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Webサイト作成|SEO対策実践編のコンテンツ作成 方法について

SEO対策については「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
以前、noteでSEO対策入門編を書きました。これです
前回は、SEO対策実践編のサイト設計を書きました。これです。
今回の記事では、SEO対策実践編のコンテンツ作成について書いてみます。
情報元は『「SEO対策」・超入門2022』 滝口健太郎著 です。

1,競合相手のリサーチ方法

リサーチは、まずこれから上位表示を狙っていくキーワードで実際に検索をしてみて、検索結果に出てくる上位10位以内のページについて分析します。
競合リサーチは主に2つの方向性があります。
それは、「数量的なリサーチ」と、「質的なリサーチ」です。
「数量的なリサーチ」とは、例えば、競合サイトの総ページ数や更新頻度、1記事当たりの文字数などを調べるということで、「質的なリサーチ」とは、実際に競合がどのような記事を書いているのか、どのように読者の心をつかんでいるのか等、その記事の質を調査するということです。

(1)数量的リサーチの方法

数量的なリサーチは、年々その必要性が薄くなってきています。あくまで参考程度にみておくといいでしょう。
ここでご紹介するのは、そのサイトの総インデクス数を調べる方法です。
まず、Googleの検索窓に「site:」と入力し、そのあとに競合のドメインを入力して検索します。検索結果をみれば競合サイトの総インデックス数がわかります。
概ねこの総インデックス数が多いサイトはSEO的に強いとみることができます。

(2)質的なリサーチ方法【重要】

質的なリサーチ方法は、記事ごとの質の高さを図る感覚をつかむことで、競合の記事をみればその記事がどの程度のSEO的な強さで、どの程度の記事を書けばその記事より上位を獲得できるか、という部分の判断を下す方法です。
★記事のターゲット層
その記事が対象としている読者層がどんな層なのかを見定めます。対象読者層を絞るとシャープでキレのある記事になり、SEO上の評価も高くなります。
★記事のゴール
その記事がその読者層をどういったゴールに導いているのかを見きわめます。ゴールがハッキリしている記事は、その記事がどんな記事なのかということを1文で表せる記事になり、これもまたシャープな記事になってSEOの評価を上げます。
★解説のわかりやすさ
その記事の解説がどの程度の密度なのか、どの程度噛み砕いて表現しているかを見ていきます。解説の密度とは、どこまで細かく解説しているかということです。それから、記事の「わかりやすさ」も見ておきましょう。専門用語が使われているかどうか、どの程度噛み砕いて解説しているか、という部分です。
★解説方法
基本的に全て文章であることは共通していると思われますが、そのほかに、例えば、図表や画像、動画、SNS・書籍からの引用など、解説の仕方について着目します。その解説の仕方がハマっているかどうか、有効かどうかという点も見ておきたい部分です。
★独自の視点の有無
オリジナルな体験談等、その記事を書いたライターにしか書けない部分があるかどうかを見ます。これも、その独自の情報がその記事の信憑性を上げているかどうかもみましょう。これは、記事の独自性を上げる要素としてSEO上評価されます。
★競合サイトの運営会社
これは、ある意味、SEOで勝負するか勝負せずに撤退するかの判断基準になります。
例えば、これから上位表示を試みようとするキーワードで検索してみて、上位10位以内のページがどれも官公庁や公的機関や、大病院、大手マスメディアや大企業、有名どころの大手Webメディアなどが独占している場合などです。
これらの巨大組織と戦うだけのリソースがなければ、撤退を選択するのが無難でしょう。

2,キーワードからページの内容を考える

手順は概ね次の通りです。

コンテンツの骨組みの基本

基本的なWebコンテンツの型をご紹介します。コンテンツは、ほとんどの場合次の3つの要素からできています。
①問題提起
②解決方法
③根拠
検索エンジンのユーザーは、何らかの問題疑問を抱えて検索しています。まず、その問題や疑問(検索ニーズ)を、キーワードから遡って特定します。次にその問題や疑問について「このページを読むことでそれらが解決できる」ことを伝え、その根拠を示す、というのがコンテンツの基本になります。

