「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」を読んで・・
デンマークの玩具会社で、ブロックを使った玩具ブランド「LEGO」。デンマーク語の「Led God」=「よく遊べ」という言葉からつくった造語で、ラテン語で「私は組み立てる」という意味を持った言葉。
世界一の玩具ブランドであるLEGOを「レゴシリアスプレイ」認定ファシリテーターで編集者の蛯谷敏さんが取材して書いた本が「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」です。玩具としてだけでなく、最近はビジネス向けの学びや研修のツールとして、経営戦略を構築するためのツールとしても使われているLEGOの価値について簡単にメモとして残しました。
レゴが長い時間をかけて培い、磨き上げてきた4つの強さ=価値を生み続けるための4条件
子供たちが自分で遊び方を考える「遊びのシステム」
創造力を刺激し、創造意欲を高め、モノづくりの喜びを与える玩具であるLEGOは、価値の提供方法はテクノロジーの進化によって変わっていくが、子供が魅了される本質は変わらない「ファンダメンタルパターン」を追求している。人間は手を動かしながらモノをつくることで、自分の中に内在するイメージや心理を構築することができる。
イノベーションのジレンマを回避する唯一の方策
変化に備えるために必要なことは、予測することよりも自分たちの存在意義を問い直し、変化に則した戦略を構築すること。戦略策定とは「判断基準」を決めることで、「あなたが社会に与えられる価値は何か」「あなたには変わり続ける覚悟があるだろうか」が問われている。
製品開発の過程を要素分解「イノベーションマトリックス」
ここでのポイントは、「全てのステップにおける活動でイノベーションの要素として位置付けること」と「小さな改善も立派なイノベーションであること」の2つ。
ユーザーとの関係性の3つのステップ
創造的思考力(クリエイティブ・シンキング)
クリエイティブな人間は仕事だけでなく、人生における幸せ・ウェルビーイングのきっかけや自分の内なる声を発信できる人であり、創造力は身につけるものではなく解放するものである。
最後に・・
私たちのLabも「存在意義」というのを大事にしています。
この意義に基づいて、有機的につながって各々の特性と感性を最大限に活かしながら活動しています。「自分の思考と行動をデザインしたい」「考えることや行動することを研究したい」「Thinking Design Labの考え方に共感して何か一緒にやりたい」という方はぜひお気軽にお声かけください。
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