ヴィジュアル系光源氏
1987年の映画『紫式部 源氏物語』を鑑賞。
この映画、何がすごいって、林静一さんのキャラクターデザイン‥。
長髪に赤いピアスの光源氏。
そして音楽は細野晴臣さん‥。えっも〜い!
藤壺役は大原麗子さん!豪華〜!
エモい!と思いながらも
私は、源氏物語があまり好きではない。
何度もいろんな本や漫画で読んできたが、どうにも好きになれない。
私が現代で生きて、現代の価値観を持っているからだろう。
どうしても拭えない、
義母に恋して契って、色んな女に手を出すも
義母とそっくりな少女(義母の姪)を育てる罪な男。
多分、誰しもが一度は過った「マザコン」「ロリコン」。
どう解釈すれば良いのか若い頃の私にはわからなかった。
ただひたすらにマザコンロリコンであることより、男として好きになれない。
が、久しぶりにこの映画を観て
世の人は光源氏に対してどう思っているのか調べたら
さすがYahoo知恵袋!
同じことを思ってる人がいるいる。
そして、分かりやすく回答してもらっている。
やっぱり最後に頼れるのは知恵袋である。
でもこの知恵袋のおかげで
現代人の現代価値観で偏見しかなかった私も
やっと少し理解ができた。
源氏の君は好きなれないが、ただこの映画は
とても美しい。
美しいが故に、六条御息所の“呪い”がとても恐い。
罪な男よ、源氏の君‥。