It

自称音楽家

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自称音楽家

最近の記事

幸あれ

午後3時、共産党の選挙演説カーに起こされる。 約20時間の断食、これでは頭は動かぬ。 近所のコンビニに出向く。 昼食でも夕食でもない、よく分からない飯を買うためレジに行く。 そこには70歳くらいのおばあちゃんがいた。 お会計は999円。 おばあちゃんは言う。 「999円なんて珍しいね、何かいい事ありますよ。人生まだ長いんだから、これからです。」と。 まるで俺の今までの人生を知っているかのように、そう言ったんだ。 やはり長く生きていると、その人がどんな人生を歩

    • 新年、新生

      はじめまして、itです。 最低な日々、そこで俺は一回死んだんだ。 そして今日、生まれ変わる。 人はいつでも変われる。 そういえば去年の今年の漢字は「戦」だった。 確かに2022も戦いの年だったかもしれない。 もし自分が生きてる中での大一番、重要な戦いが終わって、その結果がどうであろうと、戦いは終わらない。 ランボーの言う通り、「Nothing is over」なんだ. 人生に避難所なんてない。 だからこそ、今年の抱負はBe strongにしよう。 これはp

      • 萌芽

        快楽とは逃走であり、安楽とは退屈である。 失望は驟雨であり、だが冀望はそれよりも短く。 現実はなによりも残酷であるが、それは戯言に過ぎない。 霧がかった脳では、知覚を誤る。 何度も、何度も。 螺旋階段を、ずっと降りている。 底は怖い。 でももう、上る気力もない。 明日になったら、いや、もう明日だった。 今年が終わる。 鬼が嘲笑している。 来年はいい年になるなんて、口が裂けても言えない。 なぜならそれは、去年口にしてるから。 私が無駄にしてきた月日に、

        • 雑記

          久しぶりに書こうと思う。 こないだ、こんな人生を大器晩成と呼ぶのだとしたら笑えないと書いた。 ニートの事をレイトブルーマーと呼ぶ事にするらしい。 ああ、私はニートだったのだ。 ただ過去の正当性を証明するのは結果だけだ。 いずれ雄飛すれば、この日々が雌伏であったと言えるだろう。 私はその時を、虎視眈々と待ち続けているのだ。 ちなみに私は厨二病である為、レイトブルーマーという呼称は嫌いではない。 寧ろ好きである。 一週間ほど前のことであるが、Mー1グランプリにて

        幸あれ

          危機

          これで3回目の登場であるが、例のチェロ奏者(今回は出てこないが)の話である。 駅へ行くと、今回はチェロ奏者ではなく若い男の歌手がいた。 毎度書いているが、チェロを聴く人間は私がその場にいた時にはほとんどいない。 しかし今回、若い男の歌手には聴衆がいたのだ。 それも全員女。 私は無性に腹が立った。 男の音楽ははっきり言ってクソ。 自作の曲ですらなく、優里のドライフラワー。 素人のカバーになんの価値があろうか? 私は音楽の弱さを、無意味さを、くだらなさを改めて痛

          自由とは

          私はこれを書かなければならない。 全ての日本人を、桎梏から解放するために。 まず自由とは、肉体的なものではない。 限りなく精神的なものであり、つまりは自分の中にしかないものである。 日本人(もちろん日本人だけではないが)はあらゆる価値観に縛られている。 学歴、職歴、年収、顔面、結婚、恋人、世間からの評価、etc そしてその価値観にそぐわない人間はルサンチマンの感情を抱き、成功者を引き摺り落とそうとする。 しかし溜飲が下がるのはいっときだけ、それだけでは幸せになれ

          自由とは

          冬の時代

          昨日が終わり、今日が過ぎる、気づけば明日にいる。 そんな日々だ。 冬が終わり、春がくる。 俺たちの夜明けが、くる。 冬は免罪符だ。 外に出ず、自室に籠る事を正当化してくれる。 でも冬は空気が綺麗だから、外に出たくなる。 一晩中The smithsを聴いていて、朝になった。 窓から見える朝日がとても美しく見えたんだ。 散歩に繰り出す、すると外は壮絶に寒かった。 1度だって。 前言撤回、やっぱりもう外には出たくない。 思えば長い冬のようだった。 あるいは

          冬の時代

          自信とは

          こないだの記事で自信なんざあるわけがないと書いた。 ただ自信とは、人から与えられるものではない。 自分で作り出すものだ。 世に蔓延る「価値観」に踊らされちゃあ世話ねえ。 つまり、自信とは生き方なのだ。 どんな家に住んでるとか、どれだけ金をもってるとか、人脈だとか、美しい彼女だとか、学歴だとか、これら全てゴミだ。 〜大出身ですだ? 高級住宅街に住んでますだ? 高身長イケメンですだ? 知らねえよ。お前誰だよ。 「お前誰だよ。」 そう、このお前誰だよこそが大事。

