11/30 図書館員は体力のいる仕事

昨日の続き。図書館員・図書館司書は、優雅に本でも読みながら仕事していそうなイメージがあるけれど、実際は体力が必要なお仕事ですよ、というお話。
■事実、わたしが勤務した中で、一番忙しかった図書館で働いていたときには、椅子に座るのはお昼休みと仕事終わりに日報を書くときだけで、他は基本的に1日中図書館の中を歩き回っていた。エプロンのポケットに入れていたスマホの歩数計によると、毎日平均15,000歩くらい歩いていた(通勤の片道15分程度の徒歩も含む)。家が遠かったのもあって、行きの電車は朝が早くて眠かったし、帰りの電車は疲れ果てて寝ていて、終点で車掌さんに起こされることが頻繁にあった。
そんな、毎日15,000歩も歩く職場で、同じ立場で働いていた10歳上の同僚が、毎年富士山に登る人だった。「富士山に登るのって、体力いるでしょう……? 普段から体力づくりって何かしてるんですか?」と聞いたら、あっけらかんと「特別には何もしてないよ。毎日の仕事で下半身鍛えられるじゃない。歩くし、屈伸するし。あなたも登れるよ! なんなら来年、一緒に行ってみる?」と言われて驚いた。そうか、毎日の仕事はトレーニングになっていたのか、と。しゃがむのが屈伸運動になっていたなんて言われるまで気がつかなかった。ちなみに、圧倒的インドアのわたしは、富士登頂のお誘いは丁重にお断りさせていただいた。いつか自発的に登ってみたくなる日が来るかなぁ。来ないかなぁ。富士塚でさえ、ゴロゴロした岩っぽい、急な坂道に「登れなさそう……」って思ったわたしには無理かしら。

■ここまで「図書館員は体力仕事だ、大変だぞ」と脅しのようなことばかり書いてきたけれど。地方の図書館で働いた経験のある子は「カウンターで本読んでました」って言ってたし、職位が上がればやっぱりデスクワークの割合が増えてくるし。一概には言えない、ということも言っておく。場所によるし、職位にもよるし、担当業務にもよるし、その図書館の文化?にもよる。
■あれ? 結局『図書館員、体力いります』エピソードだけで、ほぼほぼ埋まってしまった。『図書館員は楽しいお仕事です』編、明日に続く、か!?(12/1追記:書いた。12/1分でとりあえず終わりにした。)

■書店員も知的文系なイメージあるけど、実際のところ力仕事が多いよねぇ。返品する本抜いて箱詰めして、新刊を棚に出して、段ボールつぶして。付録つきの雑誌に紐かけたり、コミックにビニールかけたり(シュリンクという作業。すきー。)、お買い上げ時に本にかけるカバー折ったり。図書館より手元作業が多いかなぁ。ただ、書店員の方が腰を痛めている人の割合が多い気がする(わたしの身の周り調べ)。

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