検索ニーズをハッキリさせる【重要】

まずやらなければならないのは、検索者のニーズ(検索ニーズ)を明確にすることです。
予測を立ててみるというのが初めにやるべき手順で、次にやるべきこととしては、実際にGoogleで検索してみて上位の記事がどんな検索ニーズを想定して記事を書いているかをリサーチすることです。
上位表示されている競合サイトのパクリにならないように、できるだけ自分の頭で考えて、オリジナルの記事ななるようにしましょう。

解決方法と根拠を調べ、列挙する

検索者の問題点や疑問点がはっきりしたら、それを解決するための手順や前提知識などの根拠を調べ、大まかな見出し(h2やh3に該当するもの)を列挙します。
昨今のSEOでは、「わかりやすさ」が重視されています。わかりやすく解説するための骨組みを考えながら、読者ファーストで記事のアウトラインを考えてください。

3,ページにタイトルをつける

本文を書く前に、適切なタイトルをつけましょう。タイトルは、ページ内容を簡潔に伝えるものである必要があり、アクセスを呼び込むための文字通り入口になる部分なので、非常に重要です。タイトルがSEO上、最も重要な要素だという人もいるほどです。

タイトルには狙っているキーワードをすべて含める

まず大前提として、タイトルにはキーワードが含まれていなければなりません。ここがある意味、コンテンツ作成全てのスタートラインと言えるでしょう。

ページ内容を的確に表現する

次に重要なのは、ページ内容とマッチしていることです。タイトルと内容がズレていると、Googleがページ内容を把握できないため、まず上位表示は望めません。

文字数は32文字が限度

文字数は、検索画面の横幅の関係上、画面に入りきれない部分は自動的に「…」に置き換わってしまいますので、32文字を限度とします。
それから、狙っているキーワードは、できるだけはじめの方(15~20文字まで)に含めた方がいいというデータもあります。

h1タグにタイトルをそのまま使用する

記事本文(bodyタグ内)の大見出しにh1タグを設定し、このh1には基本的にタイトルをそのまま入れます。なお、h1には文字数制限はありませんので、タイトルで省略せざるを得なかった部分を入れて32文字を超えてしまっても問題ありません。h1タグの設置も必須です。

不自然な表現はNG

キーワードを入れようとして不自然な文章になってしまうとGoogleがページ内容を正しく把握できないので、上位表示は望めません。自然な表現をめざしましょう。

競合ページと全く同じタイトルはNG

タイトルと内容は競合と全く被らないように気をつけましょう。

他サイトのリサーチは有効

いいタイトルをつけるにあたっては、競合相手だけでなく他サイトのタイトルは参考になります。特に競争の激しいキーワードで、すでに上位表示されているページのタイトルは、クリック率が高いものとみて間違いありません。

クリックしたくなるような魅力あるタイトルにする

記事タイトルは、検索結果の一覧にページへのリンクとして表示されます。一覧の中で、魅力的なタイトルのものがクリック率が高くなります。クリック率は検索順位変動に大きな影響を及ぼします。ですから、魅力的でクリックを誘発するようなタイトルをつける必要があります。

タイトルは試行錯誤が必要

タイトルは一度つけて一発で成功するとは限りません。クリック率の低いタイトルをたえず改善し続ける必要があります。

クリックされやすいタイトル例

【具体的な数字を入れる】
【簡易性や即効性をうたう】
【強調する】
【専門性や権威性をうたう】
【具体的なメリットをうたう】
【感情を揺さぶる】
【方法・理由・選・なぜ・無料などの言葉を使う】
また、「【】(墨付き括弧)」を使うと、目を惹くことができるうえ、フレーズを短縮して文字数を稼ぐことができます。

4,記事の書き出し(リード文・導入文)を書く

本文の書き出しは、タイトルに並んで重要なパートです。この部分もやはり、しっかりとかけている記事といない記事では、ハッキリと検索順位に差が出ます。理由は、ページにアクセスした人がまず読む部分であるため、ここで読者を掴むことができないと、ほんの数秒でユーザーが離脱してしまうからです。検索結果から、無事にクリックして中に入ってくれた人を、さらにサイトの深部へ連れていけるかどうかという大事なパートになります。

書き出しの目的は本文を読み進めてもらうこと

書き出しの目的は、読者に対して、記事を読むことでどんな問題点が解決できるのか、どんなメリットがあるかを伝えて、さらに本文を読み進めたいと思ってもらうことです。

問題提起で読者に共感する

まず、問題提起です。このパートは、読者に対して「そのキーワードで検索したのはこれこれこういう問題があるからですよね?その状況はわかります」と共感することで、読者との距離を縮め、文章を読んでもらう糸口を掴むパートです。

