見出し画像

ニュートラルな自分を取り戻そう

Q.日々、どのくらい自分自身と向き合っているか?

この感覚を意識して生活している人はそれほど多くない。なぜなら、自分と向き合うことは"答え"のないことだから。

私たちは答えがないことに意識を向けたくない。答えがないと、これは良いのか?正しいのか?と不安になる。

私たちは日々、"正解"という答えを求める、求められる世界で生きている。そのベクトルは、自分でなく"他人"に向いている。

私たちは誰かに認めてもらいたい。誰かに褒められたい。自分の考えが正しいと思われれたい。そのような欲求を満たすために、他人=誰かを意識しながら生きている。

他人を意識した生活は、自分という"存在"を無視する。自分が感じていること、思ったこと、考えていることを無いものにしてしまう。


Q.自分自身と向き合うとは?

存在しているという感覚を失ってしまうと、なかなか立ち止まれなくなる。常に動いている、流れている感覚が正しいと感じてくる。場合によって、立ち止まることが悪いことだという"思い込み"が出てくる。

そんな時に立ち止まる"選択"ができると、自分自身と向き合うことができる。自分自身と向き合うとは、ずっと"アクセル"を踏み続けなければならないというバイアスにある自分に"ブレーキ"をかけることである。

立ち止まると、これまでスルーして見えていなかったことがよく見えるようになる。目の前にあるものしか見えていなかったけど、360°見渡せるようになる。

その時に見えた景色こそ、自分が本当に見えている世界。これまで正しいと思っていたことや誰かが言っていることはほんの一部だったと気づく。

それ以外に見えた世界こそ、自分が今まで知らなかった、意識していなかった、新たな"可能性"である。自分自身と向き合うとは、バイアスに気づき、新たな可能性を見つけることだと思う。


Q.可能性はどのように生まれるのか?

誰しも何かしらの可能性はある。ただし、その可能性は人によって中身も量も違う。なぜなら、人によって経験したことや感じたことは違うから。

そのため、人によって可能性を見つけられないかもしれない。では可能性はどうしたら見つけられるのか?

それは、"進んだ距離量"と"向き合う距離感"の掛け算で決まる。

可能性=進んだ距離量×向き合う距離感

距離量は、行動(Action)と出力(Output)
距離感は、思考(Thinking)と入力(Input)

このボリューム(量)とクオリティ(質)のバランスが重要である。どちらかのバランスが悪いと可能性の量と質も下がる。

最悪のケースは、どちらかに偏って、一方の数値が0であること。0は何を掛けても0。ここが可能性の落とし穴。

さらに、この掛け算にはある"法則"がある。それは、向き合う距離感は進んだ距離量が一定数得られないと、距離感のリズムを失い0になる。要は、何も生み出せていないのである。

これは行動と出力が不足している、且つ、考えすぎてしまっている状態である。自分ときちんと向き合う、適切な距離感を保つには一定の行動と出力が大切になる。


A.InputとOutputをバランスよくすることで、ニュートラルな自分を取り戻すことができる。ニュートラルな自分を取り戻せば、バイアスに気づき、可能性を見つけて、自分だけの答えを出すことができる。


自身のここ数ヶ月の実体験から導いた"問い"と"方式"。少し生活のリズムやペースが乱れている、なんとなくモヤモヤしている、そんな人たちへのヒントになれば幸いです。