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ホームページが埋もれないようにとんがる方法について!

集客できるホームページの作り方については「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。今回はホームページが埋もれないようにとんがる方法について書いてみようと思います。これからホームページを作成される方、リニューアルを考えていらっしゃる方は参考にしてください。
《参考図書》
「お客様が集まるホームページの教科書」 狩生孝之 著 ビジネス・ベストセラー出版

1,とんがるための3要素

ここでは、『ランチェスター弱者の戦略』について考えていこうと思います。
経営環境が不利な会社が実行すべき戦略が弱者の戦略なのです。理論は、ランチェスター経営の竹田洋一先生の「竹田ビジネスモデル」に基づいています。
竹田ビジネスでは8つの要素を提示しています。この中で特に大切なのが『商品』『地域』『業界客層』の3つです。埋もれないようにするためには、この3大要素が必須です。

2,『商品』で埋もれない

提供している商品サービスをとんがらせることができないかを考えていきましょう。
まず避けたいものは次の3つです。
・大衆を相手にした商品
・多数の企業が提供している商品
・競争相手がまったくない商品
大衆を相手にした商品の場合、勝ち目が限りなく少なくなります。何故なら大手企業が必ずといっていいほど参入しているからです。
多数の企業が提供している商品も同じですが、経営資源が少ない場合、ある側面に特化したもので勝負する必要があります。
逆に、まったくライバルがいない市場も避けたほうが良いです。何故ならニーズがない、もしくは市場として開拓されていない可能性が大きいからです。お客様がいなければ参入しても意味がありません。

3,『商品』をとんがらせる

①特化した商品にする

大衆向けの商品にしないことです。

②大量生産できない商品にする

大量生産できるものは大手企業が参入しやすく、物量戦で攻められると、小さな会社は勝つことができません。

③差別化を図る

例えばお客様が求めているサービスを付加価値として提供するなど他社と差別化しましょう。

4,『地域』を絞る

商品でとんがることができなくても、地域で特化することができれば、それだけで差別優位性として働くことがあるのです。
地域名で検索したときに、他のライバルがあまりいないのであれば必然的に選ばれやすくなります。選ばれるようになるまで地域を絞るというのが適切な戦略です。

5,『地域』は広げるほどコストがかかる

地域を特化すると対象の人が減って売る上げが減ると考えがちです。逆に地域を広げるとどうなるでしょうか?たしかに対象の人は増えますが、業種によってはコストがそれに伴って増えていってしまうのです。代表的なのはアフターフォローが必要な地域密着型のビジネスの移動時間の人件費です。

6,『客層』を明確にする

商品の場合、専門特化しようと思えば必然的にどのような客層にするかを決めなければいけません。地域の場合も、どの地域にいる人を対象とするかを考えるので、こちらも必然的に客層を決めることになります。どのような人かを明確にすることで、営業もしやすくなります。ホームページの場合も、どのようなキーワードで検索して訪問するかという検索キーワードも考えやすくなります。対象を設定する際に気を付けなければならないのは具体的な客層にすることです。抽象的な対象設定からは、抽象的な表現しか生まれません。それでは対象者の心に響きません。

7,企業向けのときは『業界』で絞ってみる

企業向け商品は『業界』で絞ってみるとうまくいくことがあります。
特定の分野の専門家になるのです。
「専門家に任せておけば安心」という心理は必ずあります。「その分野の専門家であれば間違いない」と思っていただけるからです。
企業向けの商品を提供されている方は、「得意な業種がないかどうか」を検証してみるとよいでしょう。

8,競争環境を身近な例でイメージしてみる

競争相手が増えてくると、対象の人から選ばれにくくなります。知名度がある会社や大きな会社に負けてしまうからです。負けてしまう環境になってしまっているなら、勝ちやすい範囲を設定すればよいのです。

9,勝てるポジションに範囲を設定する

ビジネスの場合はライバルが見えにくいため、対象を広げすぎてしまっている可能性が高いのです。最初は「勝てるポジションで戦っていく」という姿勢でいかなければなりません。ホームページの場合は特化させればよいだけなので大きなリスクはありません。小さな会社であれば「勝負をしかける市場」を吟味しなければ疲弊してしまいますし、労力が無駄になります。

10,それでも絞り込むことをためらうとき…

成功企業の今の姿ではなく、創業時の姿を見てみましょう。インターネットで検索するだけです。どのような会社でも創業のときは、経営力が乏しい状態です。経営力が少ないため、『小さく』はじめています。どの業種であっても多数の事例を見ることで発見できることが必ずあります。

11,結果を早く手に入れようとして失敗する人々

早く反応を得て、売り上げに繋げたいというのは誰にもある心情です。でも、結果を早く手に入れようとしすぎると失敗してしまいます。例えば結果が早くほしくて「注目されている市場」に飛び込む人がいます。注目されている市場というのは、目立っているため、誰でも飛び込もうとする市場です。つまり、ライバルが異常に多い市場でもでもあるのです。
結果を早く得ることを目的に据えてホームページを作ってしまうと、ただライバルとの競争関係の中で苦しむことになってしまいます。
結果が早く出なくても、ひとつずつ結果を着実に積み上げることができるほうが長期的には安定します。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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