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自分の小さな箱から脱出して過ごす③

みなさん、こんばんは!

諏訪剛史です。

前回、前々回と2回に渡り、僕の座右の書でもある「自分の小さな箱から脱出する方法」での学びについてお伝えしました。
※記事をお読みでないかたは、ぜひ以下からご参照ください。

前回は、自分の心の状態や行動を起因として人を人ではなくモノと見てしまう状態を「箱」に入ったと定義し、その箱に入ってしまうのはどんな時なのか?箱に入ることでどんな影響があるのか?をお伝えしました。

今回は、どうやってその箱から出るのか?という方法についてお届けします。

小さな箱から脱出するには?

自分が相手に対してしよう/してあげたいと思ったことをしない状態のことを「自分への裏切り」と呼び、それがきっかけで人は箱に入ってしまいます。

箱に入ってしまうと、相手の人間性や本来持っている特性や素晴らしい長所を誤ったフィルターで見ることになり、お互いに損をし、さらにその状態を正当化するためにより相手を低く見たり責めてしまうという悪循環になります。

では、気になるのはこの箱から出るにはどうしたら良いのか?ということではないでしょうか。

その方法は、箱から出ようとしたときにはすでに箱から出ている、ということです。

禅問答ではなく、相手に対して入った箱から出よう/出るべきだと思ったとき、すでに相手をモノではなく「人」として見ているためです。

自分が相手に対して誤ったフィルターで見てしまったり、接してしまったことを改善したいと思うことそのものが、相手との関係性を人として見直すことになるのではないでしょうか。

人は自分の状況によって簡単に箱に入ってしまいますが、出る方法もまた、出たいと思うことそのものというシンプルなものなのが救いだなと感じています。

箱に入った相手とはどう接するか?

自分が箱から出る方法はわかったとしても、僕自身も心当たりがありすぎますが、相手が箱に入っていると感じることがあります。

相手を箱から出すことはできるのか?

自分自身の経験を踏まえた結論からすると、相手を変えることはできないと考えています。
相手が箱から出るように働きかけることや仕向けることは非常に困難だと思います。

人が管理下にあるのは自分だけなので、箱に入った相手に対してできることは、「自分は箱から出ていられるように意識すること」です。

これは、自分を誤ったフィルターでみたり理不尽に責めてくる相手に対して我慢をするべきということではなく、理解に務め、人として接することを決めることだと捉えています。

そのため、理解に努めた上で、自分が我慢しているなと感じたり、一緒にいるのがきついなと思ったら、距離をおいても良いということです。
そのことで自分を責めたりする必要はなく、相手が箱から出るのを待つというのも立派なイチ手段だと思います。

自分の感情に対する捉え方や振る舞いは自分の管理下にある、それを芯に据えて、時間や周りの環境も味方につけながら、継続的で良い人間関係を作っていければ良いのでないでしょうか。

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