Step by Step　12月28日 ■□やっぱり、祈りは聞かれる□■

　何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。ピリピ4章6節


　“祈りは聞かれます！”しかしこのフレーズを正しく理解していない人が意外と多いようです。“祈りは聞かれる”と聞くと、“何でも願った通りになる”と誤解している人がいます。もし全世界の人の祈りが、全部その通しになってしまうとどうなるでしょうか。世界は大混乱に陥ってしまうに違いありません。

　それでも、“願った通りにならないなら、祈る意味が無いじゃないか…”と思う人もいるかもしれません。そう思う人はそもそも“神とは誰か？”“祈りとは何か"を誤解しています。神はアラジンの魔法のランプから出てくる妖精ではありません。
　神は召使いでなく、天地を創造された全ての統治者であり、私達の命さえも神の許しのもとにあるのです。
　祈りとはこの神と私達との人格的交流です。決して自分の願いを押し通す道具ではありません。ですから私達の祈りにどう答えるかの決定権は、私達にあるのでなく神にあるのです。

　“祈りは聞かれます！”が、神の聞かれ方には3種類あることを知っておくと良いでしょう。

①Yes!…そうしてあげよう。
②Wait! …そうしてあげるけど、今じゃない。待ちなさい。
③No! （I have more better plan for you.）その祈りの内容はあなたにとって
相応しくないよ。あなたのためにもっと良いことを計画しているんだけど、受け取ってくれないかい。

　神は私達の祈りを全部聞いてくれていて、上記の3種類で応えてくださいます。Noも祈りの応えなのです。ただNoの場合には、必ず神がもっと良いことを計画してくださっています。だから神が用意している計画を私達が感謝して受け取っていく姿勢が大切になってきます。

　祈りは神との人格的交流だとお伝えしました。ということは、祈りはカウンセリングにもなるのです。心にあることを全て神に聞いて頂くのです。感謝なこと、嬉しいこと、願っていること、怒り、疑い、悲しさ、心配、混乱、神への不信感なども。私達の心にある全ての思いを神に話し聞いて頂きましょう。神にそのように祈ることによって、不思議なことに私達の心は浄化され、神の平安が私達の心を満たすようになります。そうなると私達の祈りの内容が変わっていくのです。やっぱり、祈りは聞かれるのです。


■祈り■
　神よ、祈りを通して神と交流できるという奇跡を感謝します。この奇跡をしまい込んでしまうことなく、毎日使うことができますように。イエスの御名によって、アーメン。

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