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深夜、病室。

深夜3時、目が覚めた僕と一夜限りの出会い
お腹空いたな、本を読もうか、時を書こうか、お菓子はさっき食べたな
電気をつけない大部屋で
僕は、瞳を開いたり閉じたりしながら輾転反側
宵の淵だなんて言葉の意味を考えてみたり
明日は早速ペンを握ろうだとか
さっき見た夢の話だとか
他愛も生産性もないというならそうだ、
けれど僕にとっては大好きな話を僕らは小一時間楽しんだ
忘れるってことは重要じゃないのかもしれない
でも忘れたくないって思うくらいには大切で、
でも明日の朝唸るのも嫌だから
「大丈夫、忘れてもいいよ」
そう言って僕らは解散した

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