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#232 『自分の仕事を天職だと考える』

本日は、アサヒビール元会長兼CEOの福地茂雄さんの「自分の仕事を天職だと考える」についてのお話です。福地さんの言葉は、いろんなメディアで語られていますが、ダイヤモンドオンラインの全6回の記事はビジネスパーソンに参考になるのではないかと思います。

今回のお話は、福地さんの持論でもある考え方が語られているのですが、今自分がやっている仕事をどう受け止めるか、どう捉えるかに参考になるお話だと思いました。

"先輩から教わってずっとやっていることで、私の持論になっているんですが、''惚れる''ということです。相手に好かれようと思わないでまず自分のほうから好きになる。...好きになってもすべての相手が好きになってくれるとは限りません。しかし少なくともこちらが好きにならなければ、相手は絶対に好きになってくれない。好きになっても好かれない時はこちらの惚れ方がまだ少ないと思わないといけない。"
"このことはお得意先との関係だけでなく、会社の人間関係や友達、男女の関係でも言えると思います。さらに言えば、仕事に対しても言える。自分の仕事を天職だと考える。実は私自身、営業が一番嫌だったんです。学生時代ずっと会計学を専攻していましたから、できれば経理の仕事に就きたかった。...そういう希望を書いていたのに、行きたくない大阪でやりたくない営業マン。しかしいまは大阪をこよなく愛しています。だから嫁さんも大阪の人間、話す言葉も大阪弁になって、お生まれは関西ですか、と言われる。"
"入社のときこそ希望を書きましたが、それ以来人事部がやってみたい仕事とか、転勤の希望を調査するんですが、いつでも白紙で出しました。というのは、「天使る、地知る、人知る」ではありませんが、学校を出て一年か二年一つの仕事だけをやっている自分よりも、ベテランが見て決めてくれたほうがよく分かるんじゃないか、なまじっか自分で決めないほうがいいんじゃないかと思いましてね。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/08/20『自分の仕事を天職だと考える』
福地茂雄 アサヒビール社長
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※Image by StartupStockPhotos from Pixabay