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近道とまわり道

『小皿に盛られた豆を少し離れたコップにいれる作業』

①ある人は、小皿ごと手に持ってコップへザッと落とし入れる。

②またある人は、小皿の豆を一粒箸でつまんで指に力を入れて落ちないようにしながらそっとコップの方へ移動し、皿という低い位置からコップのフチという高いところに目線を注ぎながら高度を上げていき、コップの真上に来た落下点で箸を緩め溢れないなように落とす。そしてそれを豆がなくなるまで繰り返す。

同じ仕事なのに、違う仕事。

①のシゴトは、
時間がかからない
手間がかからない
効率がよい
他のことに目を向けられる
他のことが出来る
豆がたくさんこぼれる可能性がある
考えるゆとりがない

②のシゴトは、
時間がかかる
手間がかかる
神経を使う
嫌になる
退屈になる
効率が悪い
他のことに目を向けられない
他のことが出来ない
豆が多少こぼれる可能性がある
考える時間がある

一見①の方がメリットが多いように思えます。

今の世の中、どちらかというと①的な働きや成果が求められ優先されるけれど、②には確かな技術や意識、知識、経験、気づきが必要ですし、その作業をしながらいろいろな事が考えられる。これはこれで無駄とは別のような気がします。

本業は短時間で効率良く一気に成果を出す仕事なので①に近い。副業でやっているポスティングはコツコツと積み上げて成果をあげる②に近い。

どちらも必要な仕事のやり方。本業には②の要素を、副業には①の要素を取り入れて業務を行っていきたいと思います。

ちなみに、冷やし中華や豚骨ラーメンを食べたあとに汁に浮いたゴマですが、私は一粒も残さず箸で摘んで食べるのが好きです。汁から全ての粒がなくなるとごちそうさまって感じになるんです。家族には「いつまで食べてるの?」といわれますが。ただゴマを一粒一粒潰して食べた時の口に広がる風味が好きなだけですけどね。外ではやりませんよ。

スミマセン、ちょっと話がずれました。