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#248 『明日を案ずるより今日を最期と生きるのです』

本日は、作家の石川真理子さんの「明日を案ずるより今日を最期と生きるのです」についてのお話です。作家・武士道研究家として知られる石川真理子さんは、厳格な武家の娘として生まれ、祖母と12歳まで一緒に暮らしました。明治から昭和にかけて激動の時代を生きた祖母の生き方や言葉が語られています。

"目の前の一歩をできるかぎり最良な一歩にするには、...毎日、今日を最期と生きること。...この言葉には「だからまた少し、人生を良くすることができる」ということが暗示されています。"
"その日を最期と思い、昨日よりもほんの少しでもいいからよりよい自分になり、よりより選択をして生きる。その積み重ねが武士道というストイックな倫理道徳をあきらめずに貫く力になるのだと思います。"
"世相が暗いというのは不安が薄絹にようにまとわりつき、些細なことで気落ちしたり、いたずらに先行きを案じてしまいます。けれど、いくら案じたところでせいぜい自分にできることは、その状況をいかに明るく力強くのりきるかということではないでしょうか。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/09/05『明日を案ずるより今日を最期と生きるのです』
石川真理子 作家
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※Photo by Leio McLaren on Unsplash