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「しない」トレーニング法

この記事の関連本
池田清彦著『病院に行かない生き方』

トレーニングって聞くと、何を思い浮かべますか?

ランニング、ウォーキング、筋トレ、ジム、スポーツ

大体まず思い浮かぶのは、こんなところかと思います。

これらのイメージを前提に「毎日30分の運動を」とか言われると、なんだか億劫になりますよね。

15分でさえ、日常に落とし込むのは面倒くさいモンです。

それは、トレーニング=何かしなきゃという感覚だからだと思います。

でも運動をもっと身近な、日常の中で自然と発生する動きと捉えてみると、何も新たに付け加えなくたって、生きている以上、運動は勝手に行われていることに気づきます。

人間も動物なので。


朝起きて歯を磨き、顔を洗う

掃除機をかける

買い物に出かける

通勤

シャワーを浴びる

髪を乾かす

本を読む

食事をする


これら日常的行為には全て、多かれ少なかれ運動が伴います。

運動の定義をここまで広げると、ランニングだとか筋トレだとか、普段の行動に新たにコンテンツを加えようとするよりも、すでにあるコンテンツの中で運動量を少し増やすやり方の方が手っ取り早く、また、持続力も高いです。

たとえばぼくの場合、体がなまってるなと思うと、歯磨きの時につま先立ちになってみたり、読書を立ち読みスタイルにしたり、車で10分の距離のお店まで、自転車で散歩気分で出かけたりといった具合に、すでに今ある運動発生コンテンツに、量をつけ足すことを意識してやっています。

通勤時にはスクワット代わりに階段を使ったり、また、noteで記事を書く時に立ったまま書いたりとか。(今も立って書いてます)

こうやって、今ある日常の運動量を少しずつ工夫して増やしてくのって、なかなか楽しいものです。

しかも、それはいつの間にか当たり前の行動に変化してゆきます。

もし運動アレルギーに陥ってる方がいたら、まずはこのような方法から試してみてはいかがでしょうか。

そのうち逆に腕立てとか腹筋とかにも手を出したくなったりします。

先日、冒頭に紹介した、池田清彦著『病院に行かない生き方』を読みました。

池田さんは、さんまさんの『ホンマでっか!?TV』でおなじみの生物学者です。

池田さんは本の中で、運動は楽しくやるモンじゃなきゃ、といったコメントを残されてたように記憶してます。

池田さんは虫捕りを趣味としており、夢中で虫を追いかけてるのが勝手に運動になってるそうです。

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