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食事の幸福度を分析!料理、鮨により純然たる喜びを味わう‼

臨時休業中で、自分のためだけに鮨を握り続けており、
それに少し疲れ気味(毎日鮨は美味しいけど飽きる苦笑)の銀座の鮨屋で修行している黒木です。
まぁそんなことを生け花を教えて頂いている先生と雑談中にチラッと話したところ、握ってほしいと言われたので、昨日決行してきました。
本当に幸せな時間でした。

前提


食事の時間の幸福度を因数分解してみると、こんな感じなのかなと。
・料理のクオリティ(味、香り、見た目など=調理技術×食材のポテンシャル)×
・場の雰囲気、居心地(椅子やテーブルなどのインテリア、音楽、景色など)×
(料理する人、提供する人、食べる人の関係、相性)×
・費用

人それぞれの価値観やシチュエーションによって4つのポイントの比重は変わってきますが、基本4つの掛け算なので、どこか1つでも欠けると、ものすごくネガティブな印象になったり、3つは平凡でも1つだけ飛びぬけて良かったら好印象をもつ食体験になるように思えます。

今回に関して、それぞれ10点満点で分析してみると

・料理のクオリティ→鮨握り始めて2か月程度の技術×豊洲で買った魚
 ※産地や漁法に拘りなんてなく、家庭用にとなるべく安めに仕入れた魚
 =どんなに頑張っても5点。
 精一杯握るけどぎこちないし、シャリもネタもお店で出すポテンシャル
 には遠く及ばない。
・場の雰囲気、居心地→いつもの食卓で特別なセッティングもなし。
 =5点。可もなく不可もなく。先生にとって普段と変わりない場所。
・人→生け花の先生と生徒
 =8点。事前に好きなものや苦手なものを伺い、それを考慮しており、
 かつ先生しかいない超プライベート鮨のため先生のことをひたすら
 考えて提供できる関係。
・費用→原価で提供
 =4点。お金を取らな過ぎて、申し訳ない気持ちを残させた。
 お金の取り方難しい。

結果的に、何度も美味しかった、楽しい時間だった言葉を頂き、
嘘でも嬉しい、一人で寿司を食べるより遥に幸せな時間になりました。
やると決めてから1週間程度でしたが、どうしたら喜んでくれるかな、
そのためにどんな用意をしようかなと悩んだ分、実りも大きかったのかなと思えます。

何が幸せだったのか?


シンプルに美味しいものを作ろう、美味しく食べてもらおう、その結果喜んでもらえるって自分のモチベーションの源泉です。
これって、当たり前だけど受け手があって初めて成り立つなーと改めて思えて、(最近一人鮨になってたので、当たり前のことをあえて思う笑)
自分は作り手としてこの気持ちを共有できている感覚がお店よりもずっと強く感じれて(お店でなくプライベート空間で、身近な存在ということが大きい)純然たる喜びに浸ることができました。
ただ、反省点として、「費用」に関して材料代だけでいいですよっと言ったため、払いたい気持ち(感謝を伝える方法)を蔑ろにしてしまいました。
自分の腕もまだまだだし、普段お世話になっているからと思って利益になるようなお金は頂かないと決めていましたが、逆にそれがマイナスに働いたので、もっとお互いハッピーでスマートな仕組みを考えてたいです。

料理と料理で人に喜んでもらうことが、自分はただただ心から好きで、
社会人やめて選んだ料理の世界が華やかではなかったけど、
信じれる道で、
コロナで時代が変わった感が半端なくて、
今後どうやって生きていこうか考える日々ですが、
やっぱり自分が心からわくわくして、
掛け値なしで好きだなと思えることを追求する以外にないなっと
思えてならない一日になりました。
もちろん、今後は「料理ができる、それ以外はできない」と
ただの料理バカでは生きていけないのは大前提で、
好きなことを追求して生きていくための方法を模索し続けたいです。

読んでいただきありがとうございます。