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私とダイバーシティ。意外に近くにあったもの


ダウン症の次男を産むまで

ほとんどちゃんと意識したことがなかった。


最近ダイバーシティという言葉を知った。

多様性。

でも昔からわりと、

私の身近にあったよなという話。





小学生時代。自閉症のIくん


保育園〜小学校の時の同級生に

自閉症の友人がいた。

名前はIくん。

ひまわり学級とかけもち。


クラスにいたというよりは本当に友人。

みんなで放課後一緒にポケモンして、

読めないポケモンのカタカナを読んであげたり

伝説のポケモンをかわりに

捕まえてあげたりした。


Iくんは代わりにキャタピーを

バタフリーまで育ててくれた。


田舎だったので

ずっと同じ30人くらいのメンバーで、

6年生まで一緒やった。

当たり前のようにハタチの同窓会でも会ったし、

今は連絡はしてないけど、電話番号も知ってる。


同窓会のとき、誰かがIくんに

「ってかIくんの障害ってなんなん?」

「え自閉症やでw」

「へー知らんかったw」

みたいな会話してたw


最近ふと思い出すのは、小学校の卒業式の日。

彼のお母さんが涙を浮かべながら

クラス全員に握手をしてお礼をしていた。


次男を産んで

Iくんのお母さんの涙の意味がようやくわかった。


なんとなく中学は別ということは知っていた。

でもそれは私立に行く子と

同じくらいの感覚やった。





長野パラリンピック


私は長野オリンピックのときから

パラリンピックの方が楽しみなタイプ。

あー長野オリンピックとか言ったら年齢がばれるw


長野オリンピックのときは小学生でした。

ずっとオリンピックがついている

テレビに飽き飽き。


そんな時テレビに映る、義足で走る選手の姿。

超早いし、サイボーグみたいでカッコいい!!!

それが私が初めて見た義足。


今もあまり変わらないかも。

東京五輪でも、みたいのはパラリンピック。


車椅子テニスも見たいな〜

あの腕筋はほんまにすごい!

ドラゴンボールの世界。





近所のツルのおじちゃん


祖母の友人に片腕がないおっちゃんがいた。

4〜5歳の時無邪気に聞いた。

「おっちゃん片手どこに忘れてきたん?」

おっちゃんはめっちゃ笑ってた。

おっちゃんがなんて答えたかは覚えてない。


でも、おっちゃんは片手でなんでもできた。

ジュースも入れてくれたし、

畑仕事で桑もふってたし、

折り紙でツルもおってくれた。


大人になって、

おっちゃんが亡くなったと聞いた。

おっちゃんは戦争で片腕をなくしてた。

忘れてきたんじゃなかった。

知らんかった。


あのツルは私よりうまかった。





大人になって、次男を産んで


大人になってから

私のようにダイバーシティに

触れてきていない人が

大半だということに気がついた。


海外開催のパラリンピックは

テレビでやっていない。

自閉症の子は24時間テレビの中の人。


なんで?


ダウン症の次男は

これから世の中とどう接していくのだろう。

どこかの誰かの

ダイバーシティとの触れ合いの一部。

そんなふうになればいいな。

と思う今日この頃。




おわり





前編

中編

後編


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