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#351 『自分がどう生きるかではなく、自分がどう生きたか』

本日は、IDOM名誉会長の羽鳥兼市さんの「自分がどう生きるかではなく、自分がどう生きたか」についてのお話です。

"商売人に学問がいらないというのが父親の考え方で、自分が中学生の頃から、高校は行かなくていい、商売を教えてやると言われていました。...本気でおまえに商売のコツを教えるから、実地で勉強しろと。...商売とはこういうものだという核の部分を教えるから、あとは会社をつくった時に大学を卒業した優秀な人たちに力を貸してもらいなさいと言われました。"
"おふくろとお寺さんへお参りに行った時に、「他人がどう思うかではない。自分がどう生きたかだ」というカレンダーの標語がふと目に飛び込んできました。要は他人にどう思われるかよりも、死ぬ間際に悔いのない人生だったと思えることが最も大事であると。もし「自分がどう生きるかだ」という表現だったら、きっと何も感じなかったと思うんですよ。"
"宇宙の何億年という時間軸からしたら、80年とか100年という人間の寿命なんか、ちょっとの時間でしかない。だったら、死ぬ5秒前に「素晴らしい人生だった」と言って死にたいなと。そのためには人に迷惑をかけたり騙したりしなければ、人に笑われたくないとか、人によく思われようなんてことを考える必要は全くないんだと気づくことができました。おかげで心が軽くなって、人生がすごく楽になりましたね。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/12/17 『自分がどう生きるかではなく、自分がどう生きたか』
羽鳥兼市 IDOM名誉会長
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※Photo by Ryoji Iwata on Unsplash