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孤独感を越えての向き合い~対人関係と自信の無さ~



先日、長年の堅く強固な囚われ、思い込みが、自分の心身から外れた事は、自分が自由になった反面、窮屈ながらもそれまで自分を包んでいた物がいきなり消えて無くなったような拠り所の無さ、頼りなさを感じさせました。
それから、人の考え方や捉え方、価値観などは、千差万別で、本当に1人1人が違っていて、何が正しく、何が間違っているかなんてわからない...と感じた事。
自分の人生に、もしかしたら意味が無いかもしれない...と感じた事。
それらが、一瞬の虚しさと不思議とその先の自由へ繋がる感覚を感じさせました。今まで長年課せられていた心身の内側の制限から解放されて、これからの生き方は、自由で、すべて自分次第なんだと思わせました。
その、すべてが自分次第...という自覚は、1人きり、という感覚に繋がりました。
この広い世界に、私は1人なんだな...と感じました。
もちろん肉親との繋がりや、今の家族との繋がりも、私が日々関わっている人達との繋がりがある事もわかっていました。その上で、私は1人だと感じ、人は誰も皆1人...と思いました。
人は、誰も、1人で産まれて1人で逝く。
生きている、生きて行く、という事は、そういう現実も、そういう感覚を感じるという事も当たり前に受け止め、受け入れて、時を過ごしていくものなんだな...と思いました。
冷静に、受け止めながらも、誰との繋がりも感じられない時が訪れて、寂しさがやってきて、孤独を感じた時間がありました。その寂しさを感じ、ひと時孤独感の中で身悶えしながら涙を流し、そんな時間を通過して行きました。
きっと、誰もがこういう時を経験して生きていると思いました。そして私は、内側の私がいつも一緒にいると、そう思いました。



そして、その後、やはり'自分'という物が、重要なんだ、大切なんだと思いました。
生育環境から、確立した揺らがない'自分'という物を作る事が出来ずに生きてきてしまった私にとっては、'自分'をしっかり持つという事は、とても高い山に登るようにも感じました。
でも自分の内側と向き合った事で、自分の大切さに気づいてきました。
幼少期から今まで、辛い出来事に耐え、我慢したり過剰なまでに適応して、自分の精神状態を守って、自分が生きられるように、自分を1番に支えてくれていたのは内側の自分でした。自分に感謝して、これからは自分を大切にしていこうと心に決めて誓いました。それからは、いつも、内側の自分の声を聴いて大切に一緒に生きています。
今まで確立した'自分'を作ってこられなかったのなら、これから育てていけばいいと思いました。
現実的には、今まで生きてきた今の自分がいるので、今の自分に必要な部分を精査しながら補っていく事、間違った思い込みは直して、歩んで行く事だと思いました。



向き合いをする中で、興味を持った事がありました。
その学びの為に書籍を購入して読み、迷った末、ある事を行動してみようと思いました。
直感的には動いてみようと思ったものの、その後思考が働くと、その最初の気持ちに水を差し、
...そんな事動いてみてどうするの...?...何になるの...?...また人と関わるの...?...やっぱり辞めたら...?と、
自分で自分を引き止める気持ちが湧きました。ここ最近、何度も内心迷っていました。


私は今まで、何かをしようと思い、特にそこに対人関係があると、自信の無さと、不安を抱きました。
原因は、幼少期からの生育環境にあるだろうと思いましたが、その中でも何が原因なんだろうと、考えました。何かがある、と感じました。
自分自身の内面と向き合う時は、何回目でも、やはり辛さを伴う気がします。


辛さを感じる事が強く、なかなか向き合えない時もあります。そんな時は、無理せずに、考える事を避けて、自分自身を休めます。
でも、私は、休んだ後は、感情が自然と動き、
さぁ...大丈夫?じゃあ考えようか...、感じようか...と言われるかのように、大きな流れがあるかのように、導かれるかのように、自分自身と向き合う事になります。
待ってはくれるけど、避けては通れない感じ、に思います。
向き合って、乗り越えて行きたいけれど、今回は、なぜか、余計に、今までで1番、向き合う事が辛いと感じました。もう、嫌だ...待って...疲れた...と感じました。
自分をゆっくり休ませました。
諦めたくない、という気持ちには、変わりがありませんでしたので、空いた時間に少しずつ、無理はせず、休みながら、向き合い、考えて、感じていきました。
自分が何かをしようと前に進むためには、きちんと乗り越えなければ進めない。自分に影響を与えている原因を探ろう、出来る範囲で思い出してみようと思いました。


