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【戦略思考】一生使える「基本の型」を身に着ける

私は、MBAで経営学を教えています。

多くの方から、「なぜMBA(経営学)を学ぶ必要があるのか?」と質問を受けることがよくあります。

その質問に対する私なりの回答を書きたいと思います。

MBAは、経営(ビジネス)を学ぶこと自体が目的ではなく、
経営(ビジネス)をするためにあるものだと思います。

経営・ビジネスをするために必要な、ビジネスの成功・失敗の「型」を徹底的に学びます。

基本の「型」というのは、ビジネスを成し遂げる方法を考えぬく術であり、これがないとブレるし、軌道修正の方法するための仮説検証さえままならぬと思うのです。

組織で登っていく方向を見定めること、そしてその方向に向かってどういうアプローチがあり、まずはどのアプローチをとるのか、そんなことを日々考え、数あるアプローチ方法を軌道修正し・・・高速回転でこれを繰り返します。

その活動を支える重要な要素が、経営学という「型」だと思います。

私は、MBAを20代前半で取得しました。
20代前半で取得したことの良し悪しはおいておきます。
ただ、人生の早い段階で経営学に出会っていたことは、人生の財産だと思います。

素晴らしいスポーツ選手も、基本の型にこだわる。そこから自身の「型」を見出す。

型を身に付けねば型破りにはなれない。
型を身につけてから、破るから“型破り”っていうんだよ!
型がなかったら「形無し」

十八代目中村勘三郎さんが好きだった、無着成恭さんの言葉


仕事もなんでも、「型」を必死になって習得する。

それには時間も労力も掛かるし、一見するととても地味なことの積み重ねかもしれません。

だけどそういうことに夢中になり、やり続けた人だけが「型」を身につけることができます。型があるから、いろんな応用がききます。

活躍している多くの人は、あたかも簡単に物事を成功させ颯爽と歩いているかもしれませんが、でもよく見ると基本がしっかりされていると思います。

ただ、基本の型がない人には、それが見えない、そういうことなのかもしれません。

だから、コツコツと地道に基本を磨き続ける1歩1歩ってとても大事ですね。

まさに、守破離。

型を守り、その上で、型を破り、型から離れる(自分なりの型を追求する)!ですね!

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今回の投稿を読んでいただきありがとうございます!

海外駐在10年(シンガポール&東南アジア)を経て、現在はMBA教授をやっています。

NOTEでは仕事を100倍楽しむための思考の習慣を思うままに書いています。

海外拠点の社長も務めさせていただいた経験から、日本はもとより世界で活躍する人を尊敬&全力応援しています。これからもよろしくお願いいたします!

●自己紹介:https://note.com/tkassociates/n/nd35965a1dc1c
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