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テモテ牧師のエッセイ

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2019年8月の記事一覧

キリスト・スタイル

キリスト・スタイル



 キリストが活躍している時、人々特に社会的地位のある人々は、キリストに対して根も葉もない噂話・悪口を言いふらしました。彼らのそのような言動はキリストへの嫉妬のゆえでした。キリストがそのような噂話・悪口に対して言われたことはこうです。「知恵の正しいことは、その働きが証明する」。そしてご自分の使命に邁進されたのです。これが噂話・悪口に対するベスト対処です。

 勿論、噂話・悪口に対して自分の立場を

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心の空洞の声

心の空洞の声



聖書には「人は神のかたちに創造された」と記されています。「神のかたち」とは外見のことではありません。私たちの内面のことです。私たちの内面が“神のかたち”なのです。

 では、内面が“神のかたち”であるとは、どういうことでしょうか?携帯電話には電波を送受信する機能が内蔵されていて、電波さえ飛んでいれば地球上のどこに住んでいる人とも話しができます。

同じように、私たちの内には神と

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誘惑について

誘惑について



マルチン・ルターが誘惑について記した言葉を思い出します。「頭の上を誘惑の鳥が飛び回ることは、だれにも避けることができない。 しかし、その誘惑の鳥が、髪の毛の中に巣を作ってしまうのを防ぐことはできる」。

 面白い譬えです。誘惑に会うことは避けられませんが、誘惑に陥らないようにはできます。

 この世の中は誘惑だらけです。たわいもない誘惑から深刻な誘惑まで。今日は誘惑について投稿します。相当力が

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悪魔を喜ばせるな❗️

悪魔を喜ばせるな❗️



 神を認める人はいても、悪魔を認めない人がいます。聖書を読むと、確かに悪魔は存在し、また歴史を振り返っても、悪魔がその背後に存在してるとしか思えない狂気な出来事が起こっています。

 悪魔の目的は、私たちを滅ぼすことです。そのために悪魔は巧妙に働きます。悪魔は私たちの偏った考えや感情を煽ることによって、私たちを操ろうとします。

 例えば…
 これこそ絶対的真理だと信じ込む情熱的理想
 正義感

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神のささやき、悪魔のささき

神のささやき、悪魔のささき



高尚な学術的な議論にせよ、夫婦喧嘩にせよ、ついつい感情的になってしまって「自分が勝つか、相手が勝つか」というレベルに低下してしまって、意地の張り合いに展開し、相手の弱点を突き刺し合うことになってしまいます。そうなると、勝った方も負けた方も、苦々しい思いを抱いたまま、それなりの妥協点をつくって終結することになります。

本来、人間同士は敵対する間柄ではなく、協力し合う間柄であるべきです。特

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人生に無駄はない

人生に無駄はない



 人生に意味を与えるものは、自分が獲得したもの以上に、人に与えたものです。自分のために獲得したものは自分の存在が無くなると共に失われてしまいますが、人に与え、人に尽くしたことは、自分の存在がなくなっても人の心にしっかりと残ります。

 自分の利益に結果的に繋がらなかったことを“無駄だ、むなしい”と決めつける風潮が現代社会にあります。しかし、結果的に自分の利益に繋がらなくとも、その努力は私た

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インフルエンサーとして生きる

インフルエンサーとして生きる



 こんな経験ありませんか?緊張感ある部屋に入ると、ピーンと張り詰めた空気を感じて「まずいところに来た、早く出よ」って思ったこと。緊張感漂う空気は見えないけれども、私たちの心はそれを素早く察知して、その空気にあった体勢を作ります。

 幼い子供は、この人は近寄っても大丈夫な人、この人は近寄らない方がいい人というのを敏感に感じ取り、人によって態度を使い分けますね。

 本文にあるように「心と心は響

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祈りと問題解決

祈りと問題解決



 今日の本文は問題解決のためのなかなかの知恵ですね。

 自分のことや家族のこととなると、プライド、こだわり、好き嫌い、世間体、過去の傷、意地っ張りなどの余計な感情が絡んできて、問題を客観的に捉えにくくしてしまいます。ですから本来の問題は単純なことであったはずなのに、いつの間にやら複雑なことになってしまいます。

 そんなとき、自分の問題や家族の問題を、同じ問題を抱えた友人からの相談として受け

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凡事徹底

凡事徹底



 若い時は、ド派手に目立つことで人々の注目を集め、成功を手にしようとします。それも悪くないのですが、ある程度の年齢になると、ド派手で目立つ
ことよりも凡事徹底のなかに成功の秘密があることに気づきます(ド派手なことをするのがしんどくなっているということもありますが)。

 凡事ってなんでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。

 あいさつ。感謝。困っている人がいれば助ける。嘘をつかない。約束を

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命より大切なもの

命より大切なもの



 敢えて本文そのものを書き記します。

 殉教と聞くと/「命より大切なものなどあるはずがない」/という人がいます。/ですが、命より大切なものを/見つけられずに生きることは、/本当に幸せなのでしょうか。/命より大切だと思えるものを見つけたとき、/わたしたちの命は輝き始めます。

 僕が小学生の時、先生から「自分の命より大切なものはない。自分の命が一番大事なんだよ」と何度も教えられた記憶があります

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聞くということ

聞くということ



 「無知の知」とはソクラテスの有名な言葉です。自分は無知な存在であることを知ることから学問が始まるということなのでしょう。

 「話すことは技術、聞くことは器」です。人の話に耳を傾けられるのは、その人の器の質や大きさを示します。本文のように“そのことは聞いたことがある、知ってる知ってる”と思って、話しを聞かないということは、知っているという状態から何も成長しないことを意味します。人の話を聞ける

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シンプルライフの秘訣

シンプルライフの秘訣



 シンプルライフの秘訣。それは人生の目的を明確にすることです。人生で最優先することをちゃんと分かっていることが大切です。

 人生で最優先すること。聖書はこう教えています。

①神を愛する
②自分を愛する
③隣人(縁ある人たち)を愛する

ということです。3つの愛の関係です。

 日本では仕事や使命のために家族を犠牲にしてきたことが美談とされることが意外とあります(家族なら犠牲にすることがあっ

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ありのままを受け入れられる



 「受け入れられることによって受け入れることができる」。理屈は分かりますが、ありのままを受け入れられた実感はなかなか難しいのではないでしょうか。

 「ありのままで受け入れられる」体験には、一つの前提が必要かもしれません。それは「こんな自分が受け入れられるはずがない」という状況です。

 自分でも想定外の失敗や罪を犯し、それまで無意識に作ってきた対外的、対自分的なイメージが崩れてしまった状況で

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人生の主人公として生きる



 聖書にはこういう言葉があります。

 ***あなたの目は、まだできあがらないわたしのからだを見られた。わたしのためにつくられたわがよわいの日の/まだ一日もなかったとき、その日はことごとくあなたの書にしるされた。/神よ、あなたのもろもろのみ思いは、なんとわたしに尊いことでしょう。その全体はなんと広大なことでしょう。/わたしがこれを数えようとすれば、その数は砂よりも多い。詩編139篇16-1

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