人の身体がダイヤモンドで出来ていたら。
人を轢きたくないので車に乗りたくない。
きっと共感してくれる人がいるだろう。
しかしこちら大田舎、車がないと人権ねぇのよ。
果てしないのは夢じゃなくて土地な。クリスタルじゃねぇのよ今回は。
都会リーマンだった頃の自分。目の前で過ぎ去りし地下鉄に舌打ちをし、突如現れた10分のプレシャスタイムに思いを馳せた自分。
除雪機でつかえて15分押しのバスを雪空の下で凍え待つ田舎の己をどう見る?
人口密度の代償はここにあったのだ。
免許を取って一人前みたいな村社会で、車を持たない出戻り半