          自信とは

          肉体労働体験記

          例のごとく、金欠の私はtimeeというアプリで所謂「スキマバイト」をしてみた。 場所は自宅から自転車で1時間(結構遠い…)、仕事の内容は荷物の搬送?正確に言うと、食材のはいった段ボール(一個15kg以上あったと思う)を永遠とローラーに乗せる作業。 やる前はたかを括っていた、一応私はトレーニー。 今はほとんど出来ていないが、一時期はジムにも行っていた。 だがそんな私の自信は一瞬にして打ち砕かれた。 一個持つのも億劫な重さのダンボールを5時間!休みはあるものの、ぶっ続け

          肉体労働体験記

          禁欲について

          白状すると、私は今夜一睡もしてない。 そんな状態で文章を書くと碌なことにならない。 それを承知で書く。 思考力が極限まで低下し、ぐちゃぐちゃになった頭で考える。 世の女達、あれはなんだ? 当たり前のように恋人がいて、そして当然だがいろんな事をやっているわけだ。 私といえば、出来るだけそう言った邪な欲を排除し禁欲に努めてるのだが.. そんなのバカみたいじゃないか!! よっぽど、よっぽど私の方が清純。 禁欲とは俗に言う「オナ禁」の事であり私はそれを金科玉条ならぬ

          禁欲について

          福本伸行最強

          福本伸行先生の新最強伝説黒沢を読んでいる。 作中にはこじえもんと言うキャラクターが出てくる。 こじえもんについて説明すると長くなるから、本編をぜひ読んでくれ。 簡単に言うと、こじえもんとは社会に馴染めず、捻くれてしまったおじさんだ。 彼は回想する、今までの人生、その碌でもない人生を。 そして気づく。 自分の怠慢、弱さ、人生のあらゆる勝負事、大事な局面から逃げ続けてきたという事実に! 彼は自身の境遇を、自身の性格のせいにしてきた。 俺は変わり者だから、頑固者だか

          福本伸行最強

          ある男の独白

          book offでps4の買取をしてもらいました。 待ってる間、マンガ太郎の漫画を読みました。 死にたくなりました。 月曜日の昼過ぎにマンガ太郎を立ち読み? ニートでもそんなことしねえよ。 しかし初冬の寒さは孤独に堪えます。 いや、もう初冬でもないか… 話を戻してps4の買取、いくらになったと思いますか? 4500円ですと。 これじゃあ新作ソフトの一本も買えやしません。 これではガッツを銀貨3枚で売ったガンビーノと何も変わりません。 高校3年間苦楽を共に

          ある男の独白

          黯然銷魂

          私は現在文字通り、一切の望みが絶たれた状態にある。 絶望的な状況などと言う使い方をするが、絶望の先にさえ希望を見出せない。 そんな今は絶望的絶望と呼ぶに相応しいだろう。 人は絶望しても希望があれば立ち上がれる。 例えば恋人に振られれば新しい恋人を見つければいい。 例えば失業すれば、新しい仕事を見つければいい。 次がある。 次…次とは何だ? 約3年前、今とは違うブログにて暗中模索という記事を書いた。 ああ、私は未だ暗中にて探し続けている。 希望の所在、私が知

          黯然銷魂

          さらばネットよ

          私はしばらくここを去ろうと思う。 今日は一日中ネットを見ていたわけだが、これじゃあダメだ。 俗に言いう、「デジタルデトックス」なるものを始めようと思う。 期間は無制限。 だがその前に今日思った事、否、怒った事について書こうと思う。 日本の恋愛情勢においては、確実に女が優位である。 こんな事を言うと方々から非難の声が挙がると思うが、これは事実だ。 なぜか。 それは男が女に阿諛追従(媚び諂うこと)するからであり、そのせいで女がつけあがるのだ。 客観的に世の中を見

          さらばネットよ

          苦渋

          何から書いたらいいだろうか。 私は今孤独の極地にある。 バイトでも学校でも、交友関係はほぼ0。 人は他者との交流を絶った時自分を失う。 こんな状態で、何が私を繋ぎ止めるというのか? 久しぶりにptpを聴いて思った。 ああ、俺は中学時代から何も変わっちゃいない。 完全に、あまりにも完全に同じなのだ。 私は中学生の頃そのままの気持ちでptpを聴いた。 今や私はアーティストとしか対話していない。 私という人間は、もはやいないと言っても過言ではない。 いや、いて

          夕刻、憂国

          駅前にチェロ奏者がいた。 ヘッドホンでpublic image limitedを聴きながら大学へ急いでいた私だが、足を止めないわけにはいかなかった。 間近で聴くチェロの音色に聞き惚れていると、ふと気づく。 私以外誰も聴いてない!!! ああ、この国にはもう足を止めて音楽を聴く余裕さえないのか! 後から人は来たが、爺婆のみ。 若い連中は皆どこかへ向かって急ぐのみだ。 これが利己主義の成れの果てだ。 効率や合理を追求すれば、芸術は唾棄すべき時間の無駄だろう。 だが

          夕刻、憂国