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短歌

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わたしが詠んだ短歌たち
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花言葉は「あなたを幸せにします」/短歌

「外にいて」
張り詰めた糸ほどくよう
幸せ抱えきみがでてくる

待っててと言い残してお店に入って行った。

なにすんだろ?なにされるんだろ?とドキドキしながら待つ時間がもどかしかった。

おっきな花束を抱えて出てきてひとこと。

「つきあってください。」

忘れたくなくて記録しておきました。

おやすみなさい。

31音で伝えたい想い

31音で伝えたい想い

泣きながら話していても
いつまでも忘れられない
クリームソーダ

好きって気持ちだけではどうしようもない気持ちが不満になったり、怒りになったりしちゃって、もうやだもういいって泣いたりして、でもそんなときでもあのキラキラした一日のことは忘れないし忘れられない。

懐かしく愛おしい日々のこと/短歌

懐かしく愛おしい日々のこと/短歌

たまごかけごはんを食べて温泉へ
「今年の春は風が強いね」

地元にいたころはなんとも思わなかった日常が、こんなにも懐かしくて愛おしい。

黒い目が / 短歌

黒い目が / 短歌

黒い目がこっちをじっと見てたから
照れて笑って顔がつぶれて

わたしこういう写真が好きだ。

普段人に撮られるの苦手だけど、大好きな友達となら自然とニコニコした写真を撮ってもらえる。

わたしは笑うと顔が潰れる。
でも、澄ましてるよりそっちの方が、好き。

好きなひとの短歌

好きなひとの短歌

名前見てこんなに心躍るのも
そうとう盲目だとは思ってる

苗字だけとか、名前だけとか、漢字一文字だけとか、そんな些細な話なのにやっぱり好きな人にまつわる全てが愛おしく感じるんだろうね。

夜中の電話。/恋愛短歌

夜中の電話。/恋愛短歌

真夜中に「寝てたよ!」なんて言いながら
話す時間が愛おしかったの

この夏、何度もやりとりしたこと、忘れない。

忘れないよ。

大好きなのに。大好きだから。/恋愛短歌

大好きなのに。大好きだから。/恋愛短歌

大好きなのに 大好きだから激しさを
隠せなくなる ほんとは違うの。

こんなはずじゃなかった、と何度恋をしても同じことを思う。

夏、旅先、ビンのコーラ。/短歌

夏、旅先、ビンのコーラ。/短歌

ビンコーラ嬉しくなってこんな日は
あなたにここにいてほしくなる

ビンのコーラって懐かしくて好き。

ここにあなたがいたら、「なつかしいね、ぬっるいね」なんて笑いながら飲んで、きっともっと楽しい。

あの坂の上で。/短歌。

あの坂の上で。/短歌。

逃げ水を追いかけ行ったあの道で
アホなことして君と死ねたら

夏。

たとえば、小学生のころに、帰り道 親友と「将来一緒に暮らしたいね」って計画したときの気持ち。

たとえば、中学生のころに、ジュースを飲みながら学校まで歩いたときの気持ち。

たとえば、高校生のころに、お姉ちゃんと喧嘩して別々の道から帰って近所のおばちゃんと遭遇し、アイスをもらって階段の上でひとり座って食べたときの気持ち。