどブランドのイメージに関して全権を握る非常に重要な役職です。
つまり、プレスさんがいる役割は格好つけるのが仕事です。(貶しているわけではありません。)

各取引先さん、卸先さんに各商品の詳細を説明するために作られた文章をそのまま何も考えずにコピーペーストしてしまう小売店が問題なのです。

小売店がカッコつける意味は全くない

前置きが長くなりましたが、なんで説明文がわかりにくい構造になっているのか少し理解してもらえたら幸いです。
ここからが本題になります。

小売店の役割をもう一度整理していきます。
ブランドの意向やデザイナーの考え物語をお客様に説明し、魅力を十分理解した上でお買い上げ頂くことです。
つまりは翻訳をすることです。

小売店が持つお客様への接触能力、説明能力などを難解なファッションの世界や商品の物語ををか翻訳するのが本来の仕事です。

だから小売店は店舗に販売員がいます。
ここを見誤ると待っているのは倒産だと思ってもらった方がいいと思います。

使い方や素材の詳細やデザインの特徴などをきちんと顧客様に伝えることで魅力と着こなしを提案しをして満足してもらうことです。

にも関わらずプレスリリース情報をコピーペーストしていたのでは、僕たちの存在意義はありません。小売店側はブランド側の様にイメージを重要視する必要はないと思います。

ブランドの情報を必ずコピーペーストしなさいなどと指示は近年増えてきているのが現状になってきました。

小売店の役割はブランドとお客様の橋渡しの役割をになっています。
魅力あるものかをイメージ重視ではなく、わかりやすく、気張らずお伝えするのかを考えないといけません。
しかしコピーペーストで職務放棄しているのが現状です。
だからこそアパレルには変なイメージが定着してしまっています。一見を無視している、無駄に格好つけてるなどを言われるわけです。

小売店がこういった姿勢になってしまった理由も理解してもらいたいことがあります。

明日しっかり説明した記事を後悔してきます。

それでは〜

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