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ニクヨさんから学ぶ『お金貸して』

大好きな肉乃小路ニクヨさんのお金の勉強。
今回は友人から30万円貸してと言われた方からのご相談に回答しています。
「自分で金融機関から借りるというのが筋。出来ない場合は自己破産」
という私はきっと鬼なんだと思います。
だからお金を貸してと言われたことがありません。
(LINEアプリから)


母の一周忌も経たない頃に
昔の同級生から深刻な相談があると言われたが
ちょうど北海道で一人旅にでていた時だった。
すぐに帰れないから
ざっくり内容を送ってくれと伝えたが
直接会って話したいと言われた。

その時点で、何となく離婚か借金の相談とは思っていた。

結果としては、借金であったので
色々とアドバイスはし、
まずは親に頼めと言ったのだが
見放され
取り付く島もないということで、
仕方なく無利子で貸した
大した額ではないし、
毎月微々たる額だか返してきてはいる。

ただ、なぜ私だったのだろうか。
闇金ウシジマくんより
私に借りる方がリスキー
であることが分からないのだろうか、
その判断の甘さが、借金でにっちもさっちもいかなくなったのだろう。
が、簡単に貸すと思うなかれ。
こちらも顧問弁護士の先生に正式な借用書を作ってもらい
免許証と会社の名刺はコピーでもらった。
一日でも遅れたら会社に連絡し、ことの経緯を話そうと思っていたが
きっちり毎月返してくるので愚かな割には大したものだ。

だが、それならば金融機関とかで借りたほうが良かったんじゃないの?
と思う。

最後に会った時、私は
「私にお母さんの遺産が入ると思って借りに来たのか!」と凄んだ。
半個室の店で、隣は合コンをやってそうな楽しそうな雰囲気だったが
一瞬で店が静まりかえった。
静寂しかなかった。隣に申し訳ないことをした。

こういうことがあると、20年以上の仲でも二度と対等にはならない
もう二度と関わりたくない名前と見たくない存在となる。
そもそも借金を作った理由があまりに愚かであった。
そりゃ親も見放す話だな、と納得もした。

では何故、私が貸したかというと情けである。
となると私も愚かである。
だがやはり今となっては
相手にとって、街金などで借りた方が
人生の勉強になったのではないだろうか。
この経験を、これからの人生の戒めになってほしい。

ちなみにニクヨさんのアドバイスは
やむを得ない事情(病気・災害等)の場合は考慮。
返せる計画があるなら金融機関で借りろよ。
そもそも不測の事態に備えるのが貯金だろ。
友人に借りず、融資か自己破産か生活保護を申請せよ。



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