解決方法を提示する

この記事を読むことでその問題点が解消できることを伝えます。

文字数は気にせず書く

文字数は気にせず、ひたすら読者の興味を引き続きを読んでもらえるように心を掴むことを念頭に書きましょう。

執筆者名を明記する

書き出しの前後には、できるだけ記事の執筆者名とその肩書きを記載しておきましょう。昨今Googleが重視している「専門性・権威性・信頼性」の面でも、やはり記名があるのとないのでは大きく差が出ます。

5,本文を書く

では、いよいよコンテンツの主要部分となる「本文」です。
本文では
(1)問題提起
(2)解決方法
(3)根拠
のうちの主に「(3)根拠」と、その根拠を補足する情報を箇条書きに風に書いていくのが通例です。箇条書き風にというのは、とりとめもなく長たらしい文章を書いていくのではなく、箇条書き以降、小刻みに小見出しで区切って、解説していくということです。
パートごとの内容を要約して小見出しとして、リズムよく文章を区切ることで読みやすい構成にするわけです。
1つの小見出しにつき本文500文字程度を限度に収め、それ以上長くなるようでしたら2つの小見出しに分けるようにしましょう。

小見出しを並べる順番は、重要度の高い順にする

小見出しは、原則的にコンテンツ内で重要度の高い順番に並べて解説していきます。インターネットユーザーはかなりせっかちで、少しでもストレスを感じると離脱してしまう傾向にありますので、前倒しに重要な情報を伝えるということを念頭に置いて構成を考えてください。

文章だけでなく、画像や図表等でわかりやすく解説する

画像や図表、動画、音声、SNSからの引用、書籍からの引用などを使うことで記事をわかりやすくすることを心がけましょう。

書き出しと最初の小見出しの間に「目次」を入れる

書き出しが終わった後に、目次を入れ、各小見出しに飛べるようにしておきます。

文字数は気にしない

基本的に総文字数は気にせず、とにかくユーザーにとって必要な情報を過不足なく伝えることを意識しましょう。

リサーチする

何を書いたらいいのか、どのように表現したらいいのかがわからない場合は、とにかくリサーチするしかありません。とくに、競合の多いキーワードで上位表示されているような有料記事や、そのサイト内のコンテンツを参考にするといいでしょう。コンテンツ作成はリサーチが必須だと言えます。

小見出しを入れ子にしすぎない

小見出しの中にさらに小見出しを入れる必要があるときもあります。ただし、何重にも入れ子にしてしまうと読みにくくなりますので、せいぜい2つか3つ(h4くらい)までに止めておくことをお勧めします。

ユーザー視点でコンテンツを作る【重要】

コンテンツ作成で最も重要なこと、それは、ユーザー(ページ訪問者)の視点でコンテンツを作成できるかどうか、という点です。ユーザー視点を知るためには、まず、そのコンテンツをある特定の疑問(Q)をもったターゲット層に絞って作成する必要があります。

不必要な情報を詰め込まない

コンテンツを充実させようとして、不必要な情報を詰め込んでしまうことがあります。が、これは順位を下げる要因になります。

独自のコンテンツを作る【重要】

記事を書くに際して、一番手っ取り早い参照元はネット検索でしょう。しかし、ググってわかったことはすでにGoogle上にある情報ですので、単なる類似コンテンツとみなされてGoogleからは軽視されます。可能な限り書籍に当たったり取材したり、独自の知見を交えたりとネット上に存在しない情報をアップする必要があります。ネット上に既出の情報でも、独自視点でわかりやすくまとめ直したり、解説の角度を変えてみたりと、まだされていない解説の仕方を探し出してコンテンツを作成しましょう。その際、無理やり独自性を出そうとして、安易に信憑性のない情報を掲載してもダメで、しっかりとした根拠が求められます。

末尾に「まとめ」を付す

本文の締めに、記事の「まとめ」を付します。全体のまとめとして、記事を総括するものです。おすすめなのは、記事の内容を箇条書きでまとめる方法です。

meta descriptionを書く

meta descriptionには基本的にその記事で上位表示を狙うキーワードを必ず含めましょう。そして、その記事の内容を端的にあらわした要約文を80文字程度、長くても120文字以内で書きます。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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