私のこの人生に、大きな影響を与えたのは両親、幼少期からの生育環境です。
ただ、思い出していってみると、影響は、両親家族からだけではなく、私が関わってきた沢山の人からも、影響を受けている、と思いました。
学校の先生、同級生、友人知人、親戚、ご近所の人など、思い出すといろいろな記憶が浮かびました。
全てを回想した訳ではありませんが、思い出した範囲の様々な要因、たくさんの原因が重なり、合わさり、私に影響し、私の今までの人生になっていると思いました。
拗れた生きづらさ、に向き合ってきました。
外からの要因、原因は、沢山ありますが、それら全部を1つ1つ振り返り、感じきり、紐解いていく事は、容量的に難しい事だと思いました。限界を感じました。
もう、原因に何があったとしても、私の人生に責任がとれるのは私だけ、それは私にしか取り組めない事だと思いました。
今までの、私を生きづらくさせた原因、それが例え外側からのどんな事が原因であっても、もう私の内側外側、全部の責任をとっていくのは、私自身なんだ、と思いました。
ただ、無理はしなくていい、ともわかっていました。
そして、必要だと判断したら、医療機関、カウンセリング等を利用しようと思いました。



対人関係と、自分の自信の無さと、不安を感じる理由を考え、感じました。
機能不全家庭で育ったAC(アダルトチルドレン)の私は、家庭では父親の顔色を窺っていい子を演じ、
同時期(小学4年以降くらい)に小学校で、既に(虐待の影響により)自分の感情に気づきにくく表現出来にくくなっていたため、関わる先生や友達から、誤解される事や怒りや批判に脅え、評価を落とさないようにと、失敗する事が無いようにと、無意識に、周りに適応して振る舞っていた気がします。
家庭で自己が承認されないので、学校でも承認されない事には耐えられない、学校でくらいは(作った自分であっても)自分の事を承認して欲しいという気持ちがあったのではないかと思います。
その後もその上に積み上げた自分で生きて、
学生時代の私は、父親の支配下で生きる、そこで生き延びる術でそうなった、自分の感情に蓋をして気づかない、故に感情表現も乏しい、友人曰く何も自己主張しないフワフワした私、でした。
社会人になってから以降は、無意識に、周りの空気を読み、周りの誰かに合わせる事が優先でした。
つまりそれは'自分'が無い状態で、結果ある一定時間が経つと周りから、何を考えているかよくわからない人認定されてしまい、人間関係をリセットする事になる、その繰り返しだったと思います。


私自身は、悪気は無く一生懸命なので、なぜそうなるのかわからないと思いながら、でもきっと自分が悪いんだと、自己肯定感が低い故に思い込みました。
職場だけではなく、それは、その後家庭でも、PTA役員等の人間関係でも似たような展開となり、そういう事が繰り返されてきたので、いつからか、私が関わると、いつも誰かに嫌な思いをさせてしまう、いつも誰かを傷つけてしまう、という気持ちを持ちました。
もう誰も傷つけたくない。
傷つける位なら最初から誰とも関わらない。
私が持つのは、最小限の人間関係にしよう、という気持ちで過ごすようになりました。
前職を退職した後は、特にその気持ちを強く持ってしまい、その後、誰かを傷つけたり、迷惑をかけたりして、自分も傷つく可能性がある環境、状況を回避している私がいました。
そんな自分自身になってしまっていたので、
現状以上の事はきっと私には何も出来ない... もちろん自信も無い...と、
もしもまた、自分にも何か出来るかもしれないと純粋に思い、万が一対人支援に携わったとしても、
また、同じ事を繰り返してしまい、自分が自分の内面的な問題が理由で支援を続けられなくなる事で、関わった誰かを傷つけてしまい、また自分も傷つくのではないか...、
努力しても、再びそういう状況になってしまい、
...ほら...やっぱりダメだった...と、そう思うような事になるのではないか、という事が強い不安と恐れになっていました。
今までのそういう事を思い出し、その時以降に味わった気持ちを思い出しながら、自分の無力感を感じて眠りました。



翌日の早朝。目覚めてすぐ、なぜか、考えました。
自信は必要なの...? と。
ゆっくり思考が動きました。
自信は、あっても、なくても、いいんじゃないかな?
 ... え?... と思いました。自動思考のようでした。
自信なんて、自信は、持たなくてもいいんだ...
自信が持てなくてもいい...
だってもう、自分がここにいるでしょ。
自分自身がここに存在してるでしょ。
それで、それだけで、いいでしょ。
それだけで、いいんじゃないかな?
私も、そうか...それだけで...いいのかもしれない...、と思いました。
急に、感じたというか、頭の中に巡った事で、少し不思議な感覚でした。まだ、よく理解していないながら、1つの気づきでした。
向き合いの途中の事でした。




お読み頂き、ありがとうございました。





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