高哉佳依

なによ

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もりもり山の仲間達 リターンズレビュー【ネタバレ】

評価:★★★★☆ 倉本雄二初主演映画、真田恭一郎監督作品ということで予告編から期待はしていた。 結論から述べると『塊、叫ぶ』には届かない印象であった。 それでも確実に見てよかったと思える作品である。(そもそも『塊、叫ぶ』を超える作品なんかもうでないと思うが……。) 真田作品にしては珍しく限界集落が舞台。 まず申し上げておくが、この作品は決して仲間だとか故郷だとかといった人情的テーマを取り扱っているわけではない。 どうもその辺りを理解せずレビューしている方々が見受けられるの

    • 海、貴女の子よ人類は。

      オラッッッ!!!海!!!!人類の母となれ!!!!! かわいそうやね、la mer。 海と自分について考える。 【閲覧注意】タカチカの自分語りが酷い!【チャンネル切り抜き】 海、クソ遠い存在。 このバカほど海に囲まれた島国・日本においてむちゃクソに海から遠い人間だテメェはとストリートビューに言われた。 あとあんまり友達がいないし。え、泣きそうな自己分析。やめてよね、山は一人でも優しいみたいな風潮。だから好きなの貴方が。 そんなドドイナカ・ホボボッチ族は海にバカほど憧れている

      • 人生は朝焼け

        眠れずに過ごした目で見る朝焼けには無常を感じる。 思えば、自分と朝焼けの間にはいつだって諦めが転がっていた。 夏休みの宿題が終わらずに眺めた朝焼け。 思春期の青さで腫らした瞼に差した朝焼け。 3次会帰りに通勤サラリーマンの波に逆らい、1限の存在に気づきながら目を閉じた隙間の朝焼け。 馬鹿騒ぎ後の学生を尻目に、研修場所の遠さを恨んで目を閉じた隙間の朝焼け。 どうしようもない時期、朝焼けのベランダに座り込んでトーストを喰らい、人でできた海が満潮になる様子をぼーっと眺めるのが日

        • 抱きしめてほしい、夜明けまで。

          嘘じゃ〜〜〜〜〜暑いから布団より3センチ浮きてぇ〜〜〜〜〜 なんか寝苦しくて半端に目覚めて眠れなくなってしまった。 よって己の端末で最もクールなnoteに手を出したッてわけサ。 清々しいまでの3日坊主、クールだなぁ。 自販機で買った飲み物が縦に落ちてまじで取れなかったときめっちゃイライラしたから夏が来るなぁって思ったよ。 人は暑いとイライラする。主語デカ。自分は、な? 気が狂うほどの田舎に住んでいるので窓バーーーーーーーーンで寝ているのですが、入る風は寒いけど一向に暑いの

        もりもり山の仲間達 リターンズレビュー【ネタバレ】

          悪魔が囁くけど風呂入って寝た。

          人にはさみ渡すとき刃の方渡す人みると好感度下がるのよ。 何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ ネットスラング化してる漫画の名言、さっき調べたら発言者は海賊じゃないらしい。 そういう時ある、自分がやった仕事が他の人の功績になってること……。 ちょっとしたことだし……と黙ってしまう自分が嫌い。何が嫌いかより 頭の中にここじゃない世界を作って、人間を生み出し生活させ、そいつらの言動を似顔絵付きで描きとる激ヤバの所業、漫画。 お恥ずかしながら激ヤバ生産物をネットの海に放り投げた

          悪魔が囁くけど風呂入って寝た。

          人の身体がダイヤモンドで出来ていたら。

          人を轢きたくないので車に乗りたくない。 きっと共感してくれる人がいるだろう。 しかしこちら大田舎、車がないと人権ねぇのよ。 果てしないのは夢じゃなくて土地な。クリスタルじゃねぇのよ今回は。 都会リーマンだった頃の自分。目の前で過ぎ去りし地下鉄に舌打ちをし、突如現れた10分のプレシャスタイムに思いを馳せた自分。 除雪機でつかえて15分押しのバスを雪空の下で凍え待つ田舎の己をどう見る? 人口密度の代償はここにあったのだ。 免許を取って一人前みたいな村社会で、車を持たない出戻り半

          人の身体がダイヤモンドで出来ていたら。

          朝ってぇのはクソなのよ。

          朝。 ただ単純に太陽が登っただけだというのに、諦めのような無力感のようなどうしようもない気分になるのは何故だろう。 テレビがささやかに笑っている。ゴミ収集車が膨れて走っている。このクソみたいな日常も回収してくれないか。 クソと朝の関係は深い。 満員電車は不快と図体が支配する。 最寄り駅着の列車はNAVITIMEでいう緑くらいの混雑度なため、車両の真ん中くらいにいるのが一番楽だ。 それでも周囲に気を遣い、歪む正中線。唸れモディファイア。 30分程度の小地獄、電子書籍で遠藤周作

          朝ってぇのはクソなのよ。