春の霧島連山と大隅半島 佐多岬編
大隅半島を目指した今回の車中泊旅でしたが、志布志港到着後の2日間だけが快晴との予報に基づき、当初の計画を変更して先ず霧島連山に向かったことは下の記事に書いた通りです。
その後はこの記事のとおり、当初の予定した佐多岬の先端まで行って、そこから北上しながら雄川の滝や鹿屋航空基地史料館、桜島近くまで行きましたので、その様子をお伝えします。
1.佐多岬
霧島の妙見温泉「秀水湯」で日帰り入浴した後は、佐多岬野営場まで移動して、そこで3日目(11日)の朝をむかえました。
ここは、トイレや水道が完備され芝生もきれい、更に無料(町の経営)というのも有難いです。
朝起きると、隣に他の車中泊車が停まっていました。
その方から聞いた「鹿児島県の日帰り入浴施設にはシャンプーや石鹸を置いてない。」という話しが、これまでの体験(入浴料が安くて石鹸がないところが多い)が普通のことだったのだと、妙に納得しました。
岬の先端近くの佐多岬観光案内所まで車で10分程度でしたが、その途中でガジュマルの気根が道に覆いかぶさっているのを見ました。
最初、「何だ?」という感じで不気味でもありましたが、それに何度も出くわすと慣れてきます。
さすが南国です。
下は、佐多岬観光案内所にある大きなガジュマルの木です。
2.雄川の滝
改めて佐多岬観光案内所から北上を開始し、県道68号線、国道269号線と錦江湾沿いを「雄川の滝」を目指しました。
途中、県道68号線上の「ふれあいパーク佐多」の展望台から均整のとれた開聞岳が見えました。
天気が良ければきっと素晴らしい景観と思われるだけに残念です。
下は更に国道269号線を走っているときに見た開聞岳。
やはり霞んでいます。
雄川の滝の専用駐車場に到着した後、緑豊かな遊歩道を川沿いに20分くらい歩いて滝に向かいます。
NHKの大河ドラマ「西郷どん」のオープニングでこの滝が使われていたのご存じの方も多いでしょう。
動画も撮ってみました。音が入っているので雰囲気が分かると思います。
ところで、朝出発してここまで来る道中、民家の庭に下の写真のような黄色い花の木があるのを見ました。
今までこんなに大きくて黄色い花を付けた木は見たことがありません。
初めて見る木なので地元の方に聞いてみると「イペーの木」とのこと。
ちょうど大谷選手の通訳がニュースになっている時期だったので、その名前が妙に印象的でした。
植物がらみで言うと、雄川の滝への遊歩道で巨大なマムシグサを見ました。
一つの葉は3枚で構成されていて、その一枚が柄から先端まで30cmはあろうかと思われるほど大きく、これもこの地の暖かさが影響しているかも知れません。
3.鹿屋航空基地史料館
鹿屋航空基地史料館は、今回の車中泊旅の目的の一つです。
この鹿屋航空基地から出撃して行った数も相当数だったようで、知覧特攻平和会館と同じように遺書なども数多く展示されていました。
知覧特攻平和会館に展示されていたかどうか定かでないですが、ここには戦争当時の新聞が展示されていて、「敵艦隊撃破」とか「我が軍の被害は軽微」というような言葉が並んでいたのには少々考えさせられました。
マスコミの責任は大きいと思います。
また、今回は行けませんでしたが、shodaiさんから鹿屋航空基地史料館近くの「串良基地跡の地下壕第一電信室」のご紹介がありました。
もしこの史料館に行かれるなら、こちらもご検討下さい。
4.海ぶどうと魚の自販機
史料館から国道220号線を北上して、道の駅「たるみず」に向かいました。
ここは桜島を眺めながら入れる長大な足湯で有名です。
また、日帰り入浴施設(350円)も併設されていて、この日はここで車中泊することにしました。
この道の駅から少し北に行ったところに「海ぶどうと魚の自販機」というのがあって、その日の夜はその魚を頂くというのも、ここを車中泊地に選んだ理由です。
写真を撮り忘れてしまい、申し訳ありません。
中央の白いコンテナーのような建物の中に、魚の刺身(当日はヒラメ)と海ブドウ、それと熟成刺身の冷凍(カンパチ、ヒラメ、ハマチ)が24時間無人販売されていて、googleのクチコミで高評価だったので冷凍熟成刺身のガチャ(3種盛り)と海ブドウを購入しました。
冷凍熟成刺身は、この道の駅で日帰り入浴している間に車内に放置して解凍し、刺身しょう油(この道の駅で購入)で頂きました。
これがまた、ねっとりした食感で最高でした。
海ブドウはクーラーボックスで自宅まで持ち帰り、ゆずポン酢で頂きました。
プチプチの食感が良く、また鮮度も手伝って美味しかったです。
ここまでご覧頂き有難うございました。
4月26日に、次の「人吉 五木編」をアップしました。是非ご覧ください。
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